鑁阿寺を出て、隣接する足利學校へ向う。日本最古の学校とされる。室町時代に宣教師が訪れた時には3000人が学んでいた。
濠に沿って歩いた。
茅葺きの屋根が見える。方丈と庫裏である。
学校入口。
入園料を払う。ここで学生証を貰うのだ。
受付にご朱印があったので求める。稲荷社のご朱印だった。稲荷社は、受付の対面にある。
神社らしからぬ普通の建物だが、これはお社を保護する覆いである。
中に小さな社がある。
学問の守り神だが、普通は天神社なのに、ここはどういうわけか、稲荷社である。
足利学校の方丈へ向う。
手前に孔子廟がある。もちろん、孔子を祀っているが、右側に、小野篁(おのたかむら)の像があるのは意外だった。足利学校の起源は解明されていないが、小野篁が創始したという説もあるからである。
小野篁という人は不思議な人で、夜ごと、閻魔大王のもとに通い、補佐役を務めたという。東京の小野照﨑神社に祀られているね。
茅葺きの方丈と庫裏がある。もとの足利学校の建物は失われ、復元したものである。足利学校の存在が文献で確かめられるのは、1439年、関東管領・上杉憲実の時代からである。