ぶらり町めぐり&御朱印

町を歩くのが好きだ。特に御朱印集めに熱中した。年齢を重ね、段々と体力が落ちてきたが、もう少し頑張りたい。

ご朱印めぐり 群馬県沼田市 迦葉山弥勒寺 関東三天狗の一つ

2023年04月03日 08時54分17秒 | 旅行
高崎駅から上越線で沼田駅まで乗車。沼田駅前からは、谷川岳連峰が見える。山国に来た気がする。真田氏ゆかりの土地だが、今回は弥勒寺(みろくじ)をお詣りするためだった。地元の人は、弥勒寺と云わず迦葉山(かしょうざん)と呼ぶ。



高尾山の薬王院、古峯神社と並び、関東三天狗の一つとされている。天狗が出没するのは深山幽谷と決まっている。三天狗の内でも、ここが一番アクセスが悪い。

沼田駅からのバス便があるが、平日は一日に僅か2便、朝と夕の通学帯だけである。土日は昼間の便が1本だけあるが、バスでの往復は難しい。

ということで、最初からタクシーを利用すると決めていた。山道を歩かなくてすむように、本堂の近くまでタクシーで行くと決めていた。体力があれば、別の選択肢も考えたかもしれない。

タクシーで、沼田の市街地を脱け、郊外へと坂道を上がる。坂道から下界の桜がよく見えた。沼田市は桜が満開になったところだった。



もっとも桜もここまで。迦葉山に向い走るにつれ、5分咲き、2分咲きと開花が遅れる。気温差が激しい。

延々と山道をあがり、迦葉山弥勒寺前に到着。時間と体力があるなら、麓にある華麗な山門から歩くべきなのだろう。

階段を上がるが、この程度ならなんとかなる。


深山幽谷である。まだ冬景色で、境内には雪が残っていた。




本堂。曹洞宗の寺院である。本尊は、聖観世音菩薩。


天狗寺だから。



ご朱印は「中峰大薩埵」と書かれている。「中峰」は弥勒寺中興の祖・天巽禅師の弟子に当たり、超能力があり、天狗の生まれ変わりと云われた。弥勒寺が天狗寺と呼ばれるようになった所以である。

深山にあり、山道が長い。積雪も半端ではないだろうから冬は閉鎖するのかと思っていたら、タクシーの運転手さんが「初詣客が多いのです」と云う。

10年ごとに御開帳があるそうで、次は令和7年ということだ。賑わうらしい。再来年のことだから、そういう時にお詣りするのがよさそうだ。

あるいは、秋の紅葉が素晴らしいと云うことから、秋になれば旅行会社のツアーもあるだろう。自家用車で行くならともかく、公共交通を利用しなければならないなら、旅行会社のツアーで行くことを奨める。単独自力でお詣りするには金がかかりすぎる。(タクシー代は、沼田駅・弥勒寺往復で16620円だった。)


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