田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

GWの旅10

2009-05-23 21:00:00 | 飯田線の旅
 出馬の次は上市場駅だ。この駅間は極めて短く、車でも数分で移動できてしまう。
駅の近くに清流荘という宿があるほかは、民家が何軒もある小さな町だ。駅は見ての通りの片面ホームのみで、開放型の木造待合いがあるだけだ。この駅は駅自体は実に平凡な作りだが、入り口が変わっている。



 これがその入り口。石段や鳥居があって、まるで神社の入り口の様だ。知らなかったらこの奥に駅があるなんてちょっと分からない。



 鳥居を潜って少し進むと踏切がある。ここを右手に曲がるとすぐにホームがある。
実は、踏切を越えてまだ進むと、写真の丁度中央あたりに小さく写っている建物に至る。それが神社だ。つまりこの道は神社への参道で、駅はその途中にあるって訳だ。



 ホーム上の待合いは今時の飯田線では時代遅れの木造で、昔から変わっていない・・と思ったら、横の窓のような部分に筋交いが入っている。その土台部もコンクリートの基礎が打ってある。これは明らかに耐震補強工事だ。この規模の木造立て屋にこれだけの耐震補強とは贅沢だ。



 駅横の撮影ポイント。かつてトロッコファミリー号や珍しい編成の列車が通るときは撮影者が鈴なりになったものだ。



 さて、すでに撮影済みの駅を幾つかをとばし、中部天竜駅に向かう。