とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

JRで一日散歩(前編)

2007-08-27 22:02:15 | 北海道地域情報
 8月18日、この日は以前から一度やってみたかったJR北海道で発売されている「一日散歩切符」を使った旅に行ってきました。これは当日限りで札幌周辺の普通列車または快速列車を乗り放題というもの。料金は2040円です。乗車可能区間など、詳しくはJR北海道のHP「一日散歩切符(道央圏用)」をご覧ください。
 この日の計画は、琴似を出発し、小樽、小沢(途中下車、昼食)、倶知安、長万部(ここまで函館本線、いわゆる「山線」を使用。長万部温泉に浸かる)、東室蘭、札幌、琴似、というものです。
 出発駅となる琴似は、札幌から小樽に向かって2駅目です(嫁の実家から最も近い駅です)。まずは10時11分琴似発の普通列車で小樽駅へ向かうことにしました。


乗った電車はこれと同じ車両です(小樽駅にて)


この札幌小樽間は、私が10代の頃から死ぬほど乗車してきた区間。この間、楽しかったことや辛かったこともありました。荒れた海や静かな海を見てきた事もありました。保線区の残骸しかなかった小樽築港駅が新しい駅舎になり、「ウイングベイ小樽」や巨大なマンションといったものが次々へと建築されていく様子も見てきました。札幌市内に人口が集中していき高層マンションがガンガン建っていくのは、私が札幌を出てからですね。いろいろな思いにふけっている間に小樽駅に到着。一度下車して弁当を購入しました。

小樽駅の中です


今度は長万部行き普通列車にいざ乗車! 




 私の実家は小樽なのですが、小樽以西のJRに乗るのはこれが初めてですので楽しみです。発車してまず感じたのは、これまで平坦な道のりから一転して急な上り坂となってくることです。列車のディーゼルエンジンの音が勇ましくなっていき、その割には車速が上がらない状態が延々と続きます。昔はこの区間にも「北海」という特急が走っていたのですが、札幌~苫小牧~東室蘭を経由するいわゆる「海線」が平坦で時間がかからないことなどから、山線経由の特急は昭和 61年に廃止となったのです。

銀山駅の写真です。小樽倶知安間で最も標高の高いところにある駅(のはず)です。




写真ではわかりにくいですが、ここってすごい標高の高いところにあるんです。こりゃエンジンうなるわけだ。

稲穂峠を通り過ぎ、小沢駅に到着。ここで下車し昼食を取ることにします。その前にトンネル餅を購入。賞味期限は今日だからね!とおじさんに言われましたが、自分の目の前で賞味期限のゴム印をぺたっと押すのを見て、「ホントかいな」とつっこみを入れたくなるのはご愛敬。食事とデザートが揃ったところで、小沢駅の誰もいないホームでのんびりと昼ご飯です。

小沢駅の様子


トンネル餅はこれです


ふたを開けると、、、

明治37年開通の稲穂トンネルができてからずっと作られ続けた餅だそうです。うーんすごい。

 それにしても、この 時間が止まったような感覚がたまりません~ 
 ちなみに小沢駅は、今は無き「岩内線」の始点でした。今でも、岩内線のホームと線路があったと思われる跡も残っています。

線路の上側は倶知安方面で、右の空いているスペースは、岩内線の線路とホームがあったのかな。


向かって左斜め上に向かって岩内線があったところで、線路の上側は小樽方面。


食べ終えてほどなく、長万部行きの普通列車が滑り込んできました。早速乗車してみると、意外とお客さんが多くて驚きです。


乗車して景色を眺めていると、それほど時間がかからず倶知安駅到着。接続のためにしばしホームで一服です。




この倶知安駅でも高校生とおもわれる若者たちが次々と乗車。ローカル線はこういう学生たちがメインなのかと思いきや、明らかに鉄道マニアと思われる時刻表を握りしめた方たち(私も?)が数人乗車しているのを見て、何だかにやけてしまいました。

さてここから長万部に向かって出発です。後編は明日(の予定)、、、