青天の霹靂

７／２６（日曜日）　　ひとりで寝ていたヒゲに、モーニング・コールが。
やれやれと起きて、ＴＶのスィッチを入れると、ＮＨＫ杯将棋が始まっていた。

横歩取り最新形です。
先手・谷川九段の５六飛車回りから雲行きが変わった。
まだ、ホンの序盤と云うのに。
阿部健五段の２四飛車に、２ハ銀。　極、普通の受けで当たり前に見える。
　　　　　
しかし、自然な流れな７五歩に、突然の２七歩。
何だ？　随分強引だな。　解説陣も首をひねる。
そして、思いがけない４七角成り！　　
ウッ、ウッ、嘘だろう。　青天の霹靂です。
こんな早く、こんな雷みたいな変化が潜んでいるなんて。
　　　　　
崖っぷちの谷川九段の８三銀から、７二銀成りで逆転か？と誰もが思った。
　　　　　
しかし、４ハの龍がうまく効いてて詰まない。
なんて巧く出来ているンでしょう。
　　　　　
朝食のサンドイッチを頂きながら、いつもの“なんでも鑑定団”にチャンネルを換えると演ってない。

しょうがない、ＮＨＫのニュースでもみよう。
すると、熊本の台風情報と共に、火事現場の映像が流れている。
上空からのアングルだが、焼け跡に変な物体が在る。
軽飛行機みたいなのだが？
どうやら東京・調布市の住宅街に、離陸したばかりのセスナが墜落したようだ。
住宅に居た人たちが巻き添えになっているとか。
　　　　　　　　　　　
離陸したばかりという事は、燃料をタップリと抱えているだろう。
そんな飛行機が落ちると、あっという間に火が燃え上がるのは当然のこと。
青天の霹靂！！　　逃げる間もないとはこの事か。
墜落した機の人達も気の毒だが、墜落された家の人達は想像を絶する恐怖でしょう。
日曜のひと時、まったりと将棋番組を家族で観ていたかもしれない。
そんな穏やかなところに、青空からサンダーボルトが直撃で、たちまち阿鼻叫喚の世界に。
シャバは何が起こるか、一瞬先は闇である事を実感するばかり。

台風が近づく時にも、何があるかわからないものだ。
遊びに浮かれているカァちゃん達、安全策を取るだろうか？
天草の海も荒れると怖いんだが。
台風に巻き込まれない内に、戻って来れる様に御祈りしよう。

　　　　　　　
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