★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

夫婦別姓・女性の再婚禁止期間、初の憲法判断

2015年02月20日 | ★夫婦別姓


<最高裁大法廷回付>家族の規定に泣いた原告「実情見て」
                          毎日新聞 2月18日(水)22時50分配信

 家族を巡る民法の2規定に初の憲法判断が示される見通しとなった。最高裁が二つの訴訟の審理
を大法廷に回付した18日、夫婦別姓を待ち続けて訴訟を続けた原告や弁護団は、違憲判決に強い
期待感をにじませた。法制審議会(法相の諮問機関)が選択的夫婦別姓の導入などを答申してから
19年。「一言で言うと半信半疑」。原告は驚きを隠さず、戦い続けた弁護団も「まず一歩」と力
を込めた。

 夫婦別姓を求めた訴訟の原告のフリーライター、加山恵美さん(43)は同日夕、東京・霞が関
の司法記者クラブで記者会見し、「多くの夫婦が迷っていたり、困っていたりする。実情を踏まえ
て判断してもらいたい」と語った。

 婚姻届を出したのは2000年。「自分の名前のままやっていこう」と日常生活では旧姓を通称
として使用し続けたが、公的書類や契約書に署名する度に「本名」を書くよう求められ、煩わしさ
から04年に形式的に離婚届を出し「ペーパー離婚」した。

 選択的夫婦別姓が導入されれば、事実婚状態は解消できると考えていたが、長い年月がたっても
状況は変わらない。「社会は既に変わり、法律が追いついていない状態。(最高裁は)よく考えて
ほしい」と訴えた。

 夫婦別姓には「家族の一体感が損なわれる」との反対意見が根強いが、国連からも是正を促され
続けている。榊原富士子・弁護団長は「一歩進み、うれしい気持ちでいっぱい。『憲法違反』と最
高裁に書いてもらいたいのが切なる気持ちだ」と話した。【山本将克】

          ◇

 一方、再婚禁止期間の見直しを求めた訴訟を起こした岡山県総社市の女性は、大法廷回付の知ら
せを聞くと「自分のようにつらい思いをする人がいなくなってほしいと訴訟を起こした。夢に一歩
近づいたかな」と喜んだという。暴力を振るう前夫と裁判を経て離婚したが、再婚まで7カ月かか
った。代理人の作花(さっか)知志弁護士は「明治期の遺産を、家族観が変わった今にふさわしい
憲法判断で改めてほしい」と期待を寄せた。



長い。長かった。やっとここまできた。

私がこの夫婦別姓の問題に気づいたのは、20歳の時だった。
あの頃、選択的夫婦別姓の民法改正の動きがあった。

結婚しても、自分の苗字を変えないですむかもしれない!
「おまえは○○家の嫁だ。」とか
「長男の嫁」とかもなくなるかも!

って思ってからもう22年。
まったく変わる様子もなく、ここまできた。

しかし、色々な方が訴訟をおこしてくださり、
何年も何年もあきらめずに、くじけずにここまで頑張ってきました。
その活動に敬意を表します。

時代は変わり、夫婦で違う苗字でもあまり違和感がなくなってきました。
「そういう人もいるよね。」
と少しずつ寛容な社会になってきたと思います。

そこへ、安倍首相が「女性の活躍」とか言い出した。

でも、「女性が活躍」するには、自分の氏名は大切なもので、
苗字が変わってしまっては同じ人だとは思ってもらえない。

そもそもどうして「女」という理由だけで
苗字を奪われる慣習にしたがわなければならないのか。

DNA鑑定ができる世の中で、再婚禁止期間を
どうしていつまでも明治時代の推定嫡出子の考え方を使うのか。

法律が時代に合っていない。

苗字が違うからと、家族が壊れることはないし
女性が働いた方が出生率は上がる。
父親かどうかはDNA鑑定をすればすぐわかる。

女性の生き方を尊重できない、
子どもを大切にできない、
夫婦別姓すら認められないような国では
この先、発展などしないと思うよ。

さあ、どうなるかな。


最高裁で違憲判決がでました。
民法が改正されて、夫婦別姓が選べるようになり
再婚禁止期間も短縮されました。
感謝します!
コメント
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