田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

大阪・梅田で、青天のへきれき

2016-02-28 17:39:50 | ヒゲの毒舌
先月の診察では、レントゲンと心電図と血液検査をしました。
ちょっとしたハップニング(?)で、レントゲンのコントロール室(?)に居たカァちゃん。
興味津々に観察する人で、撮影中の画像を見ていたようだ。
「 ね~ぇ、貴方は何も持たされてないよね? アレ、なんだろう? 」 と首かしげて、
妙なコトを聞いてきた。

やがて、問診の番が来て、ドクターの前に座る。
現像されたレントゲンのフィルムが掛けてある。
何か、おかしい?
ヒゲの胸部が映っているハズなのに ・・・ ?
まるで、ヒゲが業務用のすりこ木を、胸の前に持っている様です。
いぶかるヒゲ達に、ドクターが説明してくれます。

「 これが、ステントですよ。 大丈夫そうですね。 」
「 えぇーっ、こんなに大きいんですか? 2本挿入したように記憶しています。 」
「 そうでしょうね。 網目が見えるでしょう? 」

ヒエッー、こん棒並みの大きさの影がクッキリと写っています。
これが、カァちゃんが見た不思議な物体だったのです。
更にドクターは続けて、 「 これが、人工血管です。 」

5年前に、声がかすれてきた症状をきっかけに出血が判明して、二回目の手術を。
その時が、カテーテル治療でステントを内挿したのでした。
16年前の人工血管はそのまま大丈夫で、ステントで補強と云う訳です。
今までにも、CTやらX線の画像は見ていたのですが、これほど鮮烈ではなかったような?
こうして、初めて観る自分の人工血管やステント。
貰った命を再認識しました。

つい最近のNHK・Eテレ、番組のテーマは、『 大動脈乖離! 』
なんて難しいテーマを持ってきたのでしょう。
先ずは、経験者の談話から始まる。
「 かつて経験したことの無い痛みが ・・・ 」
そうです、その通り。 我が意を得たり! の談話。
番組案内役のタレントも、人工血管の大きさにア然とする。
ヒゲの人工血管は、もう、体内組織と癒着しているのだろう。
まだ、胸部は針を刺す様にチクチク痛む時がある。
体をねじった時は、ホンマに目に火花が飛び回わります。
別の経験者の談話が出る。
この女性の場合は、即、開胸手術ではなかった。
CTで検査して、経過を様子見することに。
そして、足からのカテーテル治療で、ステントを入れ無事に。
解説のドクターが、この病気の場合、病院に到着する迄に、2割の方が亡くなっていますと。
突然の発症に加えて、本人には訳のわからない内に、死亡する可能性があるのです。
そう、発症者が病院にたどり着くのは、非常に難しいのだ。

其れから間もなしの2/25(木曜日)、速報が入ってくる。
大阪・梅田で、暴走乗用車により死亡事故が起きた。
             
そして、現場の救急隊員によると、運転手には大動脈乖離(!)の兆候が診られるとのこと。
ヒッエ~~、なんて事でしょう。
ちょっとだけ、ヒゲに加害者意識が起こりました。
自分と同じ急性疾患での発症。 妙な仲間意識がめばえたからです。

      人気ブログランキングへ 
   http://blog.with2.net/link.php?1046790  
          ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする