降って来るもの

写真と散文とぽえむ

詩15を

2019-09-29 22:16:32 | 満干の詩


詩15「満干のUta」を自費出版する3度目の告知です。

仏の顔も三度とか、二度あることは三度とか、三度目の正直とか・・

で、これが最終の”読み手募集!!”のです。

勿論のこと無料配布。

但し、届け先をトップページの極秘で伝わる”メッセージ欄”に躊躇なく記入してもらわねばなりません。

手続きはそれだけ。

※長年に亘り読者で居てくれる人から”アナタの詩はUtaだったんですね!”って。

その一言で、改めて気づかされましたよ。

空から降って来る音を、言葉の連環に換えて

僕のUtaにして奏でる演奏家なんだと・・

◎良かったら、ぼくのUtaを聴いてみませんか?

                 09/29 22:31 万甫



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満干のUTA.101

2018-03-09 07:09:31 | 満干の詩

                        Uta.101「小休止を」

 

kokoroを空にして

来るべきものに備えたいと

ここ暫くのあいだ小休止のように

 そうしてそれが

必要で必須の僕のitemのように

潤いの無の間に間が続いている

 

如何しても要るのだ

 

kokoroを熟成させる

煩いのない環境が・・

 

新しく孕まれようとするものが

純潔のままに育まれる土壌が・・

 

夜明け前の

深い深いdeepblueの神秘が・・

 

由や此のmama

幾日を漂泊しようとも

 満たされるための揺蕩いに

何の不足や不安や不満があろう

僕の立つ位置は

その不可視の移ろいの裡にこそ有る

 

それは若しかしたら

明日始まるかも知れぬ

 或いは若しかしたら

幾星霜を費やするかも知れぬ

けれど、僕はただ

kokoroを空にしてそのtokiを待ち続けるのだ

                  03/09 07:08:09 万甫

 

 

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満干のUTA.C(100)

2018-03-05 22:51:58 | 満干の詩

                      Uta.C(100)「無」

 

無に為れば

微かに渡る風にだって

成れそうな気がする

 無に為れば

 イノチをくるむ粒子にだって

 成れるかも知れない

この大自然の

深い沈黙の更に奥まで

潜ってゆけるかも知れぬ

 生滅の仕組みを超越した高みへ

 昇って行ける!

 そんな気もする

無に為れば

曙の最初の陽射しにさえ

成れそうな気がする

 心と身体と

 ZERO GRAVITYになれば

 きっとフリーダムは果て無い

 

何を煩う?何を悶える?

何に悩む?何に苦しむ?

 

誕生の瞬間から

ヒトは

無上の在処を求めて生きる

それ故に煩悶し苦悩するのだ

 それだから無は

 生きるための

 唯一無二の命題かも知れぬ

無はそれぞれのイノチに随行し

その有り様は

それぞれの語り口で伝承されてゆく

 

空は無を語らぬ

蒼は無を教えぬ

滴は無を内包し

光は煌めきの中に無を隠す

 それ故それぞれの無は

 それぞれの一生をかけて

 贖うべきものに違いない

約束無しの

答え無しの

存在無しの

 宿題を担って誰も彼も

 各々に割り当てられた提出期限の

 イノチを生きるのだ

 

僕は今朝futo

そんな無の足元を覗いたような気がした・・

03/05 22:50 万甫

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満干のUTA.99

2018-03-05 14:57:12 | 満干の詩

                       Uta.99「結ぼれ」

 

ただ闇雲に

そんなに大勢の人と

出会いたい訳でもないのだ

決して

 

胸に同じ音で共鳴する

 音叉を持つhitoでなければ

心に同じ供物を盛る

器を持つhitoでなければ

 想いに何時でも寄り添える

色合いが無ければ・・

哀楽の何所かを自ずと共有できる

容量のhitoでなければ

 

 選び選ばれ何時でも人生の何処かで

息衝くhitoでなければ

 そうしてやっぱり

其の儘の丸ごとで自由に交差する

愛しい情のhitoでなければ

 

ただ数多の人と

繋がりたいと願っている訳ではないのだ

決して

 

淋しいtokiに

触れ合えるhitoがいい

 哀しいtokiに

傍に居ると感じられるhitoがいい

痛いtokiにそれを分かち合ってくれる

 純情のhitoがいい

読みたいtokiに

自由をUtaってくれるhitoがいい

暫く息を潜めれば

 滑稽な程に狼狽してくれるのがいい

瞳を閉じて想いを飛ばせば

忽ち頭上に飛来する仲間がいい

同じ色合いで

 感情の波を塗分けできるのがいい

 

僕はただ単純に

人と巡り会いたい訳ではないのだ

 

この歳までに巡り合った

そんなhitoの数で

 僕の大方は満たされているけれど

この先の難しさや

厳しさや切なさを重ね合わせれば

愛しい縁のitoは

まだ足りないかも知れないので

 欲張って

細やかにあと幾許のそんなhitoと

結ぼれたい!!

03/05 14:56 万甫

 

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満干のUTA.98

2018-03-04 22:04:20 | 満干の詩

                     Uta.98「次のtitleに」

 

何だか一つのピークが

過ぎてしまったように

ただ吹き返しの冷たい風が

胸の空洞を拡げる

 

何にでも限りがあり

誰にでも分際があるから

changeは仕方のないことだけれど

この先に

新しい舞台が用意されているのかは

知り様がないから

それは

各々の生き様にこそ

係っているのかも知れないから・・

 

僕はいつも通りに耳を澄ませ

胸を平らかに耕しながら

心を研いで

ひたすら待つしかない

 

次のtitleに邂逅するまで

03/04 22:02

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満干のUTA.97

2018-03-03 22:23:17 | 満干の詩

                     Uta.97「別離のUtaを」

 

想像の牙を研げ

想像のチカラを貯えよ

 感性の触手を尖らせよ

 感性の鮮度を鍛えよ

想像の翼を設えよ

 感性の幅を膨らませ

意思の太さと強さを束ね持て

意思を操る強靭な意志を

意思を失くさぬ強かさを

 縁の糸を紡げ

あらゆる種類の縁yosugaを織り込め

触れ合う糸を鋼haganeに結べ

 何れ一人で旅立つなら

その時刻を遅らせる程の

せめて

別離wakareのUtaで華やぐのだ

03/03 22:22

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満干のUTA.96

2018-03-03 06:00:07 | 満干の詩

                   Uta.96「其処へ」

 

何時でも其処から僕の文言は起ち上がり

何時でも其処から

 僕の物語の粗筋が始まる

其処から

掘削機の最先端のdiamondのように

 未来の壁を削ってゆくのだ

 

何が掘り出せるのか

どういう価値が有るのか

何故已むに已まれないのか

全ては未知の明日へ

 

それ故とにかく

己がイノチの指図のままに

其処へ

誰も知らない其処が何処かへ

03/03 06:00:06 万甫

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満干のUTA.95

2018-03-02 22:14:21 | 満干の詩

                       Uta.95「minusを」

 

老いてゆくとは、きっと

思い通りに事が運べなくなる現象を

否応なく強いられることなのだ

 地位でも名誉でも

存在感の有無においても

思考の範囲でも密度でも

 若しかしたら、重要度においても

自分が考えているよりは

遥かにマイナスを具現化するのだ

 

些かの忍耐力と

或る程度の耐性があると自負できる

まだ、今の間に

抵抗力が残されていると認識できる

まだ、今の間から

その事の悲哀を軽度にしたいと

憂愁の日々の痛みに備えたいと

襟を正すのだが

 さりとて

その老いの現実は

まだ遥か先に有るように思えて

そう思いたくて、定かに直視できない

・・無粋の輩と同じ為体なのだ

 

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満干のUTA.94

2018-03-02 14:20:08 | 満干の詩

                     Uta.94「数多の欲から」

 

多種多様の私利私欲から

拘りを剥がすように

少しづつ

解放されてゆくという事

老いには

そんな身軽さへ導いてくれる

歓びも有る

必要でなくなった柵を

断ち切ってくれる

鋼のような切れ味も経験できる

もちろん

失くしてしまうには惜しい欲も

有るには有るけれど

雁字搦めの複雑怪奇から

自由になってゆく爽快さは

何物にも替え難いものだ

 

老いてゆくことで得られるplusも

天啓の計らいのように

確かに有る

 

なかなかに

その事に正対するのは難しいのだけれど・・

03/02 14:32

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満干のUTA.93

2018-03-02 06:30:30 | 満干の詩

                   Uta.93「毀損と瓦解と」

 

老いの感覚は

確かに

生き延びて来た幾十年の歳月を

生き抜いてきた己の姿を

少しづつ

鱗をはぐように

徐徐に

毀損してゆく恐れが有る

 

どんなに緻密に

組み立てて来た現実も

そのようにして得てきた幸福も

一瞬のうちに

瓦解させる恐怖も有る

 

生きるという事の

生きてゆくという事の

最後の課題は

恐らく

如何に老いと交わるかに有る

 

逸らさず、逃げず、恐れず、迷わず

学習し、復習し、試行錯誤して

その道筋を

見定めてゆくしかない

03/02 06:30:30 万甫

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