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自然の驚異と、人的災害の恐ろしさ

2004-10-24 14:56:00 | 徒然なるままに
10月24日(日)

一夜明けて、昨日の地震の被害状況が明らかになってきている。
地震発生時は日も落ちで暗かったので、確認できなかった状況が、日の出とともにさらけ出されたその爪痕の大きさに言葉もない。
先日の台風の被害状況も恐ろしく痛ましい物だった。
「天災」という自然の驚異の前には、人はいかに無力かと言うことを思い知らされる。

宮城県沖地震の時の死者の死因のほとんどは、手抜き工事のブロック塀によるものが多く、「人的災害」でもあると報道された。
地震直後の火災も「人的災害 」という二次災害だ。
被害を最小限に食い止め、広げないためには、予防も必要だが、起きてしまった以上は、救助・非難、食料・水の確保、ライフラインの復旧などの迅速な対応が最優先だ。

そして、阪神大震災のときもそうだったが、寒い時期の避難所生活が長引いたり、家族や家を失ったことによる精神的ショックや、余震の恐怖などの精神面でのケアが重要になってくる。
特に、一人暮らしのお年寄りや生後間もない乳幼児、病人、けが人のこの季節の避難所生活は厳しいものがある。
食料や水、トイレ・風呂など生活面での不自由さは、体験した人でないとわからないご苦労があることと思う。
ただでさえ寒さに向かうこの季節の避難所生活では、睡眠不足や気持ちが弱っているときだけに、風邪など流行性の強いの病気にも気をつけてなくてはならないことだろう。

NHKの朝の連続ドラマ「わかば」の中で、
「生きているだけで丸儲け」
と言う言葉が出てくる。
今、余震におびえながら、あまりにも変わり果てた街やわが家の前で愕然とされている方たちには、恐怖と不安のほうが大きくて、その言葉を実感できるにはずいぶん時間がかかることでしょう。
これ以上被害が拡大しないことと、被災された方々が元気を取り戻され、街が一日も早く復旧されますよう、心からお祈りいたします。

「明日はわが身」であり、「困ったときはお互い様」で、今、自分達にできることは何か家族と話し合おうと思う。

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