最近見たネットの記事によれば、現代日本女性は、将棋を指す若い男性にあこがれとか?
ひっえー、ヒゲは、にわかには信じられません。
もし本当なら、この時代に、ヒゲの高校生の頃を持って来たかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e6/cc7456e75d39b4f131d31dce297599a7.jpg)
昭和40年代初期、ある日曜日の午前中。
高校生ヒゲは、NHK教育テレビの将棋トーナメントを見ていました。
そこに、田園の税理士さんがやって来ました。
そして、ヒゲの横からTVをのぞき込みます。
「 オイ、ニイちゃん(ヒゲのことをこう呼ぶ方です)、こんテレビは、もうイカンばい。
電気屋に見せた方が、ヨーわなかろうか?? 」
無理もありません。
画面は、静止画のごとく固まったままです。 しかも、音もありません。
ブラウン管の故障と間違えても、むべなるかなでしょう。 (笑)
当時のNHK杯の映像は、今みたいなサービス満点の解説やおしゃべりはありませんでした。
だから、長考の時は、ブラウン管が故障した様に静止画面が続くのです。
やがて、3分!の長考の後、画面が動き出して、故障じゃあないことが判明。
解説にじっと耳を傾けるヒゲのソノ様子を、横から眼鏡越しに眺める中川氏。
まるで 『 化け物 』 を見るごとく、首を90度傾けた状態で、
下から上になめる様に見つめたのでした。
「 オウ、ニイちゃんな、こぎゃんとが面白かつな? 」
それは、まさに異形な趣味に傾倒する、ちょっと頭がオカシイ若者を罵倒する様な言質でした。
まあ、仕方ないことだったでしょう。
当時の将棋界と云えば、升田幸三を筆頭に、奇人変人の集まりと思われていた頃です。
今みたいに棋士と云うよりは、将棋指しって言葉がピッタリしていた人達でした。
そんな世界をのぞき込む若者は、当然少し変っている人間だと認識されたハズ。
この税理士さんだけでなく、教師の多くもそんな認識だったでしょう。
「 趣味は? 」 と問われても、とてもじゃないが 「 将棋です 」 とは
言えない雰囲気がありました。
当然、盤を拡げて駒を並べるなんて出来ず、隠れる様に本だけで勉強したもんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/71/7f25fec90249d7e52ac51a5a57481d9d.jpg)
≪ 卒業アルバムより ~ 将棋同好会の表の部活名です ≫
だから、今の時代の将棋人気がうらやましい。
そりゃあヒゲだって、奇人変人だと思われるよりは、どちらかというとモテモテの将棋高校生を
演じたいからです。 (笑)
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