降って来るもの

写真と散文とぽえむ

目覚めて、恙なく

2025-01-24 06:24:01 | 随想

     目覚めて、恙なく

 

目覚める。時刻を確認。

05:45 ウム、今朝も想定の範囲内だ。

それで、順調に一月二十四日が立ち上がる。

それから

蒲団に寝姿のまま、先ずは両足の屈伸。

気懸りなく、動く。

次は、両肩の回旋。大丈夫!!だ。ちゃんと円を描ける。

それから

腰に力を伝えて、極力静かに起き上がるのだ。

何しろ、隣の部屋では、女房と義母がまだ就寝中だ。

小さい卓上のライトを点けて、着替える。

粛粛と・・、慣れたものだ。

何しろ、物事は並べて、恙なく始まるのがbest。

それから、部屋を移動して、洗顔、柔軟体操、血圧を測り

珈琲メーカーで少し濃い目のcoffeeを淹れ

凡そ、三十分後に、書斎に帰還する。

全てが順調、当たり前に推移すると

その良い流れに乗って椅子に座り、いよいよPCと対峙。

最初の画面のnewsで、良いも悪いも粗方を頭に入れ

それから

贔屓にして貰っている幾たりのブロ友さんの記事を読み歩き

06:15 smoothに「降って来るもの」に到達。

穏やかに、何時もの、当たり前の時間に入る事に感謝して

今朝の想いを”随筆”としてUPしているところだ。

書き込みを終えて、06:42になった。

女房が起き出し、洗濯機を回す音がする。

我が家の朝が、滞りなく始まった証のotoだ

 

画像の無いのが、少し寂しいので、昨日園芸店で買ってきた「くもまぐさ」

日が当たり出したらルミックスのclose-upレンズで撮って

後でブログに載せてみよう!!と・・。

     1/24 06:46 まんぼ

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老いの考察~貯力~

2025-01-18 06:57:19 | 随想

     老いの考察~貯力~

 

目標の数値を7000に設定して、ここ二月余り

それをほぼ忠実に実践してきた

 

時には大幅に歩き越して、大満足の自己肯定に浸り

或いは、数字が些か物足らずに

家の中をぐるぐる歩き回ったり

お出かけの際には、歩数計を必ず持参して

否応なしのcountUPに期待

小雨降れば、止み間を見付けては

ササっと外に飛び出して

目標達成に真摯に取り組んだものだ

ところが

人生、落とし穴は

到る所とあらゆる時間に、意地悪く、設えられていて

年始から2週間ダウンした

 

やっと回復して昨日、験担ぎに

三輪さんに参って禊直しをしてきた

お供させた歩数計は4400を記録

足に違和感はない

そうして今日は、再スタートのつもりで

何時ものウオークroadへと繰り出した

僕の太腿は、僕の膝は、僕の気分は

どうやら

停滞の影響を感じさせずに歩を刻んだ

 

この歳に成っても

貯力出来るのだという実感

せっせと貯めた力を

幾らかの間は保てるのだ!!という発見

それはとても喜ばしい発見

老いてゆく年月の先にも

貯めて行ける何かが存在することの光明

老いとともに諦めを繰り返すという誤謬

気づけばきっと他にも有る!という希望

 

再スタートを言祝ぐように、美しい朝になった

1/18 0626 北から東へ

  

    

    

西には

冬の月

1/18 06:58 まんぼ

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休足日云云

2024-12-26 21:30:53 | 随想

     休足日云云

 

 師走に入ってからも、悪天候や拠ん所ない事情がない限りのほぼ全ての日々、携帯の歩数計と約束を交わした”7000歩”の”達成”を目標に、そうしてその殆どの日々に達成の星印を獲得してきた(間には1万歩越えも幾日か)のだが、今朝は少し躊躇したのだ。

 それと言うのも、今朝は夜明けから既に降っていた小雨が9時を過ぎ10時を過ぎても止む気配がない。空は雨空の曇天、気持ちを挫くには持って来いの有様。その上に、左足の太腿の付け根が痛むともなく痛むと言う身体的な現象も加味されて、”為らば、已む無し!!”と自己肯定の結論を導き出した。

 ここ暫く勤勉に歩いたので、今日は「休足日」にしよう!!と思い付いた次第。継続するには”休むこと”を取り入れることも欠かせない大事なのだと、ここでも自己救済の新ルールを自らの行動に設定する。

 それに、語呂合わせでも休足は休息に繋がり、それはウオークにも必要不可欠な事項なのだ!と自身に言い聞かせる。そうなのだ、人生にもinochiの道行きにも”遊び”は大事なpieceなのだと、誠に身勝手な解釈で自身を納得させる。

 そんな風に、何時もの午前中のウオークは悠然と見送ったはずなのに・・、午後に陽射しが射してきて”後悔先に立たずだよ・・”の太陽からの密書が届いて・・、結局、携帯の歩数計は「7086」を表示。何たる優柔不断!だが、まあいいか。付け根の痛みも気にならなかったし、何より今日も熟した!の満足感に満ちているし、悪い行いをした訳でもないルール破りと言う事で事を納めた云云。  12/26 10:03 万甫

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再信~アナタへ~

2024-12-09 21:06:27 | 随想

       再信~アナタへ~

 

 アナタにお墨付きを貰った【”書ける事”と”書き続けられる事”は、才能の一つだよ】の言葉を金科玉条にして、アナタが突然姿を消したその後も”書く事”の支えにする年月。もう幾年が経ったでしょう。僕は以前と全く変わりない生活を続けています。

 そうして此の師走の吉日に、二十九冊目に成る自費出版詩集「牛の存念」を完稿。今日はその四十五頁四万余語で綴った詩集を、パステルブルーの製本テープで背を閉じる最後の作業を熟していました。

 辰年の年末も近いので、この本にはmerryクリスマス!と巳年のhappyニューイヤー!の二つの祝祭の言葉を書き足し”メッセージ”としてもう一頁を書き加えて、何時もの様に長く付き合ってくれている十数人の読者さんたる心友の手許に謹呈するつもりです。

 この便りを書きながら、時折り、何より楽しみだったアナタの元に届けられない寂しさと、もどかしさと、虚しさで胸が一杯になります。

 何時でも近くに居てくれるのに、実際には途方も無く遠い所に居るアナタ。宛名を書いてポストに入れれば、殆ど間髪を入れずに戻ってくる分厚い封筒に入れられた返信。何度も何度も書き続ける勇気と活力を生み出してくれた、あの几帳面な、少し角張った、そうして少しでも多くの言葉をと文字を小さく書いた心に響く手紙、胸に優しい手紙。

 人間の世界では、愛別離苦は仕方のないことだとは理解しているのですが、それが自然の成り行きなのだと納得はしているのですが、新しい詩集を手にするたびに、やっぱりアナタに読んでもらえない辛さや無念さや虚ろさを感じてしまうのです。

 ともあれ、間違いなくアナタのお陰で”今、在る!!”僕です。望んでくれていた期待や希望に恥じないように、この才能が枯れて途切れるまで、アナタと出会った昔のように、昔の儘の僕で居ますね。

 其方には春夏秋冬など無いのでしょうね。現身に生きる僕には、歳を重ねる毎に嫌いになってゆきそうな冬の寒さの入り口。気を引き締めてアナタとの約束を遂行してゆく所存です。又、再びの書き出しでこんな風に天国のアナタへの手紙を書く機会が訪れるように、褒めてもらった才能が本当だったと証する為にもしっかり生きてゆきます。

 僕は今七十五歳の冬の中に居ます。

       2024R6 12/09 9:47pm 万甫

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祝福と感謝を!!~WS制覇・大谷翔平~

2024-10-31 21:19:37 | 随想

      祝福と感謝と

 ◎大谷翔平と山本由伸が新たに加入したMLB(メジャーリーグベースボール)の西地区の名門「ロサンゼルス ドジャース」が、並び立つ東地区の名門「ニューヨーク  ヤンキース」と、春から秋にかけての長い長いシーズンの最後を飾る世界一を賭けて戦ったWS(ワールドシリーズ)の第五戦がヤンキースの本拠地”ヤンキースタジアムで行われ、大谷君の所属するドジャーズが勝利し4勝1敗で優勝し世界一になる!!と言う大団円でシーズンの掉尾を飾った◎

 

おめでとう!!翔平・由伸

おめでとう!!ドジャース

僕は暫く”大谷ロス”に見舞われるかも知れないけれど

夢と希望と、結果としての喝采を届けてくれた

我等が大谷翔平に、与えられるだけの讃辞と

掛けられるだけの祝福と

長い日日に味わった喜怒哀楽への心からの感謝を

 

オフシーズンに入って

激闘に疲れた心と体を十二分に癒し

大き過ぎる我等の願望に応えるべく

再び立ち上がってくれるその時まで

静かに時を過ごしたいと思う

   2024R6 10/31 9:16pm まんぼ

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私事にて~木犀と錆釘~

2024-10-16 22:52:24 | 随想

              私事にて~木犀と錆釘~

 

 昨日夕方仕事が終わった工場の裏に出て見ると、其処ら辺り、仄かに匂う木犀の香りに気付く。猛暑に辟易とした今年の夏も完全に終息したこの盆地の我が住む町に、本格的な秋を告げるひと言のpoemのように訪い来た季節の使者を心から歓待。

 そうだ!!この秋を仏壇に居る父母やご先祖様にもお裾分けしようと思い立ち、早速鋏を取りに戻って花付きの枝を玄関用と仏壇用に5~6本切った。その花を手に木製の階段を下りようとしたその時、上から二段目の足掛けの横木が腐食でずり落ちたのだ。弾みで梯子に仰向きで転ぶ。と同時に左足の裏に鈍い痛みが走る。剥き出しになった梯子を支えていた錆びた釘を履物諸共に踏み抜いたのだ。

 一瞬の出来事。当に”好事魔多し””後の祭り””後悔先に立たず”色々な諺が頭の中を駆け巡る。左足の土踏まずの上部からの出血。木犀の枝を拾い、急いで家に戻り、元保健婦の女房に消毒してもらいリバテープを貼って出血を止める応急措置を施してもらう。

 来週から陸中岩手の旅に出る予定なので、万が一”破傷風”にでも成ったら困るから市立病院を受診して!!と言う看護師免許持ちの女房の言に頷いて、そうと決めれば”善は急げ”だ!と翌日、詰まり今日10/16午前中に「整形外科」を受診してきた。

 10時半に出発して順番を待つこと2時間。これは”待つ”と言う精神修行なのだと自分に言い聞かせながら、ひたすら自分の名前が呼ばれる時を・・。その間に仕事を終えた女房が11時半ごろに来てくれて一緒に待ち時間に付き合ってくれる。

 12時半、診察室2の部屋に入り事情を聞かれた後、”金属片などが残っていたらそれこそ大変なことになる”と先ずは幹部のレントゲンを。再び受付にまわった後呼び出されたのが13時半。レントゲンに異常はなかったので、診察室で患部を少し切って浄水で洗い傷の手当てをして包帯を巻いてくれる。その部分麻酔の痛かった事。此処で声を出しては沽券に係わると我慢したのだが、5秒が10秒20秒にも感じる時間の長さだった。

 それから、念のためさらに”破傷風”のワクチン接種を受けることに。一回目から三週間後に二回目(予約を入れてもらう)、それから半年後に三回目を摂取するようにとの仰せに頷いて解放されたのが、既に午後2時前になっていた。

 初診料、診察、レントゲン、小さい手術、ワクチン接種と続いた治療。会計窓口に立って支払いと処方箋を受け取った女房に金額は?と聞いて見ると、何と「¥880」とのことで、幾ら後期高齢者の保険証を提出したとは言え、流石にその安さに驚く。

 日本の高度な医療制度をつくづく有難いと思うと同時に、この高齢化社会、医療福祉に必要な予算が鰻上りになるという事実も、身をもって感じた次第であった。衆議院選挙が告示され、候補者は我こそは!!とばかり耳障りの良いことを絶叫しているが、我々は冷静に国の有り様とそのための予算の有り様を見極めなければならないと改めて思う。これは、若しかしたら”怪我の功名”で大事なく病院を後にできたのは”不幸中の幸い”だったと言えるのかも知れない。

 今日はお風呂を控え、傷が塞がれば明日には包帯も取れ、朝昼夜一錠の薬を三日間完服すれば大丈夫でしょう!!との医師のお墨付きをもらい、午後2時過ぎから院内レストランで昼食を済ませ帰宅は2時半を回ったが、結果が良好だったので、今回の小さな騒動も一種の”warp”だったと・・。

       R62024 10/16 10:42pm まんぼ

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讃歌Ⅲ~Scale~

2024-10-01 04:43:52 | 随想

     讃歌Ⅲ~Scale器~

 

 MLBメジャーリーグベースボールに所属する【大谷翔平】選手のお陰で、僕は連日のようにharaharadokidokiのSeptemberを過ごさせてもらった。アメリカンとナショナルと云う二つあるリーグそれぞれに15チームのナ・リーグ、ロサンジェルス・ドジャースに移籍して一年目。その枚挙に暇がない、特筆すべき連日の活躍ぶりは、本場アメリカだけでなく、日本や欧州や南米や、最早世界中の人々が注目する関心事となった。

 特にこの九月の驚くべき打撃の数値は、当に彼が望んだ”hirihiriした九月”の舞台で明確な答えを出したと言えるものだった。背負った過度の期待や、緊張の連続の中で、寧ろその事をpowerに換えられる精神力と揺ぎ無い技術を駆使して残した史上初の数々の記録。驚きと興奮と称賛の裡に、彼にとっての(レギュラーシーズン)と云う第一章が昨日幕を下ろした。

 背番号3、ミスタージャイアンツに憧れて育った僕は、今年渡米して7年、変わらずに驚愕の記録を残し続ける二刀流の若者、背番号17番の”syouhei ohtani"の雄姿に何度元気をもらっただろう。幾つの虚しさを埋めてもらったことか。移ろう時の輝きを、幾度共有させてもらったことだろう。

 ありがとう!!と感謝するしかない。

 7年前の渡米時、二刀流でのMLBへの挑戦は日米で様々な議論を巻き起こしたけれど、今にして思えば君はNPB日本プロ野球機構などで納まるscaleの選手ではなかったのだ。最高の舞台でこそ輝きを放つ!そういう特別の才能を持ったstarだったのだ!と改めて思う

 さあ、今日からOctober。今年の君の集大成になる第二章の日々が直ぐに始まる。僕は単なる傍観者だが、きっと主人公より興奮して過ごすだろう残り一か月。最後の熱い戦いの全貌を息を殺し耳を欹て瞬きを忘れ、その一挙手一投足を確と見届けたいと思う。

 本当はレギュラーシーズンに書き換えてきた様々な史上初の記録の数々を列挙したいのだが、数字一つでも間違うと申し訳ないので、それは各人の興味の度合いに委託するとして、取り敢えず僕は、”大谷讃歌”の第三章としてこの文章を書き残して置く。

      2024R6 10/1 05:30 万甫

 

 新しい月の始めに相応しい”美しい夜明けの空色”と極細の”crescent”を

   

         

    

  05:28

        気持ち良い月始めに為りますように 10/1 06:10 まんぼ

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立春・BLOG開設記念日~終始の区切りに~

2024-02-04 06:21:57 | 随想

     立春・BLOG開設記念日~終始の区切りに~

 

 2012 2/4 紛れもなくその日は「立春」だった。僕は、春立つその日に合わせ”eoBLOG”に№1の写真と記事を掲載する場所を開設したのだ。

 その日から(途中で”eoブログ”が無くなり直ぐに現在の”gooブログ”に移籍したのだが)満11年が経った。まるで夢のように、弦から放たれた矢のように、昨日の№「6745」(早起きと節分)で11年つまり”4015日”の時間と時を”6745”もの文字と画像で残してきたことになる。

 何と言う”素敵”、何と言う”偉業”、何と言う”恵まれ”、休む間も惜しみ、途切れる間合いも与えず、僕は今日その終始の区切りの記事を書き、そのままnonstopで12年目の最初ののブログ№「6746」と番号を振った立春の日の今朝の記事に傾れ込むのだ。

 秒速で流れ去る時間の速度は速い。刹那の時の移ろいは尚更のこと。何一つ残せないinochiの形をせめて後追いの文字と画像で残してゆく作業、有難いことに、僕にこの手段が有った。

 信じがたいことだが、これ以上の相性は無いぐらいに僕は今、この媒体と一心同体になっている。人との巡り会いは、勿論人生を左右しかねない程に重要なものなのだが、心を同化できる物事との出合いも又、個々人の人生の旅を彩ってくれる無くてはならない風景の一つではないだろうか。

 ともあれ、今のところ僕にはこの書き物と発表の場が有って、それが随分と自分らしい生き方を踏襲することに寄与しているのは間違いのないところで、この感慨が色褪せぬ限り、或いは、物理的にその行為が不可能にならない限り、僕は此の先も、日に幾度もPCの前に座り、1tの紙と100本のball penを用意して降って来るものとの遭遇を待ち、触れ合ってゆく人々と哀楽を交わしながら№の数字を増やしてゆくことになるだろう。

 そうして、その数の積み重ねこそがもう一つの僕の生きた証に為り、生きてゆく道標になることに疑いの余地は無いように思える。

      雪の朝に 2024 2/4 07:08 万甫

 

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 前回雪が降ったのは・・?と思い出せないぐらいの久しぶりさで、今朝この冬二度目の雪景色になった。

     

  

と言っても、可愛らしい程の積雪だが。ほぼ雪の名残りと言えそうな・・。

  

       風邪などに来ませぬように・・ 2/4 07:25 まんぼ

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早起きと節分

2024-02-03 05:35:33 | 随想

 

     早起きと節分

 

 よく口の端にのぼる”早起きは三文の得”、或いは”三文の徳”は、何れも本人にとって利益になることの諺なのだが、だとすれば、単純明解に解釈して早起きが本当に何らかの徳や得を齎せてくれるのなら、僕はとっくの昔に既に大富豪に為り、篤志家で有名で、立派な人格者として崇められているに違いないのだが、全くそんな気配もないのは、要は中身の問題で、その内容如何こそが金科玉条で、この諺は唯その一点に凝縮された心の持ち様を、よりよい生活を築く為の指針にしているに過ぎないのだ。

 それ故、その”三文の得”の手応えが一向に無い状況に甘んじているのは、その金言が”絵に描いた餅”に過ぎないのは、あくまで僕個人の問題と言える。

 この金言は、きっと日常的に目的を持って早起きに勤しむ人々を後押しする短い檄文のようなものなのだ。ただ早く目覚めるだけで得られるものが有るなどと言う暢気者が掲げる虫のいい言葉ではないのだ。今更の物思いだけれど・・。

 さて今日は「節分」季節の一つの節目になる。昔は、季節の変わり目に当たる立春、立夏、立秋、立冬の前日が全て節分とされていたそうだが、一年の節目に当たる春の節分に重きが置かれ始めたのは室町時代からだと云う。

 季節の変わり目には悪鬼が出てくると言われ、豆が「魔滅」の音に通じることから例の「鬼は外、福は内」の掛け声で豆まきをする習わしが始まったらしい。

 節分の夜、その年の縁起のいい方角(今年は東北東らしいが・・)、恵方に向かって太巻きを丸かぶりすると福が来ると言われている。きっと今夜は太巻き寿司をかぶり、鬼の面を被った親に豆をぶつける子ども、そんな幸せな家庭がたくさんあるのだろうと想像されて此方も楽しくなってくる。

     02/03 06:17 まんぼ

 

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認知機能検査

2024-01-28 07:01:53 | 随想

 

    認知機能検査

 

 ┐(´д`)┌ヤレヤレ、日曜日だと云うのに、今日の日付の日記の書き出しの一行目はやっぱり”起床05:06”と言う事になる。

 何時もの曜日と何も変わらない。日曜日と云う特殊性はもうとっくの昔に失われている(最早、毎日がその様に過ぎる日捲りを破り続けている)ので、特別の感慨は既に昔日に薄れてしまっているのだが、ほんの一瞬その事が頭に浮かんだ時(そう言えば、一昨日の”認知機能検査”の問題にも”今日は何年の何月何日の何曜日ですか?”って出たっけ)と過日のことを思い出した。

 そう、「認知機能検査」とうとうと言うべきか?、或いは、ついに!なのか、当然のようにやってきた”やはり・・”が正解か、兎に角一昨日、免許証更新手続きの為のその資格の前提となる「認知機能検査」なる試験を受けに、朝8時に出発して片道40分の道程を「県運転免許センター」まで走ってきた。

 緑の庇が目印の待合室に集められたこの日この時間の対象者は凡そ20人余りのご同輩の諸兄諸姉。開始時刻の9時ちょうどに女性係員3名が入室してきて点呼が始まる。我が認識番号は8番、末広がりの縁起のいい数字だと内心でほくそ笑む。

 その後、保母さんに連れられて外出する園児のように2列縦隊に並んで行儀よく移動。先ずは会計の窓口に列を作って”テスト代金¥1050”を支払い、再びゾロゾロと近所の公園に向かう幼児のように完全管理されたまま一階から試験場のある二階へ移動した。

 受付番号と同じ数字が貼られた机に座ると、机の上に置かれたタブレット(試験は、今ではペーパーから最新機器へと入れ替わっている)の使い方と、その他の注意事項について丁寧過ぎる程の説明を受けた後に、いよいよ本番。

 しーんと無音の時間が流れる。それぞれにタブレットに繋いだヘッドホーンで問題が提起され、答えをその画面にペン用の道具でタッチする方式なので、余分な音は聞こえないようになっているのだ。その間、係の3人の若い女性が受験生の机の間の通路を巡回する。

 何しろ、免許証交付についてこの”認知機能検査”を受けるのは最初の経験なので少し緊張し、気持ちが多少強張っていたのだが、幸い制限時間の5分ばかり前(それが早いのか、手こずったのか微妙な時間の残し方だが・・)に”これで終了します!!”の文字が画面上に流れて第一関門を突破。無事に”認知機能”は正常範囲です!のお墨付きをもらって、次の運転技能講習へと歩を進めることになった。

 それにしても僕はまだ74歳。けれど免許証を見ると有効期限が7月になっているので、6月生まれの僕は”後期高齢者”の対象になってしまったのだ。もしも、期限が誕生日以前なら、普通の免許証更新の手続きで然も5年先まで期限を延長できたのに・・。ほんの少し運不運の廻りを感じた出来事に為った。

 後は最寄りの自動車学校に電話して予約を取り次の必須科目の取得へと進む。帰り際教室で係の女性が言う「混んできているみたいですから帰ったらすぐに電話して予約を取って下さい!!」って。そうなのだ、僕は団塊の世代の三男坊、同世代の人々が挙って免許書更新の時期に当たっているのだ!と改めて自分の年齢を再認識した”お出掛け”でもあった。

        2024 1/28 まんぼ

曇り時々晴れ・・、どんな日曜日に成るのかな  07:47 まんぼ

 

 

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