阿蘇よ,貴方よ!!
おお,阿蘇よ阿蘇山よ!!
どんなに時を隔てても
ボクの半世紀を費やしても
アナタは
千秋一日のように
何も変わらず
何も変えず
其処に悠然と在った
否否、更に
その姿を自若に変容させ
其処に必然のように
この惑星のinochiの顫動を伝えて
一年一刻のように
其処に泰然と在った
おお,アナタよ
僕は恐れる
僕は畏怖する
変わらぬものの威厳に
変えられぬものの神性に
アナタの前では
僕等、卑小なる瞬間
唯、ひたすら
その偉大さに平伏ひれふすのみ
僕は今、アナタの気配に触れ
僕は再び、僕の一秒を始める
アナタのひと呼吸のような
僕の”生きる”を始める
2023 05/30 21:21 万甫