いつもの田園カウンター ・・・
O先輩 「 おい、片山! ヌシャ、 “ 農口杜氏 ” て知っとうかい?! 」
ヒ ゲ 「 うわぁ、先輩はあのテレビば、見とったっですか? 」
あのとは、先日あったNHK 『 プロの流儀 』 に登場した “ 常きげん ” の
杜氏の物語だが、前の蔵 ( 菊姫 ) にいた時にも、別の番組に登場していた。
先輩 「 ウン、そうバッテン、あぎゃんまでせなんたいネ?
酒ば造る為にね。 俺ら、感心したばなぁ! 」
ヒ ゲ 「 ほんなら、浪ヤン、先輩には先ず、“ 菊姫の山廃純米 ” ば差し上げて。 」
先輩 「 はァー、こら、いつもの新潟のあっさりした酒とまるで違う。コクのある酒ばいね! 」
先輩、今から18年程前のコツですが ・・・
私ら二人で、北九州の平嶋酒店を訪ねたっです。
二階の部屋に案内されると、先客がいました。
体格が、がっしりとした男性でした。
平嶋さんが 「 ちょうど良かった! 菊姫の農口杜氏さんです。
こちら、熊本の田園さん。 あんたの所のお客さんでもあるんですよ。 」
ヒゲ 「 田園の片山です。
いつも “ 吟 ” と “ 山廃純米 ” をお世話になっております。 」
先輩 「 そぎゃん、関わりもあったったいね! ほんなら、次は “ 吟 ” ば一杯もらおうか。 」
ヒ ゲ 「 浪ヤン、調理場に、菊姫・大吟の “ カス汁 ” ば、一杯作らせて。
中身は、揚げと小葱だけで良かけん。 」
先輩 「 こらぁ、又、全然違うカス汁ね。 コクがあるのに、あっさりしとる。」
ヒ ゲ 「 先輩、酒かすは、普通は板状になっていますよね。
酒袋を、プレス機で圧力を掛けて絞るので、板状になって残るのです。
菊姫さんの吟醸は、酒袋を吊るして絞るのです。
自然に雫が落ちていくのを待っていると、こんな風に “ 溶き味噌 ” 状態の酒カスが
出来るんです。」
そして、先日、長男から “ 常きげん ” さんの酒カスが送ってきた。
親の、そんな昔の関わりを、知ってのことだろうか??
多少の圧は掛かっていたが、純米吟醸のカスだ。
昼食でカス汁で楽しんだ後は、粕床を作り、ブリの切り身を漬け込んだ。
子供の頃、カチカチの板状のやつを焼いて、砂糖醤油で食べたのを思い出す。
O先輩 「 おい、片山! ヌシャ、 “ 農口杜氏 ” て知っとうかい?! 」
ヒ ゲ 「 うわぁ、先輩はあのテレビば、見とったっですか? 」
あのとは、先日あったNHK 『 プロの流儀 』 に登場した “ 常きげん ” の
杜氏の物語だが、前の蔵 ( 菊姫 ) にいた時にも、別の番組に登場していた。
先輩 「 ウン、そうバッテン、あぎゃんまでせなんたいネ?
酒ば造る為にね。 俺ら、感心したばなぁ! 」
ヒ ゲ 「 ほんなら、浪ヤン、先輩には先ず、“ 菊姫の山廃純米 ” ば差し上げて。 」
先輩 「 はァー、こら、いつもの新潟のあっさりした酒とまるで違う。コクのある酒ばいね! 」
先輩、今から18年程前のコツですが ・・・
私ら二人で、北九州の平嶋酒店を訪ねたっです。
二階の部屋に案内されると、先客がいました。
体格が、がっしりとした男性でした。
平嶋さんが 「 ちょうど良かった! 菊姫の農口杜氏さんです。
こちら、熊本の田園さん。 あんたの所のお客さんでもあるんですよ。 」
ヒゲ 「 田園の片山です。
いつも “ 吟 ” と “ 山廃純米 ” をお世話になっております。 」
先輩 「 そぎゃん、関わりもあったったいね! ほんなら、次は “ 吟 ” ば一杯もらおうか。 」
ヒ ゲ 「 浪ヤン、調理場に、菊姫・大吟の “ カス汁 ” ば、一杯作らせて。
中身は、揚げと小葱だけで良かけん。 」
先輩 「 こらぁ、又、全然違うカス汁ね。 コクがあるのに、あっさりしとる。」
ヒ ゲ 「 先輩、酒かすは、普通は板状になっていますよね。
酒袋を、プレス機で圧力を掛けて絞るので、板状になって残るのです。
菊姫さんの吟醸は、酒袋を吊るして絞るのです。
自然に雫が落ちていくのを待っていると、こんな風に “ 溶き味噌 ” 状態の酒カスが
出来るんです。」
そして、先日、長男から “ 常きげん ” さんの酒カスが送ってきた。
親の、そんな昔の関わりを、知ってのことだろうか??
多少の圧は掛かっていたが、純米吟醸のカスだ。
昼食でカス汁で楽しんだ後は、粕床を作り、ブリの切り身を漬け込んだ。
子供の頃、カチカチの板状のやつを焼いて、砂糖醤油で食べたのを思い出す。