みやしたの気まぐれblog

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富山への夏旅行 その6「関西電力黒部ルート見学会:中編」

2012-08-08 21:05:14 | 乗り鉄
8/1-3で富山方面へ行ってきた旅行シリーズ、8/2の関西電力黒部ルート見学の続きです。 黒部峡谷鉄道の終点、欅平から一般人の入れない関西電力黒部ルートに入り、トロッコで欅平下部駅へ行って、竪坑エレベーターで欅平上部駅へ。欅平上部駅から外の風景を見た後は、再度トロッコに乗車します。ここからのトロッコは、関西電力上部専用鉄道と称する線路になります。「高熱隧道」という小説を読んだ方はご存じでしょうが(すいません、私は読んでません)、黒部川第三発電所建設のために戦前に作られた線路がこの関西電力上部専用鉄道の欅平上部ー仙人谷の間になります。高熱隧道とは、黒部川第三発電所のための仙人谷ダムを建設するために、欅平側から掘り進んだトンネルで高熱の岩盤にぶつかった場所です。この岩盤の温度は諸説あるそうですが、160℃以上にも達したそうで、ダイナマイト工法で岩盤を砕こうにもダイナマイトが自然発火してしまうと言う惨事が続き、工事全体の合計で300名以上、雪崩で80名以上(これも戦災で資料が焼け、正確な人数が不明とのこと)の死者を出したのだそうです。この高熱隧道(現在は40℃程度とのことだが、もう少し暑そうにも感じた)を通れるという非常に貴重な体験をすることになりました。 . . . 本文を読む
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