降って来るもの

写真と散文とぽえむ

木莬の智慧

2020-04-05 22:02:37 | 詩20

        木莬の智慧-ペース-

 

自分のペースで歩くのがいい

早くても遅くても

他人と比較しないことだ

自分の速度を知って

自分の間合いを取って

自分の都合に合わせて

進んでゆくのがいい

 

足を運ぶのも

inochiを運ぶのも

それがベスト

 

ただ、自分のpaceを知ることは難しい

高等数学の解答や

哲学の収斂や

人との相関図を描くより

数多の頭痛の種を生む

寧ろ、油断すれば

そのペースの探索が

生き抜く目的に成ったりもする

 

けれど、inochiのpaceのヒントは

木莬のように

凝視する深い視線の先の物事の

様々な有り様の業態にしか見つけられない

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僕と誰

2020-04-05 06:08:25 | 詩20

       僕と誰

 

書き物の中に僕が居て

野辺を移ろう僕が居て

想像の空海に潜む僕

刹那の歯軋りに悶える僕

ゆらゆら、過去から舞い戻る人影も有り

無人の荒野を耕す人物が見えて

流れ去るtokiの川を遡る者が居て

僕の正体は?

僕は誰?

ほんとうの僕は一体何処に居る?

 

僕の耳朶に届く声は誰?

僕の拍動をなぞってくれるのは誰?

コメント (2)
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