とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

クルマの利用を控えてみませんか?

2014-06-10 19:33:49 | 政治経済

 イオンのプライベートブランド食品に関する表示は怪しい(ていうか危険)といつも騒がれてますが、さらに「大型SCを撤退させたあと、町が衰退しようが知ったこっちゃないと思っている」こともご存じでしたか?

 M谷浩介なんかも、以前それについては言ってたように記憶してます。「利益が取れなくなった大型SCがあれば、地域のことなんぞ考えずさっさと撤退するものだ」というようなことだったと思います。

将来釧路根室圏の人口がガッツリ減る→大型SCの利益が取れなくなる→撤収→中心市街地に買い物するところが既に無いから買い物するところなくなる→コマッタナー

という筋書きですね。

 後述の藤井先生の仰る「車の利用を控えよう」というお言葉。私が札幌市を中心に行動するときにはよくやります。実家にクルマを置いて、そこからバスや地下鉄やJRで移動するのです。
 しかし、釧路市のようにマチの機能(公的、商業、医療等の各機能)があまりにも広範囲に分散されていると、正直いってクルマが無いと辛い。1週間分の食料や大量の物資を買おうと思ったら、どうしても郊外の大型SCまたはマチに近いスーパーでもクルマになってしまいます。バスの本数少ないし、遠距離だとあっという間に料金上がるし。
 それでも、何もしないよりはマシですので、たまに自宅から徒歩かチャリンコで中心市街地(休日なのに人がいない、、、)に行き、喫茶店でケーキセットを食べたりすることはあります。これは結構楽しかったりしますよ。

 自分が子供の頃の旭川市には大型SCなんてものは無く、マチに駅やデパートを中心とした人の賑わいがありました。今の地方都市に住んでいる若者のデートスポットが、賑わっている中心市街地ではなく、大型SC「しかない」状況は、とても悲しく思います。

 究極の町は「徒歩か自転車で全ての用事が足せる町」だと思います。あるいは公共交通を少し使えば足りる程度。1匹の金魚をバスタブで飼うのではなく、金魚鉢で飼うイメージですね。もちろんクルマを持ちたいという人をハナから否定するものであってはいけないでしょう。

 なお、藤井先生が下記に書かれている「大型SCで得た利益の多くは遠く離れた大都市(場合によっては外国)に送金される」(地元の大型SCで買い物しても、法人税は地元に支払われない)という記述に関しては、以下の法人税法の抜粋をご覧下さい。

法人税法(抜粋)

第二条  この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 
三  内国法人 国内に本店又は主たる事務所を有する法人をいう。 
四  外国法人 内国法人以外の法人をいう。 

第十六条  内国法人の法人税の納税地は、その本店又は主たる事務所の所在地とする。 

第十七条  外国法人の法人税の納税地は、次の各号に掲げる外国法人の区分に応じ当該各号に掲げる場所とする。 
一  第百四十一条第一号から第三号まで(国内に恒久的施設を有する外国法人)に掲げる外国法人 その外国法人が国内において行なう事業に係る事務所、事業所その他これらに準ずるものの所在地(これらが二以上ある場合には、主たるものの所在地) 

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さて、以下は藤井先生の投稿です。皆さんはどう思われるでしょうか。

【藤井聡】クルマ利用は、ほどほどに
投稿日:2014/06/10From 藤井聡@京都大学大学院教授

先週は、「国土強靱化基本計画」が閣議決定されました! これからはこの基本計画に沿って、「中央」の各省庁にて、各種の強靭化施策が、文字通り本格的に、展開されることとなります。

が! 日本全体の強靭化のためには、「地方」の取り組みが、何よりも大切です。したがって、基本計画の閣議決定と共に定められたのが、

.  「地域強靭化」

の計画策定のガイドラインです。これは例えば、東京なら「東京強靭化計画」、京都なら「京都強靭化計画」をつくる、ということですね。

ついては本日は、この「地域の強靭化」の問題を考えてみたいと思います。

言うまでも無く、地域強靭化にとって必要なのは、地震や洪水の対策を図る。。。。と言う事ですが、強靭化の本質は、

. 「たくましい社会をつくる」

という一点です。

ですが残念なことに、全国各地の都市は今、大きく疲弊し、強靭化どころか、「脆弱化」しています。

この地域の強靭化にとって、とても大切なものが、私たち一人一人の

. 「クルマ利用」

の問題です。

この問題について、(京都市のまちづくりの取り組みの一環として)次の様な動画を配信しております。

『クルマ利用は、ほどほどに。』
http://www.youtube.com/watch?v=DRjW7HzUPwc

この動画でお話している内容の中でも、特に地域の強靭化に関する部分について、少しお話差し上げたいと思います。

まず、全国各地の地方経済は今、大いに疲弊しています。雇用は失われ、人口は減る一方で高齢化が進んでいます。そして中心市街地はゴーストタウンのように、ほとんどの店がシャッターを下ろしたままになる「シャッター街」と化しています。

一方で、郊外の国道等の「道路沿い」には巨大なショッピングセンター(以下、SC)が建ち並び、大量に集客しています。

ですが、そのSCは(幾ばくかの雇用を地域にもたらすものの)、その利益の多くが、遠く離れた大都市(場合によっては外国)の大企業に送金されます。

つまり人々が、「より安くて良い品」なるものを目指した結果、

.  「地域の 『雇用』と『経済』と『産業』と『社会』」

を支える「地域商店街」を含む「地元企業」は淘汰されていくのです。そして一方で、地域外からやってきた大資本家達の「大型SC」が繁栄していく事となります。

こうして、その地域住民が一生懸命稼いだカネが、遠く離れた大都市の大資本家達に吸い上げられ、結果、地域経済はますます疲弊し、地域の衰弱、「脆弱化」は、加速度的に進行していきます。

そして、最悪なことに、当該地域が十分に衰退すれば、大資本家等は、躊躇無く当のSCを撤退させます。結果、当該地域には、買い物できる場所が、全て無くなる、ということになります。

一般に、こうした経緯を経て食料を買う場所が無くなってしまった地域のことは「food desert」(食料の砂漠)と言われています。そして、こうした大資本家達による大型SCを用いた商売は「焼き畑商法」とも言われています。

ここまで至れば、人々はますます、この地域から転出していく事になります。こうして、当該地域の「脆弱化」は決定的なものとなっていくわけです。

・・・・

さて、もしも、こうした状況を鑑み、地域の「強靭化」を果たすとするなら、何が必要でしょうか?

まず考えられるのが、大型SCの立地の「規制」です。ただし、この規制の強化は、今日の各種実情を考えると、必ずしも容易とは言えません。

それを踏まえた時、今、実践上、極めて重要なものとして位置づけるべきものが、

.  「クルマに依存しすぎない様に、一人一人がライフスタイルを変えていく」

という取り組みです。

そもそも、郊外の大型SCへは、クルマが無ければアクセスできません。だから人々がもしもクルマを一切使わなければ、家の近所、あるいは、駅前や中心市街地等にいくほか無くなるのです。

つまり、「人々のクルマ依存傾向の増進」(モータリゼーション)が、まちの構造を根底から変えてしまい、現在のシャッター街化をもたらしたのです。

もしもあなた一人でもクルマを使う事をやめれば、あなたはもう、大型SCに行く事はなくなり、地元商店に行く事が一気に増えます。そして、そういう人々が増えていけば、もともと寂れかけていた地方の商店が、徐々に活気付けられていきます。

・・・とはいえ・・・

クルマは大変に便利なものですし、クルマを使う「習慣」を持っている人は、なかなか、生活習慣を変えることは難しいものです。

が!!

よくよく考えてみると、ほとんどの人々は気付いていませんが、クルマばかりの暮らしでは、たくさんのものを失っているのです。

クルマを維持するには、相当なオカネを余計に使っています。

.  (一日あたりの出費は、多くの場合千円~二、三千円程度にも上ります!)
.   http://www.jcomm.or.jp/info/cost.html

クルマのせいで歩かなくなって、「肥満」のリスクが増えてしまいます。
.  (クルマ通勤者の肥満率は、それ以外の人々の実に約1.5倍!)
.   http://www.jcomm.or.jp/info/healthy.html

クルマを使えば、常に「人をひき殺してしまう」危険性を抱える事になります。
.  (クルマをよく使う人においては、その確率は実に250人に一人!)
.  http://www.jcomm.or.jp/info/accident.html

そして何より、皆がクルマばかりを使い続ければ、大切な「自分の地域」を失っていくことともなります。

そんな事を考えれば、クルマに頼り「すぎる」暮らしは、「暮らしの豊かさ」を「蝕んで」いることは明白といって、差し支えありません。

もちろん、いきなりクルマを手放すのは難しいでしょうが、
・買い物は自転車を使うようにしたり、
・週に一回は電車で通勤するようにしたり、あるいは、
・週末の外出は、クルマを使わないようにする….
なんていう事なら、誰にでも始められそうですね。

ちなみに当方は、二十代の頃は、年間数万キロ、クルマを乗り回す、超ヘビーユーザーだったのですが(笑)、こんな「クルマの問題」に思いが至ってから、徐々にクルマ利用を減らしていって、最終的には三十過ぎの頃には、クルマを手放してしまいました。そして今では、クルマがないのが当たり前、という暮らしになりました(そもそも、クルマがなければ、クルマが無くても生きていける所に、住まいを構えるようになるのです!)。

おかげさまで、それ以降、近所の商店街にばかり行くようになり、我が家と地域社会、地域の自然との密接な関わり合いは、より濃厚になりました。

きっと、皆さんの暮らしも、クルマとの距離感を、少し考え直せば、今よりももう少し「豊か」になるのではないかと、思います。

そして、その分だけ、あなたのまちも豊かに、そして、より活気あるものに(つまり、強靱に!)なっていくのではないかと、思います。

是非とも、皆さん、『クルマ利用は、ほどほどに。』
http://www.youtube.com/watch?v=DRjW7HzUPwc

では、また来週!

竹中平蔵を討て

2014-06-06 22:48:40 | 政治経済
 5月26日の当ブログのエントリー「竹中平蔵を追放しよう」において、彼が売国奴であることと国民が今後彼をどう見ていくべきかを書いたところです。
 本日、いつもチェックしている「保守速報」にて、立て続けに竹中平蔵の記事が掲載されていました。

【動画】竹中平蔵パソナ会長は李明博韓国元大統領のブレーンだった

【動画】「失礼だ!無礼だ!」竹中平蔵パソナ会長 TV出演で顔を真っ赤にして逆ギレ

 もういい加減、竹中平蔵の悪行を国民全体で認識すべきときだと思います。

欧州車の直噴エンジンはPM2.5を多く排出する傾向にある

2014-06-06 22:04:54 | クルマ


全文はリンク先↓をクリックして下さい。

最近の直噴ガソリン乗用車からの微粒子排出状況(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)

 半年以上も前の発表ではありますが、国(環境省、正確には環境省の独法である国立環境研究所)が発表した上記調査では下記のような記述が見て取れます。

(以下抜粋)
(1)国産直噴ガソリン車からの粒子個数の排出係数は、ポート噴射ガソリン車の10倍以上でした(図1)。欧州産直噴ガソリン車は、国産直噴ガソリン車の約5倍とさらに排出個数が多くなっていました。参考までに、粒子個数の排出係数を欧州の規制値と比較すると、直噴ガソリン車(国産及び欧州産)は、2017年実施予定の規制値を上回っており、欧州産直噴ガソリン車は2014年実施予定の規制値に近い値でした。なお、どの車両も、ディーゼル車の場合に問題視されていた粒径30nm付近の、いわゆる「ナノ粒子」の排出は少ないことが確認されました。
(抜粋終わり)

 最近の欧州車は、排気量を下げた直噴ターボエンジンが主流です。ていうか、ベンツ、BMW、VW・Audiグループ、ボルボ、MINI、といった売れ筋輸入車はほとんどそれしか選びようがない状態です。私が購入したフィエスタ1.0Lエコブーストエンジンもまさしくそれ。
 万が一日本政府がPM2.5の規制をいきなり厳しくしたら、規制前に上陸した物は除いて輸入車は即死(輸入できない)ことになるでしょう。ま、そんなことを急にやることはあり得ませんが。そうなるとトヨタのD-4Sエンジンのように直噴とポート噴射を併用したエンジンはかなり有利になるでしょうね。
 燃費と扱いやすさ(低速トルクを出しやすい)を両立した直噴エンジン。「日本では自動車から排出される粒子個数についての規制はありませんが、欧州では直噴ガソリン車に対する粒子個数の排出規制が2014年に開始される予定」との記述が上記調査の中で書かれてますので、今後の動向が気になるところです。