とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

北海道の高速道路はムダなのか

2016-01-14 23:23:53 | 政治経済
 まずはこちらをお読み下さい。

【藤井聡】言論戦の本質は「デマ」との戦いです
投稿日: 2015/08/04
FROM 藤井聡@京都大学大学院教授

(以下抜粋)
 で、そんな「ウソと誠」の対立では、「誠」は「ウソ」を論破することは絶対的に不可能です。
 そもそもウソつきは、自身の理解不足を見いだして是正しようとする気がさらさら無く、ただ単に(何らかの利権を手に入れるために)「邪魔する奴を言い負かす」ためだけに発言を繰り返します。
 だからその言論戦が「ウソとの戦い」であると特定できたのなら、そのウソつきとまじめに議論することなど、百害あって一利なし、何の意味もないのです。さっさとその場から退散することが得策です。

~(中略)~

さて、この様に考えますと、
・積極財政 vs 緊縮財政
・保護貿易 vs 自由貿易
・構造強化 vs 構造改革 
・インフラ論 vs インフラ不要論……

 という対立構造はいずれも、次のような4つの特徴を持つ「ウソとの戦い」である、という側面が明確に存在していることが見えてきます。
 つまり……

(1)「積極財政・インフラ論・保護貿易・構造強化」論がダメで、それらを語る輩は単なる既得権益者だ、一方で「緊縮・インフラ不要論・自由貿易・構造改革」論は正しく国民国家に有益だ、という「ウソ」が繰り返され、「デマ」として世間に流布される。
(2)そんなウソつきの「緊縮・インフラ不要論・自由貿易・構造改革」論者達とは、直接「議論」しても何の意味もない。百害あって一利なし。
(3)そんな「ウソ」を無力化していくためには、彼等が「ウソ」をついていることを世間に明らかにしていくしかない。
(4)ただし彼らはそう言われ始めれば、「緊縮・インフラ不要論・自由貿易・構造改革」論者達のウソを告発しようとしている奴(たとえば、藤井)こそがウソつきで、デマを言っている、と喧伝し始める(こうして(1)がさらに強化される)。
>

(抜粋終わり)

 以前、「道南の高速道路なんかクルマ大して走ってないしムダだ!代替路としての高速道路が完成する前に年金が破綻する!国は収入の2倍以上の支出をしている!」とかいう内容だったと思うのですが、そんな国の財政を全く知らないし知ろうともしないトンデモ理論をマジメに叫ばれたことがありました(苦笑)。プライマリーバランスが黒字のギリシャがあの状況ですが、なぜなのかは当然説明できるんでしょうwww
 そのときはネットのチャット状態のような感じでして、私に対して自分の意見をねじ込もうとしてきたのですが、そんな短文で説明なんかできるわけがない。ムダなんですっぱり会話を切りました。その人は今までずっとそうやって生きてきたんでしょう。政治経済の話になると常に感情を表に出して相手をねじ伏せてきた節があります。過去に何度も相手を説得したと思ってるのでしょうが、それは相手が折れたふりをしているだけ。気がついたら周囲には誰もいなくなり、孤独になるだけです。
 そもそも「年金が破綻する」という定義を説明してもらいたいのですが、どう説明するつもりなんでしょうか。おそらくろくに検証なんかしてないでしょうから、説明できないはずです。私自身、公共事業悪玉論に染められていまして、なんかおかしいな?と思って検証を開始し、最終的に考え方が変わるまで1年以上かかってます。そのときの後悔というかやっちまった感というか罪悪感はハンパなかったです・・・1年くらい検証してやっとここまで来たということなので、そう簡単に説明できるわけないと思ってます。

 さて、地元北海道が大好きな私ですが、先日国(国土交通省)のプレスリリースで

北海道南部(函館地域)の高速道路に関するデータ
北海道東部(釧路地域)の高速道路に関するデータ

、、、を拾ってきました。いずれも最近開通延伸した区間(函館新外環状道路「函館IC~赤川IC」、道東自動車道(本別~釧路)「浦幌IC~白糠IC」)に関するモノでして、高速道路のプラスのインパクトがいかに大きいかが示されています。見やすいイラストですので是非ご覧ください。単なる国の願望を絵にしたわけではなく事実です。これを見てどう思うかは見る方にお任せしますが、以前三橋先生がブログで「日本政府の農業に対する支出は世界最低レベルである」ことを数字という事実に基づいて説明したところ、反論がほとんど無かったというのがありました。そりゃ事実を突きつけられれば反論は難しい。せいぜい「こんなのウソだ!」とか「政府の陰謀だ!」とか、斜め上過ぎる発言しか出ないでしょう。それでもおかしいと思ったら、当ブログのコメント欄ではなく自分のブログ等で発言なさったほうがいいと思います。
 ここでの発言を推薦しない理由はなにかというと、当ブログの閲覧数は日々500~900アクセス(訪問者数=IPだと毎日200)あり、コメント欄での愚民発言(上記の「道南の高速道路なんかクルマ大して走ってないしムダだ!代替路としての高速道路が完成する前に年金が破綻する!」が好例)に対しては、読者の方から理路整然且つ木っ端みじんに叩かれる・・・からではないです。ではなぜかというと、ウソに対する議論はムダであることは藤井先生が発言されているとおり、直接「議論」しても何の意味もなく、無駄な労力をさくつもりは毛頭ないからです。

 でも、もし以前の私のように「公共事業はムダだ!」から真逆の「不景気の時に収入の何倍ものカネを国が刷ってバンバン公共事業を発注するのは問題あります?wwただし○○手当といった所得の移転はダメですよ」と変貌を遂げられたのであれば、いつでもこちらサイドの方としてお迎えできます。仲間はまだまだ少ないですから大歓迎ですよ。

 「クニノシャッキーン」とデマを財務省とマスゴミがばらまいている現在、これに対してはしつこく「トリック(というか嘘)」と言い続けるしかないと思います。