降って来るもの

写真と散文とぽえむ

哀楽の楽

2024-03-28 06:00:06 | 詩30

     哀楽の楽

 

時間は刻々と、淡淡と、狂いなく

正確に時代を動かしてゆくから

未知の哀楽は

様様な形で

その線上に現われてくる

“哀”の部分は

大方は、ある日突然

青天の霹靂のように

驚愕の様相を呈して

悲嘆と落胆と後悔を纏って

否応なしの無遠慮に遣って来る

無智の結果だけれど

”楽”の中には

計算できる算術が有って

必ず、正答に巡り合える数式が有って

計画し、無事であれば

時の歩みに合わせて

何時か普通に

寄り添ってくれる出来事がある

 

例えば、僕らの琉球の旅

半年前から計画を練り

準備万端調え

気持ちを膨らませてきた楽しみ

家族六人

それぞれ無事に月日を熟して迎えた

三月二十八日の朝

皆で、神戸からwarpする

 

  ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 そういう訳で、今日から3泊4日の予定で沖縄へ。息子家族はプールや海や食べ物中心に。僕と女房は以前行き洩らした(本島は二度目です)場所やグスク(城)巡りを

 帰って来たら又、何度にも分けてレポートしますねそれでは7:30出発なので其方に気を振り向けることに行ってきます   3/28 06:00:06 まんぼ

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桜、咲く!!

2024-03-27 21:06:15 | さくら

 何日も続いた春の長雨。そんなウンザリする毎日には気付けなかった「翁桜」の開花🌸久しぶりの晴れ間になった今朝、嬉しい桃色風情に出会う

知らぬ間に

   

   

その隣では、桃色から「Orangeに!!」に変わった猫柳が

 

   

不思議な植物です

裏の密やかな場所でサンシュウの黄色が春を愛でる

  

    

       色合いもすでにspring has comeです  3/27 21:18 まんぼ

 

 

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万甫の発雷~ほんとう?~

2024-03-27 05:40:18 | 詩30

     万甫の発雷Ⅰ~ほんとう?~

 

ほんとう?は

結局、解らないということ

一瞬の時の中では

”ほんとう!!”のそれは

見い出せないもの

それゆえ

数多の人々の常套句として

ほんとう?の疑問詞は

永遠の価値を得ている

 

 

     発雷Ⅱ~発見or発明~

 

男と女の間

他人、知り合い、恋人、夫婦

それから

発見!or発明!

友達以上恋人未満

 

 

     発雷Ⅲ~想念~

 

想念は

浮塵子の如く飛び交う

けれど

正しい順列を経過して

蛹に成るのは稀で

成虫になるのは

更に、奇跡に近い

それでも一人一人

その奇蹟の指標に基づいて生きる

 

 

     発雷Ⅳ~孤独~

 

孤独を愛する!!

その、おおいなる幻想

その、おおいなる嘘

見返りを求めぬ愛など

最先端を歩く輩の

眼中にも胸にもない

 

 

     発雷Ⅴ~彷徨~

 

我が師も逝った

親友とも別れた

竹馬の友は、知らぬ間に

遊び仲間は、突然に

 おお、会者定離

残される深き寂寥

刻まれる深き心峡

 生きるとは

感情の山河を、彷徨うこと

 

 

     発雷Ⅵ~回復~

 

 痛みの残る間は、慎重の二乗の対処。ほぼひと月近くの用心の成果が出たのか、少し前から二千歩過ぎても痛みが起こらなくなった。それで、試歩のつもりで一昨日は四千歩を、昨日は五千歩と歩数を伸ばし、今日は思い切って以前のように、目標に設定した八千歩まで数値を増やしてみた。良かった!同じ個所に痛みは存在しなくなった。再び、元の歩数に戻れて、只管に唯嬉しい!!

 生きてきた年月に準じるように、種類も数も事の大小も縮小してゆくけれど、それでも変わらぬ日常の些末さがinochiの根幹を支える。其処に思い至ることが、老いの一つの到達点のような気がする。

 

 

     発雷Ⅶ~発雷~

 

直観で得たものを

言語に植字して掲げる

それはあくまで

束の間の発雷

生まれては消える雷鳴

嵐の前兆か

蒼穹の前触れか

 

感性や感受性

生きる糧にはならないけれど

inochiの養分にはなる

凡そ、須らく

肉体の基に為らぬものは

心の培養に役立つものかも知れぬ

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患い

2024-03-26 22:01:49 | 詩30

     患い

 

それは確かに

生きていると言える

紛れもない証拠だけれど

哀楽の重苦しい暗部だけれど

老病は不動の順列だから

受け容れるしかない事象だけれど

ほんとうは煩いたくない患いだけれど

心にも体にも

負荷にしかならない案件だけれど

inochiは

そんな経緯を重ねてゆく事でしか

全う出来ないものだから

それぞれの個の

それぞれの対処に仕方で

様々な、あらゆる、度々の、幾種の

患いと煩いを

上手く切り抜けてゆくしかない

感情を駆使し、智慧を動員し

四苦の道程を匍匐するしかない

inochiを試す試練として

おのおのに痛覚は備わる

強弱や、大小や、深浅は区区だとしても・・

 

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春雷

2024-03-26 07:11:09 | 徒然

     春雷

 

 夢うつつ状態だった夜明け前、障子の向こうの稲光と一緒に”春雷”を聞く。開演する”春とふ季節”を告げるかのように。それから又うつらうつらして・・。

 

 よし!それじゃ正直に話そう。

 実はこの間から右足の付け根の部分に、痛みのような、痺れのような、そんな違和感が発生して暫く歩けないで居たんだよ。2000歩位で、1キロちょっとで不気味な鈍痛に見舞われるものだから、心が委縮してしまってね。何しろ痛みには滅法弱い。

 凄く調子が良かったんだ。8000から10000は平気に熟せて、余裕でルートを変えて愉しんだり、時折60分を凌駕して見たり、後ろ向きやZigzag歩行も試したりしていたんだ。寧ろ、ウオーキングと云うより歩きを楽しんでいたんだよ。

 けれど、浮かれていたある日突然、”好事魔多し!!”の諺に遭遇する。そう、まるで月に叢雲、花に嵐のようにね。

 それで一気に気分も沈み、気骨も衰え、気概も薄れてしまったんだ。”過ぎたるは猶及ばざるが如し”全くもってその通り。

 此の世は何事も”中庸”こそ大事。そんな事は既に理解の範疇なのに、幾度惑わされることか。繰り返し、何度陥る落とし穴であることか。

 最早、辿るべき道程も、確かなinochiの寄る辺も、潤沢にあるとは言えぬこの歳にして尚、恥ずかしながら自分を律し得ぬ、今だ無智の途上にあるとは・・。R6(2024)弥生26 万甫

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完燃睡眠

2024-03-25 22:22:24 | 心訓抄.Ⅱ

     完燃睡眠

 

お蔭で、正式に

首尾よく

夜明けが早く始まると知り

明るさが暗さを越えてゆく

壮大な展開を目撃する快挙

 

完全燃焼の無意識に抱かれて

完璧な眠りを受胎した朝

生活の中に稀に挟まれる

キセキのplatinumの栞

 

大袈裟に語れば

こんな風に

一編のpoemに編まれる

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老丑の嘶き~ひととせ~

2024-03-25 06:48:13 | 詩30

     老丑の嘶き~ひととせ~

 

いろいろ起きる一年

いろいろ起こる一年

時間は起こった事の全てを攫って

無にしてゆくけれど

それでも

何かしら有を残せれば

生きた実感には触れられる

 

 

一年は、孫を恐ろしく大人にし

365日は、爺爺を忙しなく滅びに向かわせる

 

 

あれも夢、これも、また夢

詰まり

何も残せないinochiの足掻き

それ故

どの一年にも

四苦八苦のrequiemが流れる

 

 

同年代の輩が

須らく、鬼籍に入ってゆく

一年経つと言う事は

己が順番が

それだけ煮詰まってゆくと言う事

 

 

時間を重ね、昨日を積み増し

厖大な時の亡骸の支柱の上の

瞬間の剣が峰に居る

 

全てが無に帰す

その、崩壊の前兆を知らず

それゆえ

今を、淡々と・・

 

 

何度も何度も同じことを繰り返し

その上で

少しずつしか

太くしてゆけない人輪

 ふと、落着

一生など

些かの成果の為に

膨大な年月を費やする

密やかな蟻の企み

 

まして”ひととせ”・・

 

 

生きている

お蔭で、まだ

僕は僕のまま僕を

anataも・・

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回顧or懐古or悔悟録

2024-03-24 21:13:24 | 詩30

     回顧or懐古or悔悟録

 

唯、ずっと遊んで

駆け抜けた

青春だったような気がする

 

唯、本を並べて

読んだ気になっていた

無学の二十歳だったような・・

 

好きと嫌いに翻弄され

善悪の質量に一喜一憂し

寒々と乾燥していたみすぼらしい感受性

 

大切な誰かに気付かない

大事な存在に気付けない

未熟の塊りだったんだ

 

確たる目的も無くて

唯、彷徨う為の迷走を重ねた

享楽と蹉跌と自己否定の二十代

 

会いと別れに

貧相な感情しか抱けない

悶悶の時間旅のつまらなさ

 

一生など思い描けず

目前の享楽に支配された

下卑た毎日

 

何が本当のものか

友愛も、善悪も、貧富も無理解に

幼さのまま素通りしていった二十代

 

虚無は何時でもゲップのように言葉を弄る

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君の詩を~卒園~

2024-03-24 06:16:11 | 

 

     君の詩を~卒園~

 

蒼唯、今日、卒園式

おめでとう!!

 

名称が刻まれた階段を

君は今日、確かな足取りで一段上る

そうして、桜の春卯月に

新しい未来が待つ舞台へ上がり

皐月初めの祝日には、七歳の誕生日を迎える

 

これから進む

長い長い、高い高い階段を

上り始める君よ

瑞瑞しく柔らでしなやかなその足で

自分の行きたい場所へ

行き着ける処まで

上り詰めて欲しい・・と

 

新生の心と体で

自分の進むべき道程を

明晰な思惟と感受性で

辿り着ける最高の未来へ

洋洋たる可能性の極限まで

手中にして欲しい・・と

 

後期高齢者になるjiijiiは

その時、どんな場所に在籍したとしても

間違いなく、君のその姿に

拍手喝采、万歳三唱して

祝福の限りを尽くすだろう

     R6(2024)3/23 万甫

 

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Shuffle

2024-03-23 21:33:31 | 詩30

     Shuffle

 

ときどき言語をシャッフルする

新鮮な空気に晒す為に

 

順序や秩序や柵を

一旦解してみる

新しい価値の発掘調査に

 

常識の器で腐らぬように

いつでも

斬新な思惟で掻き混ぜる

 

languageは生き物だから

怠りなく

養分管理を行うのだ

 

inochiの旅を

連れ立ってゆく為に

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