Ｅ・ケネディー逝く

今年のベルリン世界陸上、Ｕ・ボルトのワンマン・ショーで大盛り上がり。
時折、画面に登場するベルリンの壁の崩壊シーンも、かすむ様だ。
今時、東ベルリンと西ベルリンがあった（！）なんて、知ってる方が少ないか？
ましてや、　『　ベルリン空輸　』　なんぞは、もう歴史のかなたか？

そのベルリン空輸から少し経った、ＪＦ・ケネディーの時代。
小学生のヒゲ達は、近くの空き地で遊んでいた。


　　　　　　　　　　
プラモデルの　『　空母エンタープライズ　』　や　『　戦艦大和　』　で、海戦（？）の真最中。
懸命に遊んでいるのですが、どこかおぼつかなげです。

ろくすっぽう、教科書は開きもしないくせに、大人の好事家向きの専門誌　『　丸　』　は、
ボロボロになるまで読みふけるヒゲ。

　　　　　　　　　

そんなある日の新聞にピーンときました。
キューバ沖で　『　臨検　』　と　『　海上封鎖　』　・・・　これって、まさか？
軍事専門誌ばかり読んでいた小学生ヒゲは、事態が飲み込めたのです。
他の漢字は何も知らないガキが　・・・　。

ドスを懐に持つヤクザさん達の前に、いきなり両手を拡げて、
　「　懐のモンを、おとなしく出して、国に帰（け）んな！　」　と。
まァ、要するにケンカ （戦争） 売ってるようなもんです。
こうして、ソ連とアメリカの危険なチキン・レースが始まったのでした。

空き地で、『　ゼロ戦　』 片手にドンパチやッていたヒゲ達。
「　もうすぐ、俺達、ソ連のスイバク （ 水素爆弾 ） で殺（や）らるっとよね？　」　と、
誰とはなしに、話が始まりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「　ほんなら、もう学校の勉強したっちゃ、何～ンならんたい。　」
一端の厭勉 （？！） 気分に浸っておりました。
普段でも、ろくに学問しないくせに！
そして、　「　今のウチに、遊んどくバイ。　キィーン、バババババーン　」
　　　　　　　　　　　　　
そして八月、２０世紀のスキャンダル（？）を独占したケネディー・一族最後の巨星も落ちた。
彼らの相手（？）　・・・体格はデカイが、ウォッカあおって陽気なロシア人。
現在は　・・・　毛沢東軍独裁国６０年・記念パレードでＩＣＢＭ懐にチラつかせ、
「　やるか！　核もあっとぞ！　」　と脅かしながら、その癖、銭もうけ主義にも勤しむ中国人。
やっかいな相手だ！