田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天ぷらへの誘い〜キス②

2020-01-07 17:14:47 | よもやま話・料理編
或る日のマルセイ水産では、小キスのトロ箱が用意してありました。
前ブログで紹介の松葉用キスより、ほんのすこし小さい。
どうしよう?
まあ、価格は安い・・・思案している内、ピンと来たヒゲはためらわず仕入れた。

ヒゲが指示した料理法は、こうです。
ウロコを引いて、頭を付けたまま、背開きして中骨を抜きます。
腹わたを除いて、水洗い。
ここまでが、前日までの仕事。
                   
        ≪ これは、鮎です ≫

翌日、背側に塩胡椒します。 そして、全体に打ち粉。
次からが面倒です。
いい相棒を見つけて、コンビでするのが効率的かも。
キスの頭と尻尾を持って、溶き卵にくぐらせます。
頭と尻尾には卵汁が着かないように。
そして隣の相棒に渡して、パン粉(細目)を付けて準備OK。
つまり、胴体だけにパン粉を付けるのです。
予約の団体様に用意した油物です。

いよいよ宴会が始まります。
時間を見計らって、皮目側を下にして揚げます。
すると、揚がり姿は、頭と尻尾がちょっと上に向いています。
この風情がたまらなく可愛いのです。
Veniceの舟イメージさせて、 “ ボート揚げ ” とも。
              
洒落者の和食料理人なら、キスの “ しゃちほこ揚げ ” と呼ぶかも。
                   
揚げるのに並行して、タルタルソースに生パセリを刻んで混ぜ込んだソースを用意します。
揚げたキスの中央のくぼみに、このソースを入れます。
ミニ天紙を敷いて、キスを盛ります。
手前に櫛型レモン( 輪切りレモンではありません)を添えて出来上がり。

簡単なレシピなんですが ・・・ 。
鱗の付いた小キスをさばき、背開きして中骨を取る作業が、魚扱いに慣れてない
今の料理人さんには、結構ハードルが高いかもしれません。

      《 秘書談 》 
         ブログを始めて、10年が過ぎました。
         同じ話題をネタにする事も、度々あります。
         切り口が、チョッと違う時もありますが。 (笑)
         今日の話題も、2017年9月20日 に取り上げています。
         ご愛嬌と思って下さいませ。  

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コメント (2)
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