★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

片柳幼稚園

2008年02月05日 | ★道をひらく
ふと思い出し、検索して見つけました。


  片柳幼稚園:http://www.kidslink.jp/katayanagi/


この幼稚園は埼玉県さいたま市にあります。

私の生まれは埼玉県。私はこの幼稚園に入園していました。
しかし、転職魔の父親の思い立ちで突然茨城に行くことになってしまい、入園してわずか1ヶ月でやめることになってしまった幼稚園です。私はこの幼稚園が大好きでした。

ホームページのトップページの写真の建物は、私が通っていた当時と変わらず同じピンクの建物です。この写真を見ていたら、懐かしさと悲しさがこみあがってきて泣けてしまいました。

「ここに卒園まで通いたかったなぁ。。。」

母親の話によると、入園式の前日、幼稚園に行ける事をとても心待ちにしていたらしい私。
夜中まではしゃいでてなかなか寝なかったらしく、入園式の時に撮った当時の私の写真の顔はとても眠そうに写っています。

私は今でも思ってしまうのです。
どんなに考えても、もう過去には戻れないのに。

もし、片柳幼稚園に通っていたら、私はどんな人間になっていただろうか、と。

たぶん今よりはもう少し心が豊かな人になっていたのではないかと感じます。
今でも少し覚えています。この幼稚園生活がとても楽しかったことを。自信に満ち溢れ、毎日、学ぶことがとても面白かったことを。

だからこそ、茨城に来てからの淋しく悲しくつまらない毎日が5歳ながらにも辛かったんだろうなと思います。私の心はあの時からだんだん冷たくなっていったように思います。

長時間労働だったため、親と一緒にいられない淋しさ。
言葉が違うため、周りに打ち解けられない淋しさ。
埼玉への望郷の念。

小さな子どもは辛いということをうまく親に伝えられない。
子どもって、親のために自分が我慢しちゃうんだ。
親にとても優しいんだよね。
私は自分のことながら、そんな風に親に気遣いができるんだから、子どもってすごいなって感心しちゃう。
けなげに小さな身体で耐え忍ぶんだから。

だからこそ、親はそんな子どもをちゃんと見て、どう思っているのか、見抜いてあげないといけないと思います。

私の子どもには、こんな淋しく悲しい思いはさせません。
私の子どもには楽しくなること、大好きなことをたくさんさせてあげられるような環境をつくってあげたいと、自分の過去を反面教師にして、そう心に決めています。
コメント
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