会社帰りにふらりと寄った駅の本屋で思わず手に取ってしまった雑誌「OZ magazine」。表紙に書かれた「90年代カルチャーに夢中!」というコピーに吸い寄せられてしまいました。パラパラっと中を見たら俳優リバー・フェニックスの小さな写真とマンガ「BANANA FISH」のカットが見えて、それだけで購入決定。
ドラマ・音楽・映画・コミックの各ジャンルで90年代に流行ったモノが紹介されてるんだけど、ドラマはほとんど見ていて自分でも驚いてしまいました。ドラマタイトルだけで出演者やあらすじが今でも頭に浮かぶなんて、今の私からは考えられないほど夢中になって見てたのね。そういえば、あの頃はリアルタイムで見れないときは必ず録画予約をしてましたもん。90年代のお気に入りドラマはトヨエツのカッコ良さにクラクラしてた「愛していると言ってくれ」、三谷幸喜脚本の中では織田裕二主演の「振り返れば奴がいる」、江口洋介演じる外科医の進藤先生に惚れた「救命病棟24時」の3本!
それから出演作もルックスも今となっては「微妙」な位置になってしまった俳優達の一番美しい時代が90年代でありました。「リバー・ランズ・スルー・イット」のブラッド・ピットや「ロミオ&ジュリエット」のレオナルド・ディカプリオ、「ハート・ブルー」のキアヌ・リーブスと、今の韓流スター以上の人気を集めていたハリウッドの王子達・・・あの頃キミ達はホントに美しかったよ。
KINGの生涯の王子リバー・フェニックスが亡くなったのが93年。その頃ブームになったのが香港明星スター。リバーが亡くなったショックでハリウッド映画に距離を置いていたKINGはブームの勢いに乗っかって香港映画に傾注。レスリー・チャンにハマりまくって、カンヌ国際映画祭パルムドール賞に輝いた『さらばわが愛~覇王別姫~』は今でも好きな映画です。
・・・・と、振り返ると90年代に好きだったものは今でも好き!ということに気づいた私。成長していないのではなく、自分の好みが確立されたのが90年代だったということかしら。「一番好きな○○は?」と聞かれると90年代のモノが頭に浮かぶことが多いのだから、私の好みの基準って90年代なのね。
でも唯一の例外が音楽。90年代よりはバンド・ブームのちょっと前の80年代音楽がイイ。ボウイ、TMネットワーク、バービーボーイズ、レベッカ、岡村靖幸、尾崎豊などの面々が元気に活躍していた頃が好きで今でも聞きたくなる時があります。「夜のヒットスタジオ」とか、また見たいなぁ。