田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

GWの旅03

2009-05-11 21:08:00 | 飯田線の旅
 前回の記事のコメントで、局長が駅前にある蒸気機関車について言及していたが、駅前の道を挟んだ反対側にC58が静態保存されている。こいつは二俣線時代に活躍した機関車なのだそうだ。公の予算が使われているのか、保存状態も野ざらし車両よりましだ。今暫く野ざらしにおつき合い願います。

 青い寝台車は「ナハネ20 347」と車体番号がある。僕は車両については余り詳しくないので、何でも良く知っているみやした君が解説してくれるのを待つとしよう。見た感じ塗装の痛みも少なく、退色もない。ボランティアが定期的にメンテナンスをしているようだ。



 方向幕を見ると「さくら」のB寝台だ。なぜこの路線にブルートレインの車両が中途半端に1両だけ紛れ込んだのだろう。そう言えば寝台車ではないが樽見鉄道で見たブルーの客車は塗装も褪せて白っぽくなり、錆が浮いてぼろぼろだったのを思い出す。あれは悲しい姿だった。それに比べたら遙かにいい状態で保存されている。保存活動をしている人の努力なのだろう。



 こちらは「キハ」の全景写真。見ての通り多少塗装の浮きは見られるが、野ざらしであることを考えれば、非常にいい状態だ。赤系統の塗料は退色しやすいが、綺麗にエンジ色が残っている。



 見ての通り、「キハ20 443」だ。後で聞いたところ、局長によると国鉄時代にここにあった車両が、JRを経て、現在の第3セクターになった後も取り残されたとの事だ。JRから車両台を払えと難癖付けられた経緯もある(らしい)と言っていた。



 もろ逆光の中、正面から。さすがに左上にフレアが出ている。現在使用している天浜線のレールのすぐ横だが、ロープで仕切って囲ってあり、動くことはない。



 古い車両にはなぜか哀愁がある。しばし見学したら、次の目的地に向かう。