ふるさと行脚~無垢~
胸に澱が溜まってくると
何故かしら、心は東を向く
真正のお日様が
何時でもその方角から
新しい未来を授けてくれる彼方
魂の浄化槽の在る
山懐へと足が向くのだ
誰も居ない、誰とも会わない
人の気配さえない古里の
fitontsidの溜り場を目指して
無垢に還れそうな
有りの儘に戻れそうな
胸の空海を
新生にできそうな・・
ー幻想・・?
それでもいい
心と身体が軋み始めると
潤滑油を希求して
僕は自ずと
その場所へ帰るのだ