田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天ぷらへのいざない~蕗のとうを探せ

2018-04-17 20:36:20 | よもやま話・料理編
最近のグルメ風(!?)番組で、まるで当たり前みたいに登場する蕗のとうの天ぷら。
ずーっと以前(ヒゲの若かりし頃)は、料理の専門誌に掲載されていました。
「 なるほど、これはアイデアだ! 」 ヒゲは、直ぐにパクリます。
小さな蕗のとうを、まる揚げにしてあるのです。
塔はそのままに、葉っぱを一枚ずつバナナの皮をむく様に開いて、揚げます。
食べると、なるほど苦味は最小限で、なによりも風情が良いのです。
まるで、地中から出て来たばかりのイメージで揚げる事が出来る。 
いいね!
    

そんな或る日、手に入った蕗のとうがやけに大きい。
ワンパックに、二個入りのサイズです。
ヒゲは、念のため、同じように姿揚げした天ぷらを食べてみました。
見た目の風情は、大きいのひとこと。
ひと口でパクつくには、ためらう。
食べてみると、塔の部位はモサモサし過ぎて、とても食べられません。
小さな蕗のとうとは、似ても似つかぬモノでした。
実は、この “ 小さな ” が味噌です。
大きな蕗のとうは、文字通り、「薹(とう)が立っている。」 と言ってよいでしょう。
下世話な言葉では、「 あいつはトウがたち過ぎている。 」 と表現しますが。
                  
困ったヒゲは考えます。
そうか?! このサイズだから、姿で出す必要はないんだ。
葉っぱの部位をバラバラにして、塔は半分に切って揚げると、食べ易いハズだ。
試しに天ぷらにしてみると、まずまずの仕上がり。
              
今の飲食業、なかなか情報も豊か。
本や雑誌も充実していますし、何よりネット情報がすごい。
しかし、案外な落とし穴があることも多いのです。
先ほどの話、ヒゲが失敗した蕗の塔の姿揚げ。
見た目は、レシピどおり。
だけど、食感はまるで非なるモノです。
味見の再確認の大切さを思い知らされました。
京都辺りでは、均一な質の食材を業者が用意してくれます。
しかし、地方の食材は、玉石混交!
常に油断なく、チェックするのが肝要かも。
名前が同じと云うだけで、まるで違うモノになっている事もあるのです。
    

       人気ブログランキングへ 
    http://blog.with2.net/link.php?1046790  
              ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヒゲとヘレンケラー | トップ | シャバの空気 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タイミング (batten)
2018-04-18 23:22:46
昨日食べた料理屋の天麩羅は関西風でした。
開いた鯊に梅を包んで揚げた物&蕗の薹にクリームチーズを鋳込んだ天麩羅。
揚げ色も天汁も好ましくて、どちらのご出身か修業先?と聞いたら、京都の方でしたね。
また、一品一品が出てくるタイミングが良かった。

赴任して2ヵ月の私。
中々、スタッフとの間が埋まらない、アフター5がポイントなのかもと思うのですが
私が飲める夜とスタッフとのタイミングが合わない東京。
私が合わせたら良いのでしょうが、まぁ色々です。
何でもそうですが、間と呼吸でしょうか・・・

業者の納めは魚屋はAM7:00には終わって、その後が八百屋さん。
築地から近いのは有り難いのですが、中央市場オンリーなので、やや高い目の根付けです
ただ、生産時季と発注のタイミングが合えば何でもあるのが築地市場
大きさは完璧に近く揃えますね、
でも、形や大きさが違うのが自然やと思う最近の私
無理して揃えて、高いもんを買うて売ってるのかもしれません。

PS:ストレートで球磨焼酎飲んだら酔いますね
   関西でも関東でも、焼酎は芋がNO1、アホですわ。
返信する
寒暖差アレルギー (ヒゲ)
2018-04-19 15:51:08
最近は、私ら夫婦も、寒暖差でフウフウ言ってます。バッテンさんの鼻みずを笑っていた事に、罰が当たったみたいです?笑。新スタッフとのコミュニとは、中々厄介な問題ですね。私には、全く上手く出来なかったプログラムです。天ぷらもアフター5も、間が大事なんでしょうが、そんな簡単に修得出来るモンではないし。時が解決してくれるのを待つだけの、まあ、しょうがない事もあるんでしょう。
返信する

コメントを投稿

よもやま話・料理編」カテゴリの最新記事