腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



「ROLEXの秘密、続きはまだか!?」と反響が全く無いのですが、メゲズにシツコクやりたいと思います。

ROLEXの秘密 その4。

今回はROLEXのマークについて。ロゴマークとかエンブレムとか色々言い方はありますが、写真のマーク。これ何だと思いますか?
ほとんどの人は王冠のマークだと思っていませんか?
諸説色々ありますが、実はこれ


“職人の手のひら”を表したもの  というのが定説です。

今日は凄くトリビアっぽい内容ですね。最近の本家フジTVの『トリビアの泉』がネタ切れなんでしょうか、非常につまらない。特にトリビアの種というコーナー。全く面白くないのでトリビアの種が始まるとチャンネル変えますもん。下らん投稿してきやがって!「これトリビアになりますよね。タモリさん」って。毎回TVの前で「ならん!」と言ってチャンネル変えます。どれだけ予算使ってるのか知りませんが、大掛かりな準備して!もったいない!しかも最近は番組の最初にやったり。あれは考え物ですよ。ね、タモリさん。

話がそれましたが、ROLEXがこれほど人気のブランドになった理由の一つにその“頑丈さ”が上げられるでしょう。確かに丈夫です。ROLEXが世に出るまでの腕時計は壊れやすいものだったのですが、そのイメージをROLEXが払拭しました。事実、1950~80年代のムーブメントは精度や耐久性において他の追随を許さないほど優秀なものが多く、アンティークROLEXが今も現役で数多く残っているのが何よりの証拠でしょう。
では、現行のムーブメントはどうか?
実はここだけの話、耐久性は昔に比べて劣っています。だいたい4~5年でどこかしら部品が劣化してきてメンテナンスを必要としなければいけないようになっています。確かにロービートからハイビートに変わり、部品の消耗度も上がりましたが、60年代、70年代の機械は頑丈すぎて修理に来るお客さんがほとんどいなかったらしいです。
現在のROLEXという会社、新品をバンバン宣伝して新しい時計をドンドン買ってもらおう!というのではなく、どちらかと言うと修理やメンテナンスで儲けようという姿勢が感じられます。なので、ワザとではないでしょうけど、あまり長持ちのしないパーツを使っているように思えて仕方ありません。ワザとかなぁ?ワザとじゃないですよね。ワザとじゃないことを願います。

昔のような耐久性に優れた頑丈なものであれば私も欲しいなと思う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )