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最近の直噴ガソリン乗用車からの微粒子排出状況(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)
半年以上も前の発表ではありますが、国(環境省、正確には環境省の独法である国立環境研究所)が発表した上記調査では下記のような記述が見て取れます。
(以下抜粋)
(1)国産直噴ガソリン車からの粒子個数の排出係数は、ポート噴射ガソリン車の10倍以上でした(図1)。
欧州産直噴ガソリン車は、国産直噴ガソリン車の約5倍とさらに排出個数が多くなっていました。参考までに、粒子個数の排出係数を欧州の規制値と比較すると、直噴ガソリン車(国産及び欧州産)は、2017年実施予定の規制値を上回っており、欧州産直噴ガソリン車は2014年実施予定の規制値に近い値でした。なお、どの車両も、ディーゼル車の場合に問題視されていた粒径30nm付近の、いわゆる「ナノ粒子」の排出は少ないことが確認されました。
(抜粋終わり)
最近の欧州車は、排気量を下げた直噴ターボエンジンが主流です。ていうか、
ベンツ、BMW、VW・Audiグループ、ボルボ、MINI、といった売れ筋輸入車はほとんどそれしか選びようがない状態です。私が購入したフィエスタ1.0Lエコブーストエンジンもまさしくそれ。
万が一日本政府がPM2.5の規制をいきなり厳しくしたら、規制前に上陸した物は除いて輸入車は即死(輸入できない)ことになるでしょう。ま、そんなことを急にやることはあり得ませんが。そうなるとトヨタのD-4Sエンジンのように直噴とポート噴射を併用したエンジンはかなり有利になるでしょうね。
燃費と扱いやすさ(低速トルクを出しやすい)を両立した直噴エンジン。
「日本では自動車から排出される粒子個数についての規制はありませんが、欧州では直噴ガソリン車に対する粒子個数の排出規制が2014年に開始される予定」との記述が上記調査の中で書かれてますので、今後の動向が気になるところです。