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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

ふるさと行脚~行脚のUta~

2025-03-14 06:31:55 | ふるさと

 快晴になった三月九日の日曜日、急に思い付いて故郷に向かった。冬の間酷寒のふるさとへ足を向ける機会も動機もなくて暫く無沙汰をしていたのだ。何しろ現住所から二里、八キロ離れた山中の本籍地は、現住所より間違いなく4~5℃気温が低いのだ。それ故今までも冬になると足は遠去かっていた。

 

時刻は14:30。苔生す村道には光と翳がクッキリと浮かぶ。

  

   

右に左に

    

 

     ふるさと行脚~行脚のUtaⅠ~

 

長い間無沙汰をしてしまうと

何だか、後ろめたい気分になるのだ

何故だろう?

きっと僕の心身の片割れが

この場所に棲みついて

そのsoulが

僕の本体に問いかけるのだ

 何日も、何か月も留守居をして

 気が咎めないのか・・?

 荒れる儘、廃れる儘

 放置しておくのか?と

強い東風にそのemotionを託した

ふるさとからの問いかけが

僕の鼓膜を震わせるのだ

 

僕は、居た堪れなくなって

何十日振りに、ふるさとへ行脚する

まだ動くものの気配とてない

酷寒の、片割れの棲家へ

 

  

  

   

 

     ふるさと行脚~行脚のUtaⅡ~

 

一行目を書き出せば

行脚のUtaは、淀みなく繋がる

 

僕の胸の何処かに、結び目が有るのだ

 

心が疼けば

僕はその糸を手繰って

何時でも、身と心を

この東の山の懐に在る

忘れ難いふるさとの全景に、連れ戻す

 

15:30まで一時間滞在して・・

  

巷に戻る

この山の麓に在所は在る

  

  

  山の日暮れは早い

    

 昨日午後ドジャースの一行が来日した。勿論、mainは日本人選手だが、報道を見れば愈々”球春到来!!”の実感がわいて気が弾んでくる・・  3/14 06:30 まんぼ

 

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ふるさと行脚~苔生す道を~

2025-01-27 06:22:44 | ふるさと

 過日、暫くぶりに故郷に帰って来ました🚘

 何しろ現住所よりは確実に3~5℃低い山中にある生まれ故郷。小さい頃には20軒以上あった集落は、今では、我が家を含めて殆どが空き家になってポツンポツンと寂しさの塊りに。現在は3軒の家に5人だけが住むという消滅集落に近付いている。

村道は苔生して、その上に周りの杉山の枯葉が溜まる。

まだ朝陽が射し込む

1/24 10:25

陰翳が彩る苔生す村道を

   

酷寒のふるさとの誰も居ない生家は”梅酒”造りに最適の”冷暗所”の貯蔵庫になる

誰にも会わない村中の唯一つの彩は”赤い山茶花”だ

  

   

 

     ふるさと行脚~幸福の残り香~

 

この苔生す道に入ると

何故だか、ホッとするのだ

 

遠い遠い、遥か昔に

往来した記憶が

安らぎの雰囲気を纏わせてくれる

 

きっと周囲に

幸せのauraしか無かった

貴重なひとときに戻るのだ

 

その時代から

幾星霜の日日を生き抜いて

僕はperiodへと向かいながら

ときどき、吸い込まれるように

苔生す、この道を遡る

 

僕の原点にある

幸福の残り香を求めて

本能のように・・

 

暫く残り香にくるまって・・、巷に戻る

    

何時もの事のように、安堵と虚無を両抱えに・・

 

さて、今日は夕方から雨になる予報。氷雨にならなければいいのだが・・。

1/27 06:22 まんぼ

 

 

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大晦日のUtaⅡ~ふるさと行脚~

2024-12-31 20:54:54 | ふるさと

     大晦日のUtaⅡ~ふるさと行脚~

 

12/31

08:42 東南の空の雲の隙間から漸う大晦の太陽が昇る。如何にも”冬の朝”だ🥶

  午後になって時折り日差しが漏れ、昼過ぎの温度計は10℃の赤線の上に。ちょうどお正月の門飾りを用意するという目的もあって、14:00 僕は”ふるさと行脚”に出る。

所々光が届かず

   

昼なお昏き道中も有って

やっと山懐のふるさとに・・

 

     大晦日のUtaⅡ~ふるさと行脚~

 

大晦日の午後、僕はふるさと行脚に向かう

 

其処には、何時でも周囲に

元朝を言祝ぐ飾り物が揃っていた

松竹梅は勿論、南天の赤い実も

紅白の山茶花も潤沢に咲いていた

 

けれどそれは、もう、遠い昔のこと

生まれた場所を離れ、半世紀はとっくに過ぎて

町に居る今は

その記憶を辿って

祝宴のお供え物の調達に来るのだ

 

子供の頃に、温かい人の気配に包まれた

故郷の年末年始の

切ない記憶をなぞりに来るのだ

 

何故かしら、大事な忘れ物を

何故かしら、大切な失くしものを

捜すように・・

 

ふるさとも又、一年分を老いた

 

真冬の寒冷に包まれて、故郷の村は静まり返る

午後3時前でも、薄暗い帰り道を下る

  

   

       2025R6辰12/31(火曜日) 師走・大晦日  8:50pm まんぼ

 

 

 

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ふるさと行脚~上書き~

2024-12-02 06:03:03 | ふるさと

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 今朝も北天に”ななつぼし”が綺麗に見えています少しずつ本格的な冬に向かう季節、この暖かさは貴重ですよね。

 そんな訳で、一日中青空に覆われた昨日、気温が現住所よりは4~5℃は低くなる山間のふるさとへ行脚してきました

12/01 快晴 10:00に出発🚙

  

木洩れ日が創り出す翳もクッキリ

人の気配もない山間のふるさとにも”錦繍の秋”は来ていました

  

  

  

 

     ふるさと行脚~上書き~

 

行脚する度に、廃れや寂れを目撃するのは

胸の筋肉に刺さる棘が

一本ずつ増えてゆくようで

それが

幽かな哀しみと切なさと痛みを

増幅させてゆく・・

永久に

もう此処には戻れないことは

遠の昔に、納得の覚悟だが

それでも

序序に喪失してゆくふるさとの丸ごとを

有りの儘上書きし

胸の奥の抽斗に収納しておきたいと

山からの呼び声が届いたら

僕は迷わず、此処に還ってくる

理由など無いのだ

訳など要らないのだ

此処は、僕のinochiの始まりの

お袋の子宮

 

僕の想いと同じくに

此処にも

錦繍の秋は来ている

 

      

  

      

      

 締め切りの玄関を開け、窓を開いて風を通し、家の周りの落ち葉や枯れ木を掃除し、庭を掃いて大凡九十分の滞在で帰路に就く。

道を覆う程に杉の木の枯れ枝と葉が落ちている

  

   

   

      僕と一緒

   

又、呼び声が聞こえたら。又、soulが揺れたら・・。  12/02 06:02:50 万甫

BLOGをUPしてlivingに移動すると、空が薄桃色に・・

日の出前の北東の空を📷

6:36

 

 

 

 

   

 

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ふるさと行脚~仰ぎ見る~

2024-10-21 06:04:33 | ふるさと

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 秋になってもまだ夏の余韻を引き摺る過日、晴天は故郷の無人の家の換気に好都合だと、ぼうぼうたる庭の草刈りも兼ねて”行脚”してきました

時刻は晴れた日の午前10時前。強い日射しで、苔生す道にクッキリと明暗が浮かぶ。

  

朝陽が射し込む木立を掻き分け・・

 

  

七曲り八曲がり

  

村の入り口に辿り着く

坂を上ると、古の道標

 

 

     ふるさと行脚~仰ぎ見る~

 

若しかしたら、ふるさとは

”仰ぎ見るもの”かも知れない・・と、ふと思う

 

山の中腹、七曲りの道を辿ってゆく時

僕は何時でも、上を向く

もう少し、あと少し、と

念じながら遣って来るのだ

其処には、年毎に、時間毎に

古びてゆく無住の家と

風景に戻ろうとするmidoriの空間と

底深い沈黙しか待っていないけれど

その坂を上り切れば

確かに

僕の心身を受け入れてくれる溜り場がある

懐かしさと静かな喜びで

全身全霊を満たしてくれる居所がある

 

若しかしたら、其処は僕の

森の中のフィトンチッドの楽園かも知れぬ

仰ぎ見るものの懐は

何時でも潤いに満ちて優しい

そうして、何時の間にか

僕の心身を浄化してゆくのだ

 

”仰ぎ見る”山懐のふるさと

其処は僕のもう一つの”魂”の棲む場所

 

 

 縁側に座って、周囲の風景を切り取る 

 

  

   

 

 

     ふるさと行脚~道は・・~

 

秋の陽光は

万遍無くふるさとのmidoriに

降り注ぐけれど

この先に、もう道は無い

明日を示す道標も無い

唯、沈黙して

在りのままに変わってゆく

けれど

此処に僕のsoulは残る

inochiの源流の一滴が在る

それだから

消えつつある原点に

僕は度々行脚するのだ

 

心根の草臥れを感じるとき

行く宛に戸惑うとき

靄もやが満ちてくると

虚しさの泡アブクが異臭を放ちだすと

stressが胸郭を食み出しそうになると

まるで

必然の事のように

僕の脚は、此の東方の山懐へと向かう

 

 

二時間滞在して・・

  

   

   

現住所へと戻る

        少し肌寒い朝 10/23 06:03 まんぼ

 

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ふるさと行脚~記憶に~

2024-09-24 06:42:13 | ふるさと

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 昨日、秋分の日の振り替え休日。秋のお彼岸のお墓参りに息子や孫も一緒に故郷へするべきことをすると何だか心が穏やかに澄んでゆきますよね

 

さて今朝は、そんな彼岸の入りの9/20に”ふるさと帰り”した何時もの記録を

  

  9/20 09:20

  

   

 

     ふるさと行脚~記憶に~

 

此の夏の強烈な炎熱の陰陽を

此の夏の灼熱の太陽光を

此の夏の全ての倦怠と疲弊と忍耐のことを

後期高齢者の、最初のひと山を

 ようよう越えたひと夏の

やるせない情感と気怠い想念の

 ひと塊の負の記憶を

 脳内の抽斗に仕舞う為に

僕は何時ものふるさと行脚に・・

 

此の夏の最後の雄叫びを肌身に刻んで

新しい季節は、必ず来る

必ず、涼風の季は訪れる‼と信じて

 

此のふるさとの

想いの溜り場を吹き抜ける

今日のkazeは

ほんの少し、優し気なのだ

 

  

山の神とお地蔵さん

何時もの様に無住の家の換気をして・・

現住所へと戻る

  

   

   

    9・20 11:37

 

今朝(05:50)の東の空は、茜色に染まって・・

  

         どんな一日に・・? 9/24 06:40 まんぼ

 

 

 

  

 

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ふるさと行脚~源流~

2024-09-07 05:57:13 | ふるさと

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 明けた窓の網戸から入って来るkazeが、エアコンや扇風機の代わりになりつつある・・、そんな9月7日の朝の空気でしたよ。暑い初秋は続くとのことですが、時は確かに移ろい、それにつられて季節も進んでゆきます

 台風が去って暫く晴れ間が続いた過日、例によって故郷へ足を運んできました

車の中から・・

  

  

  

    

誰も居ない我が家の前に到着。山の神とお地蔵さんが祀られている。

  この先で道は途絶える

古里の風景に変わりはないけれど・・

薄紫の木槿が咲く

  

 

     ふるさと行脚~源流~

 

取り立てて此処に

この林間を抜けた先に

特別なものが有る訳ではないけれど

待ち侘びる誰かが居る訳でもないけれど

七曲り、八曲がりの間に

何故かしら

心は和み始めるのだ

 有るべき場所に還るような

 居るべき処に戻るような

茫茫の草に覆われ

見る度に廃れてゆき

帰る毎に遠くなり

想う都度に細ってゆく

 我がinochiの源流

 

ここから先への道は途切れて

僕は、再び

喧噪の巷へ引き返すしか

方法はないけれど・・

 

 

 

  

   

現世の入り口が・・

         9/7 06:24 まんぼ

 

 

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ふるさと行脚~盆のkaze~

2024-08-13 08:08:34 | ふるさと

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 ゆうべ夜半から夜明け前にかけて「ペルセウス座流星群」が見えるというので、特に明け方の空では一時間に40回ほどの流星が現れるというので、興奮の余り午前3時半前には目覚め(子供か!!)空を仰ぐも遭遇せず。それから15分おきぐらいに外に出てフェンスに掴まりながら頭上を見上げるも出合わず。結局4時半の残念無念を最後に諦めた次第

 少し眠って気を取り直し改めてPCの前に座り、今朝は8/10、お盆前のご先祖の墓掃除に帰省した時の「ふるさと行脚」を

杉木立の中を縫って七曲り八曲がり・・

 

  

   

やっと故郷の在所が見えるトンネルの出口に・・

  

此処が「kazeの道」になる

我が家から一番遠い西方にある”村墓”を

   

   

 

     ふるさと行脚~盆のkaze~

 

三十三度の現住所を離れて

本籍地の此処に来ると

kazeの道に

爽やかな盆のkazeが吹く

 

今日はご先祖様の墓掃除

きっと

歓待!!の涼やかさだ

さあ、この惠の

軽やかなwindに乗って

颯爽と作業を始めよう

 

大粒の汗タラタラと

無心で

澄んでゆく心と体

 

きっと、繋がっている

こんなに豊かな気分の

ご褒美を呉れている

 

綺麗になった墓所から

いい案配の微風が

汗だくの僕に触れてゆく

何と心地良い感触

 

さて

inochiのビタミン補給を終えて

悠々と

天網恢恢の巷に戻ろう

     R62024 8/10 10:00

 

  

10分下ると、巷の入り口に出る

 

夕べ22:05の”赤銅色”に輝く上弦の三日月

    

                  8/13 06:36 まんぼ

PS

05:47 日の出が始まる

  

      負けないで猛暑の一日を乗り切りましょう 08:08 万甫

 

 

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ふるさと行脚~陰陽の‥㈡~

2024-07-26 05:39:50 | ふるさと

    ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 山形や秋田で大雨の被害。かと思えば他の地域では38℃を越える炎暑に人々は溜息を吐く。ところ変わればですが、なかなか穏やかな日常が続くことはありませんね。まあ、浮き沈みのある、明暗に分れる、陰陽の時間、それがきっと普通なのかも知れませんね。

陰陽の斑模様を潜り抜けて、何時もは5~から6度気温が低い古里に着きましたが、流石に

今回は💦

  

それでも緑に包まれた木陰で椅子を拡げて暫く・・

本を読む

   

2時間弱の換気を終えて16時を回って現住所へと引き返す🚙

山の日暮れは早い

  

  

陰陽のpatchworkの上を

  

    また来ると・・

 

さて今朝04:40の東から北にかけての空

    

西の空にだんだん瘠せてゆく下弦の月

   

            7/26 06:06 まんぼ

 

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ふるさと行脚~陰陽のpromenade~

2024-07-25 06:11:30 | ふるさと

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 過日、時間が空いたので故郷の無人に為った家の”換気”に行ってきました。この日も現住所は35℃に達する猛暑日だったので、何時もだったら6~7℃も気温が低い本籍地への「ふるさと行脚」ですから勿論”避暑”も兼ねて「一石二鳥」「一挙両得」を目論んで

 

  

  

   

 

 

     陰陽のpromenade

 

陰陽のpatchworkのような

陰陽のJigsawパズルのような

陰陽のpromenadeを

僕はひたすら

正解、或いは中心

又は、終着に向かって進む

 無風、酷熱の空間に

 今日は何のヒントも無い

けれど、弛まず

惹かれる方向を目指せば

 inochiの原風景から

 微風が迎えに来てくれ

 僕はgoalが近いのを

 嗅覚と触感で確信する

生まれたての、あの懐かしい風景が

幾星霜の彼方から

鮮やかに

五感に甦ってくるのだ

 その思い出の

 切ない扉を開けるために

 前へ、前へ

 上へ、上へと辿る

戻るべき場所は、程なく来る

僅か二里を遡れば

kazeのumiに行き当たる

 其処で気の済むまで

 心身を開放するのだ・・

 

 

  

  

            続きは明日に・・ 

 

今朝05:26の東の空

暑くなる

 きっと 

     気を引き締めて過ごしましょうね7/25 06:38 まんぼ

 

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