田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

京料理 パートⅡ

2008-11-01 18:18:55 | よもやま話・料理編
「 今日はこの前の続きで、おっちゃんでも解る京料理の講義をするね。
         題して、 『 こんな事、京都じゃしない ! 』 という事で。 」

「 そこそこ京都で、まっとうな修業した料理人の料理に出合うと、俺達にはすぐ解るとタイ。
  小鉢ひとつ見るだけでよい。 食べるまでもない。
  すぐ、自分と同じその筋の人間の臭いがする。 」

「 ほんなコツかい? そんなら、話してみてくれ! 」 と、神妙な顔つきのおっちゃん。

~~  まず、見ただけで解かる食材シリーズ  ~~ 
                                           
* パセリをそのまま飾る。 ( 刻んで料理に使う事はある )
* 胡瓜を斜めスライスして、刺身に添える。
* レモンの半月(又は輪)切りを、焼き物や刺身に飾る。
* 土瓶蒸しに、海老・鶏・蒲鉾を入れる。
* 菊の花をそのまま刺身に飾る。 ( むしって、茹でて使う事はある )
* 飾り葉 ( かい敷とも言う ) には、何でも良いという訳ではない。
     「 ヒゲの修業時代、何か葉っぱを採って来いと言われ・・・。
       京の冬山、雪に埋もれて何もあるハズないのに、バイクで二時間も
       一生懸命探しましたよ。 」
     「 そぎゃぁんコツも、あったつかい。 」
* 魚の姿焼きをする。 ( 鮎の塩焼や小魚くらい。後は婚礼の鯛の姿焼きかな。 )
* 活き造り、姿造りをする。
* 魚のアラ料理をする。
    ( 京・平安閣という所におった時の事。
      2.3Kのスズキの頭がゴロッとゴミ箱に。 ゴミ出し係りのヒゲは、
      『 こ、これは、捨ててあっとですよね? もらって良かですよね? 』 と。
      いそいそと持って帰って、あけみちゃんと二人で焼いて喰うたとさ。
      貧乏夫婦には、大層なご馳走だった。
      平安閣の社長も、時々ゴミ箱を覗きにくるから、ゆめゆめ油断がなりませんでした。 )
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする