田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

グルメ弁当~2

2011-10-08 19:18:29 | よもやま話・料理編
先ずは、前のブログ “ グルメ弁当 ” を覗いて頂きましょう。
ヒゲにも、久々のたん熊の弁当でした。
ヘェ~、今どきこんな(!)仕事もするんだ。
弁当の定番、出し巻き卵も、勿論入っている。 これから頂くことに。
あー 懐かしい!

70年代、京都駅近くのグランドホテル地下。
其処のたん熊で、ヒゲはもくもくと洗いものをこなしていました。
他には、何も仕事をさせて貰えません。
見かねた其処の板前が、ヒゲに言いました。
「 お前、出し巻き卵ぐらいやりたいやろ? 」  「 はい 」
「 ほな、此処の営業が終わる夜中来い。 ワシが教えてやる。 」
 ・・・・ そして夜中。 ヒゲ、初めての調理実習です。
その中習いの板さんが、お手本の巻き方を披露しました。
次ぎは、ヒゲの番。 
左手で卵焼き器を持った途端でした。 ( 重い! とても重い。 )
チェスのピースしか持った事が無い(?)ヒゲ。
左手は全くチカラが有りませんでした。
左手首が、くの字になって鍋を支えるのが精いっぱい。
とても鍋を、中空に煽るなんて出来ませんでした。
                     
折角の個人レッスン、スタートからつまずきでした。 汗
それでも、練習として、布巾を卵に見立ての方法なんか、後にエアークッキングで
凌いで行ったヒゲのベースと成ったのです。

           
      《 今でも、こんな練習を教えている所が有るようです。 》

そんな昔話を想い出していると、突然カカァがほえた。
  「 何ね? この銀杏は(怒) 」
たん熊さんの弁当に、 “ 青銀杏 ” が入っていたからです。
青銀杏とは、新物の翡翠銀杏では無く、瓶詰め出来あいの着色銀杏の事。
こんな事までして、出店で京弁当を売るかい?
第一、たん熊はんの先代は、こんなチマチマした弁当仕事はしなかったンじゃないの。
隣りの下鴨茶寮さんの、松葉銀杏はちゃんと新物です。 
色は青じゃないけど、零余子(むかご)と組んである松葉。
こんな仕事も結構大変です。
ちゃんと丈夫で、先端のとがった松葉を選んで置きます。
銀杏は、熱い内に松葉を通して置きましょう。
少し冷えると銀杏が硬化して、松葉が通らなくなりますから。
                 
                        
それにしても、たん熊弁当。
鴨ロースやイクラ、コレも既成品やろ?
そんなモン使うてまで、九州の片田舎に京弁当届けて頂いて、有り難いこっちゃ。 汗

昨晩の我が家は、秋一色でした。 銀杏と栗はお初。

 
収穫して時間が経っていたのでしょうか? 
ヒスイ色でないのもありました。  
                     
                       熊本産の利平栗

 
       辛味の効いた大根卸しとスダチで
              
                  冬瓜・厚揚・若芽を味噌と酒糟仕立で                    
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