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オメガ電波塔

2015-01-13 | 観光
以前、対馬市で東洋一高い電波塔の跡を写真におさめていました 場所は対馬市上対馬町にあり、舟志(しゅうし)湾に突き出た半島の先端に立つオメガ電波塔は超長波 (VLF) を発信し、船舶などの位置確認に利用されていたそうです 世界では米、豪など7ヶ国にありアジアではここ対馬だけだったとのことです 今は解体されて公園として部品等が展示されています









鉄塔を支える支線を固定するブロックになります 流石デカイです







鉄塔の下部のみ残っています これまたデカイです





















どこで使われていたかは不明ですが、色んな部品になります 支線の大きさが分らないと思い私の手で写真撮りました デカイですよね この支線は鉄塔から1kmの位置にまで張られていたとのことです メンテナンスもそれは大変だったのではと思います













ここにあったオメガ電波塔は東洋一の大鉄塔であり高さ455m、直径3mもあり、東京タワーの333mより100m以上も高かったそうです この塔は1975年に海上保安庁が設置し10Kwのオメガ電波を世界の空にむけて発射していたのですが、人工衛星を使ったGPS(全地球航空測位システム)が普及し平成9年秋に役目を終えたとのことです 平成11年には地上から10m程度をシンボルとして残し「オメガ局跡地公園」として整備されています オメガと言えばスイスの高級時計を思い浮かべるのですが、ここで言うオメガとは関係なく、難しいのですが、ここで言うオメガは超長波 (VLF) を利用して船舶や航空機が航路を設定するためのオメガ航法だそうです これは1950年代にアメリカ人ジョン・ピアース (John Alvin Pierce) によって提唱され、究極的な電波航法を意味するためにギリシア文字の最後の一文字「Ω」を取って「オメガ電波航法 (OMEGA radio navigation system) 」と名付られたそうです 2010年(平成22年)9月13日に東京スカイツリーが地上461mになるまでは、日本史上最も高い建造物であったのが、東京スカイツリーによって再認識されたとのことです

では、次回更新まで