7月18日(日)
今日は、久々に1日中お休み。
午前中は、7月23日に行われる、演劇部の発表会の会場の下見に行った。
千葉県八街市と言えば、「落花生」で有名なところ。
会場までの道路の両側に、落花生畑が青々と元気に繁っていた。
昼から今度は、末娘の*(テニス)*総体の応援に、千葉市の青葉の森へ。
昨日から始まった中学校総合体育大会。県内各地で、中学校3年生たちにとっては、部活動「最後の夏」をかけての戦いが繰り広げられている。
とにかく、負けたら、その時点で「引退」なのだ。勝てば、その分負けるまで「引退」が引き延ばされる。
「初戦敗退」ではなく、せめて1勝でもして引退したい。
でも、悲しいかな、勝負の世界というのは、勝者があれば敗者がある。
大切なのはどう勝ったか、どう負けたかだ。
精いっぱい戦って、自分の仕事をやり、チーム一丸となって、最後まであきらめずにベストを尽くせたか。
後を託す後輩たちに、恥ずかしくない戦い方を見せられたか。
青葉の森は、野球*(野球)*場もテニス*(テニス)*コートも、陸上*(スニーカー)*競技場も、中学生たちとその応援の保護者達でいっぱいだった。
梅雨明けの炎天下*(晴れ)*、「最後の夏」をかけて頑張る生徒たち。戦い終わって、泣き腫らして帰り支度をしている生徒たち。
悲喜こもごものドラマが繰り広げられていた。
娘の中学校のテニス*(テニス)*部は、午後からの3試合を連続休みなしで戦い、2回戦は突破したが、3試合目の去年の準優勝校に負けてしまった。
練習試合からどうしても勝てないチームだった。
でも、みんなかなり疲れていただろうに、最後まで球を追いかけ、打ち返し、よく頑張ったと思う。
終わってからも選手たちの顔はどの子も泣いておらず、むしろやりきったというようなさわやかな顔をしていた。
本当に、お疲れ様!
後は、21日の個人戦。その日が最後。悔いのないように頑張ってほしい。
末娘は、先日の選手決めの試合のときに英検の2次試験に行ったため、今日は控えの選手として応援に回っていた。
彼女は、試合中ずっと大きな声で応援していた。
負けが込んできたときなどは特に、「あわてないで!」「落ち着いて!」「入るよ!」「ナイスキャッチ!」と励まし、ボレーやスマッシュが決まった時は「ナイスプレー!!!」と大喜びで拍手していた。
試合が終わった時、娘がわたしのところにきて、
「試合、終わったよ。応援に来てくれてありがとう。」
「みんなよく頑張ったね。ピッピも応援頑張ってたね。ここまでずっと聞こえていたよ」
「うん。頑張ったよ。
これから審判があるんだ。先に帰ってていいよ。」
「審判も大事な仕事だよね。暑いから帽子かぶって、しっかり頑張ってきな」
「うん。じゃ、気をつけて帰ってね。バイバ~イ!」
何度も辞める、辞めないで悩んで続けてきた部活動だった。
顧問やメンバーともいろんなことでぶつかった。
もともと入りたかった陸上部が入学してきた途端、廃部になり、目標を失っていたところに、友達から誘われ、他に入りたい部がなかったから入った、という消極的な入部動機ではあった。
朝が苦手で、朝練がきつい、土日に遊べない、不平ばっかり言いながらも、なんだかんだ3年間よく頑張ってきたと思う。
顧問からしてみれば、
「筋はいいので、もうちょっとテニス中心にヤル気を出してほしいのですが」
と期待をかけられても、もうひとつ、彼女が頑張っている子どもネットのサークル活動を優先することは最後まで譲らなかった。
先日、卒業アルバムの撮影があったそうだ。
それに写らなくてもいいから辞める!と泣きながら悩んでいたのは6月に入るころだった。
「総体まであと1か月なんだから、最後までしっかり関わりなさい。何も、今辞めなくても、「引退」の日はやってくるんだから」
「その1か月が辛いんじゃない!私はどうしても、みんなのように、総体に向けて気持ちが集中できない。子どもネットの夏のキャンプを成功させるために、やることや打ち合わせすることの方が今の自分には大切なの。そのために、部活を早退したり休むようなテンションの低い自分が選手なんかになれない。なっちゃいけない。頑張れない」
「部活動って言うのは、選手になるならないか、試合に出る出ないだけじゃないでしょう?
あなたたちは部員数が少ないから、選手になれない人の方が少ないからそんなふうに悩むんだね。
昔は部員数が多くて、選手になれる人はほんの一握り。補欠に選ばれるだけでも難しい。でも、3年生は、後輩に指導したり、選手になれなくても、基礎練習は欠かさず頑張っていたし、試合のときはしっかり応援していたよ。勝ったらみんなで大喜びし、負けたら大泣きし、先生に怒られる時は全員で怒られ、みんなでミーティングをして、強くなるためにいっぱい話し合った。それが『部活動』だよね?
入部動機とか習い事とか、みなそれぞれ事情を抱えていたり、テニスや部活動に対しての温度差があるのは当たり前。でも、関わった以上はやりかけたことは途中で投げ出さず、最後までしっかり関わりきりなさい。
卒業アルバムを見るたび、後悔が残るような「引退」はしない方がいいよ。」
昨日の試合会場で、キャプテンのお母さんと話したとき、
「3年生から顧問に贈るメガホンにみんなの寄せ書きが書いてあるのを見せてもらったんだけど、何人もの子が
『何度もやめようと思ったけれど、最後まで続けてこれて良かったです』
と書いてあったの。」
と教えてくれた。
「○○ちゃん、キャプテンとしてみんなをまとめるの、大変だったよね。よく頑張ってきたよね。○○ちゃんに励ましてもらって、うちのピッピもここまで頑張れてきたと思うの。本当にありがとうございました」
と言ったら、お母さんは涙ぐんでいた。
「みんな辞めずに頑張ってこれて本当に良かった。卒業アルバム、楽しみだね。
21日は仕事で応援に来れないので、ここで御挨拶させてね。3年間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。」
他のお母さんたちも、
「あと1日。あなたの分も応援頑張るから。」
と言ってくれた。
帰り道、私の頭の中ではあの「栄光の架け橋」が流れていた。
♪想い出せば こうしてたくさんの 支えの中で歩いて来た
中学3年生。総体が終わったら、今度は受験モードに切り替えて、次の目標『志望校合格』に向かって始動だ。
『夏を制する者は、受験を制す』
暑さに負けず、「自分」に負けず、この夏を元気に乗り切ろう!
今日は、久々に1日中お休み。
午前中は、7月23日に行われる、演劇部の発表会の会場の下見に行った。
千葉県八街市と言えば、「落花生」で有名なところ。
会場までの道路の両側に、落花生畑が青々と元気に繁っていた。
昼から今度は、末娘の*(テニス)*総体の応援に、千葉市の青葉の森へ。
昨日から始まった中学校総合体育大会。県内各地で、中学校3年生たちにとっては、部活動「最後の夏」をかけての戦いが繰り広げられている。
とにかく、負けたら、その時点で「引退」なのだ。勝てば、その分負けるまで「引退」が引き延ばされる。
「初戦敗退」ではなく、せめて1勝でもして引退したい。
でも、悲しいかな、勝負の世界というのは、勝者があれば敗者がある。
大切なのはどう勝ったか、どう負けたかだ。
精いっぱい戦って、自分の仕事をやり、チーム一丸となって、最後まであきらめずにベストを尽くせたか。
後を託す後輩たちに、恥ずかしくない戦い方を見せられたか。
青葉の森は、野球*(野球)*場もテニス*(テニス)*コートも、陸上*(スニーカー)*競技場も、中学生たちとその応援の保護者達でいっぱいだった。
梅雨明けの炎天下*(晴れ)*、「最後の夏」をかけて頑張る生徒たち。戦い終わって、泣き腫らして帰り支度をしている生徒たち。
悲喜こもごものドラマが繰り広げられていた。
娘の中学校のテニス*(テニス)*部は、午後からの3試合を連続休みなしで戦い、2回戦は突破したが、3試合目の去年の準優勝校に負けてしまった。
練習試合からどうしても勝てないチームだった。
でも、みんなかなり疲れていただろうに、最後まで球を追いかけ、打ち返し、よく頑張ったと思う。
終わってからも選手たちの顔はどの子も泣いておらず、むしろやりきったというようなさわやかな顔をしていた。
本当に、お疲れ様!
後は、21日の個人戦。その日が最後。悔いのないように頑張ってほしい。
末娘は、先日の選手決めの試合のときに英検の2次試験に行ったため、今日は控えの選手として応援に回っていた。
彼女は、試合中ずっと大きな声で応援していた。
負けが込んできたときなどは特に、「あわてないで!」「落ち着いて!」「入るよ!」「ナイスキャッチ!」と励まし、ボレーやスマッシュが決まった時は「ナイスプレー!!!」と大喜びで拍手していた。
試合が終わった時、娘がわたしのところにきて、
「試合、終わったよ。応援に来てくれてありがとう。」
「みんなよく頑張ったね。ピッピも応援頑張ってたね。ここまでずっと聞こえていたよ」
「うん。頑張ったよ。
これから審判があるんだ。先に帰ってていいよ。」
「審判も大事な仕事だよね。暑いから帽子かぶって、しっかり頑張ってきな」
「うん。じゃ、気をつけて帰ってね。バイバ~イ!」
何度も辞める、辞めないで悩んで続けてきた部活動だった。
顧問やメンバーともいろんなことでぶつかった。
もともと入りたかった陸上部が入学してきた途端、廃部になり、目標を失っていたところに、友達から誘われ、他に入りたい部がなかったから入った、という消極的な入部動機ではあった。
朝が苦手で、朝練がきつい、土日に遊べない、不平ばっかり言いながらも、なんだかんだ3年間よく頑張ってきたと思う。
顧問からしてみれば、
「筋はいいので、もうちょっとテニス中心にヤル気を出してほしいのですが」
と期待をかけられても、もうひとつ、彼女が頑張っている子どもネットのサークル活動を優先することは最後まで譲らなかった。
先日、卒業アルバムの撮影があったそうだ。
それに写らなくてもいいから辞める!と泣きながら悩んでいたのは6月に入るころだった。
「総体まであと1か月なんだから、最後までしっかり関わりなさい。何も、今辞めなくても、「引退」の日はやってくるんだから」
「その1か月が辛いんじゃない!私はどうしても、みんなのように、総体に向けて気持ちが集中できない。子どもネットの夏のキャンプを成功させるために、やることや打ち合わせすることの方が今の自分には大切なの。そのために、部活を早退したり休むようなテンションの低い自分が選手なんかになれない。なっちゃいけない。頑張れない」
「部活動って言うのは、選手になるならないか、試合に出る出ないだけじゃないでしょう?
あなたたちは部員数が少ないから、選手になれない人の方が少ないからそんなふうに悩むんだね。
昔は部員数が多くて、選手になれる人はほんの一握り。補欠に選ばれるだけでも難しい。でも、3年生は、後輩に指導したり、選手になれなくても、基礎練習は欠かさず頑張っていたし、試合のときはしっかり応援していたよ。勝ったらみんなで大喜びし、負けたら大泣きし、先生に怒られる時は全員で怒られ、みんなでミーティングをして、強くなるためにいっぱい話し合った。それが『部活動』だよね?
入部動機とか習い事とか、みなそれぞれ事情を抱えていたり、テニスや部活動に対しての温度差があるのは当たり前。でも、関わった以上はやりかけたことは途中で投げ出さず、最後までしっかり関わりきりなさい。
卒業アルバムを見るたび、後悔が残るような「引退」はしない方がいいよ。」
昨日の試合会場で、キャプテンのお母さんと話したとき、
「3年生から顧問に贈るメガホンにみんなの寄せ書きが書いてあるのを見せてもらったんだけど、何人もの子が
『何度もやめようと思ったけれど、最後まで続けてこれて良かったです』
と書いてあったの。」
と教えてくれた。
「○○ちゃん、キャプテンとしてみんなをまとめるの、大変だったよね。よく頑張ってきたよね。○○ちゃんに励ましてもらって、うちのピッピもここまで頑張れてきたと思うの。本当にありがとうございました」
と言ったら、お母さんは涙ぐんでいた。
「みんな辞めずに頑張ってこれて本当に良かった。卒業アルバム、楽しみだね。
21日は仕事で応援に来れないので、ここで御挨拶させてね。3年間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。」
他のお母さんたちも、
「あと1日。あなたの分も応援頑張るから。」
と言ってくれた。
帰り道、私の頭の中ではあの「栄光の架け橋」が流れていた。
♪想い出せば こうしてたくさんの 支えの中で歩いて来た
中学3年生。総体が終わったら、今度は受験モードに切り替えて、次の目標『志望校合格』に向かって始動だ。
『夏を制する者は、受験を制す』
暑さに負けず、「自分」に負けず、この夏を元気に乗り切ろう!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます