田切通信

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ミリタリーキャンプに行くのだ

2024-09-13 12:10:59 | その他

 来る9月20日(金)~22日の3日間、軽井沢で東日本で(多分)最大の野外ミリタリーイベント「MVG」が行われる予定です。そこで自分たちもこれに参加してミリタリーキャンプ、いわゆるミリキャンを楽しむ予定で現在着々と準備中です。一口にミリキャンと言っても多種多様で、なんか軍隊っぽい道具立てでキャンプしますと言うのもミリキャンだし、かなり本格的に軍用の道具を揃えてやるのめり込み派の人もいます。まあ、最近キャンプ場に行くと、やたらとODやブラウンやカーキ(最近はコヨーテと呼ぶらしい)のワンポールテントばかりで、「何だミリキャンの大会でもやってるのか?」って感じなので新鮮味はないかも知れないです。


 で、MVGはミリタリーイベントなので、そこでのキャンプは「リエナクト」「ヒストリカル」と呼ばれる少し敷居が高いものです。言葉の意味は大雑把に「歴史の再現」になるでしょうか、ミリタリーの歴史を再現するするのが基本的な決まりで、宿営用の道具から、参加者の着ている服まで、ちゃんとそれらしくしよう!と決められています。何で「それらしく」かと言うと、本物の道具類が揃わないからです。例えば参加する歴史の設定(想定)が第二次世界大戦での連合軍、ドイツ軍としたら、それは80年前。少し時代が進んだベトナム戦争でも50年以上前になるので、道具類や服など既に古着を通り越した骨董品で、実物はほぼ手に入らないか、あっても極めて高価かつ損傷もあって実用に適しません。可能かなぎり実物を使うのを追及はしますが、大部分は複製品(レプリカ)を使うことになります。これだってかなり高価ですが。

 そんな中で、どうしても当時物だけでは賄いきれない道具もあって、野営するために必要なので持ち込みますが、それらその時代に無い物は「オーパーツ」と呼ばれています。禁止ではないけれど、場の雰囲気を損なわないために出来るだけ見えないように工夫して使います。
 さて前置きが長くなりました。今日(9/13)本番で使う道具のテストをしてきました。もちろん「それらしい」宿営をするためにあれこれ工夫した物が実際に使えるかを現地入りする前に確認しておく為です。

 

 今日はタープの試験張りをしました。普通のキャンプなら薄くて軽い化繊のヘキサタープをちょいと張ればいいのですが、それはオーパーツ。だから当時物の米軍テントを2セット分繋げて屋根にします。

 最近流行っている軍用パップテントのバチ物の、オリジナル物(つまり本物)です。

 

 仮張りしました。ペグの位置など細部を修正して、張り綱にテンションをかけます。

 

 修正が終わって、テーブルをセットしました。テーブルは木製テーブル。これも軽くて小さくして携行できるアルミテーブルの方が便利だけど、それはオーパーツなので使用できません。

 

 屋根の下の状況です。軍用天幕なので生地が暑く遮光性がある。いい感じに日影が出来て雨除けにもなります。

 

 テーブル上の四角い箱は、カセットコンロをカバーして見えなくする為の自作機材です。カセットコンロは便利で使い勝手もいいですがオーパーツ。だから見えないように工夫して使います。

 

 こんな感じで上に鍋やフライパンを乗せたら、コンロが見えなくなります。折りたためるので小さくして携行できます。

 この他、寝るためのテントやらテーブルで使う食器とか、手間が掛かるヒストリカル用をいろいろと準備して本番に臨みます。



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