on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

2024年 今年もよろしくお願いします

2024-01-08 14:51:01 | 日記
 2024年、能登半島地震で被害に遭われたみなさま、羽田空港の衝突事故に遭われたみなさま、心よりお見舞い申し上げます。

 私が能登に行ったのは学生の時、とにかくどこへ行っても海がキレイだったことが印象に残っています。能登町宇出津の遠島山公園は海が透き通って海底の藻や海藻が草原のように見えていました。


半島の先端の禄剛崎、変わった地名の狼煙海岸、岩に窓のように空洞がある窓岩、義経が雨の晴れるのを待った古事に由来する雨晴海岸、どこも美しい自然と歴史の宝庫でした。






そこに住む人たちも素晴らしく、この地を攻めてきた上杉勢を追い返すために太鼓を勢いよく叩いたのが由来という御陣乗太鼓は、その音に思わず後ずさりする程の迫力がありました。「これ買ってって」と感情に訴えるような売り言葉の輪島の朝市。よその土地にはないものを感じました。

その後、リピーターにこそならなかったものの印象深かった能登半島が一日も早く復興するようお祈りいたします。
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Thanks 2023!

2023-12-31 07:30:00 | 日記
 2023年の年賀状は、ウクライナの平和を祈念して「ウクライナのお城の前で手を繋ぐうさぎたち」を描きましたが、ウクライナとロシアの抗争はますます混沌としてしまい、更にはイスラエル-ハマスの抗争も勃発するなどニュースを見るのが憂鬱になる一年になってしまいました。

 今年は天候が安定しなかったせいか、交通マヒの影響をよく受けました。みちのくシニアカーリングフェスタに出場のために青森に向かった時は、飛行機が遅れて空港から青森駅までの連絡バスに間に合わず、航空会社が用意してくれたタクシーにタダ乗りさせてもらいました。木曾駒ケ岳の帰りには豪雨で特急が運休し、駅で1時間足止めされて豊橋まで普通列車で移動。長野県御代田町のカーリングホールからの帰りにはしなの鉄道が車輪空転で通常は15分程の軽井沢駅まで1時間半かかってたどり着くなど、トラブルの多い年でもありました。

 それでも新聞社の10大ニュースでは、大谷翔平の活躍など、半分近くが明るいニュースで占められています。そう考えると、そんなに悪い年でもなかったのかなと思えてきます。スポーツや文化は世の中を明るくします。

 私にとっては、カーリングはオープン大会ではそこそこの成績を残せたものの、公式戦は散々でした。このままではいけないと、11月に受講したJCAカーリングスクールで得たことを活かしつつ前に進んでいきたいです。
 ハイキングは近場の低山には行けませんでしたが、夏には木曾駒ケ岳、初秋には富士見台高原に登ることができました。








 色々なことがありましたが、色々なことがあったということはそれだけ退屈しなかったということ。来年も色々あると思いますが、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
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JCAカーリングスクール  in二戸

2023-11-26 08:03:52 | スポーツ
 関東選手権東京都代表選考会は、内容は悪くはなかったのですが結果に結びつけることが出来ませんでした。カーリングは1投をとってもスキップが指示する位置、デリバリー(投げる人)の力加減と方向のブレ、スキップのラインを見ての判断とそれに対する指示、スィーパー(掃く人)の判断と力加減、これらに氷の温度や傾きの状態等々外的要因も加わってくるので、何が悪かったのかを判断するのは難しいですが、これらをひとつひとつ直していくことが重要なことはわかります。

 そこで、二戸で開催されるJCAカーリングスクールに参加してきました。JCAカーリングスクールは毎年数回開催されていますが、初心者を対象にしたものが多く、今回は経験者対象のクラスもある貴重な機会なので、二戸まで足を運ぶことになりました。



 岩手県には盛岡市内に専用リンク2シートを持つリンクがありますが、それが出来るずっと前から二戸のリンクでカーリングが行われており、ソチオリンピックに出場された苫米地さんはこのリンクでカーリングをされており、今回の講師も務められております。

 リンクは駅から6キロ程のところにあり、路線バスが講習開始の10分前に到着する便があるのですが、役者のように早着替えしてリンクに上がるのはきついし、ちょっとでも遅れたら全員集合しているところに「すみません」と頭を下げながら合流する羽目になるし、一方でその前のバスは朝の7時台なので、ここはタクシーを使いました。タクシー会社はカシオペアタクシー、二戸のカーリング協会もカシオペアカーリング協会と名乗っております。カシオペアの名はギリシャ神話に登場する王妃の名前で星座にもあります。岩手県だけに星ともかかわりの深い宮沢賢治に絡んだ話かも知れないとも思いましたが、宮沢賢治ゆかりの地は出生地の花巻や大学に通った盛岡辺りで、二戸は少し離れています。聞けば、二戸周辺の5市町村がアルファベットのWの形に位置していて、この地域を表す名称になっているとのことでした。世の中にカタカナ語が氾濫して日本語を乱していると批判する声もありますが、のどかな地に活気を感じる粋なネーミングに思えました。

 会場の岩手県北青少年の家は、二戸の市街地から軽米に向かう途中の小高い丘にありました。いくつかの建物で構成されていて、路線バスで行っていたらどの建物がリンクかわからずにうろうろしたかも知れません。
 リンクはとても広く、カーリングシートが6シートも描かれていて、その周囲に広めの通路があるので余計に広く感じます。今シーズンのオープンは前日で、氷もきれいです。
 ちょうど、初心者向けの講習が終わったところで、講師の方々がデモンストレーションでデリバリー(投球動作)が行われていましたが、氷の状態は普通の専用シートと同じ感覚のようでした。都内のスケートリンクでは通常の5割増しぐらいの力で投げないと届かないので、かなり良い状態です。



 講師陣は、オリンピック出場経験者の船山弓枝選手、苫米地美智子選手、両角公佑選手に日本選手権上位入賞チームのメンバーを加えた豪華版です。受講者は、地元岩手の方が多いですが、今年の青森や新潟の大会で顔を合わせた方々もちらほら見られます。カーリング界は狭い。

 私を含めた32名の受講生は4グループに分けられ、私のグループの担当は、両角公佑選手と、元コンサドーレの鈴木選手でした。

 まず、デリバリー(投球動作)の練習。講師の選手が構えたブラシ目掛けてストーンをデリバリーします。これが結構緊張するシーンなのですが、ライン(ストーンが向かう方向)もばっちりでした。他の受講生もよかったようで、「みなさん、落ち着いて投げればきちんとできています。それを試合の切羽詰まったときにできるかが大事です。」と言われました。トップ選手のお墨付きをもらったようで喜ばしい反面、持ち時間が決まった試合の中で常に落ち着いて動作することができるかの不安もよぎります。何度もデリバリーを繰り返す間に、ぶれやすいポイントも教えて頂き、そこに気を付けることでデリバリーの精度を上げることが出来そうです。
 仕上げは8人の受講生が2チームに分かれての1エンドゲーム。1点負けている状態での後攻か1点勝っている状態の先攻、前者を選んだら有利な後攻とはいえ2点以上取らなければならず、後者なら不利な先攻でブランク(両チーム無得点)か点を取りにいかなくてはなりません。じゃんけんに勝って選択権は得たものの、迷った末に1点ダウンの後攻を選びました。
 結果は、ティー奥(ハウスの後方)ながら2個のストーンを置けたもののその前に置かれた相手のストーンをピール(当てられたストーンと当てたストーンを両方はじき出す)が成功すれば勝ちという展開で、ストーンを出し切れずに負けてしまいましたが、ガチの試合のような緊張感があって、よかったです。
 短い時間でしたが、これからの試合に活かせる何かを得ることが出来た貴重な体験でした。


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カーリングって外気の影響も受けるんです

2023-10-21 19:53:01 | スポーツ
 9月のとある平日、軽井沢アイスパークにチーム練習に行ったのですが、現地に着いて車を降りても涼しさを感じませんでした。東京よりは確かに涼しいのですが、湿気が纏わりついてくるような不快な空気が漂っていて、とても避暑地とは思えませんでした。

 カーリングホールの中はもちろん氷はあるし空調も効いています。練習を開始して、最初の20分ぐらいは氷の上にじょうろのようなもので撒いた水(ぺブルといいます)が凍りきっていないのでストーンの滑りが悪いのですが、この日は時間が経ってもストーンの滑りは悪いまんまでした。ストーンの滑りが悪いときはウエイト(ストーンをデリバリーするときの蹴りの力)を上げて調整するのですが、例えば的となるハウスの円の中心を狙っていつもの調子で投げるとハウスのはるか手前で止まってしまうような状態でした。この日は最後までこんな感じでしたが、一定の強さで投げる練習もしたし、こんなコンディションで練習したことは今後の役に立つと思いつつ練習を終えました。リンクから廊下に出ると、うんざりするほど猛烈に湿った空気が襲い掛かってくる有様で、すぐに回れ右してリンクに戻りたい衝動に駆られました。

 そんな環境で練習してから2週間余り経った週末、同じ軽井沢アイスパークでの「関東選手権東京都代表選考会」がありました。もう、あの蒸し暑い空気ではありません。氷もノーマルに近い状態に戻っています。
 ところが、我々の体が覚えこんだウエイト感覚は完全にノーマルに戻っておらず、ミスショットを連発して散々な状態でした。試合を重ねるごとに徐々に感覚が戻っては来ましたが、既に時は遅く残念な結果に終わりました。

 氷は水が凍ったものであり、水は文字通り水平に拡がるので氷の表面は水平なはずと思われますが、冷凍装置の位置や外気が入るドアや建物の日当たりなどのいろいろな条件で凍り方は均一になりません。凍ったあとも、間接的に入った外気の影響や観客の数などの影響を受けて氷の状態は変化します。試合に勝つためには氷の状態の変化を素早く読み取って、適切なウエイトで投げる技術も必要になって来るのです。

 で、今回練習したことが無駄だったのか?目先の勝利は逃す結果となりましたが、特異なコンディションで練習したことはいつか役に立つはずです。次、頑張ります!!
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星降る里から富士見台高原へ

2023-10-07 17:33:29 | 日記・エッセイ・コラム
 中央自動車道は名古屋から木曽谷を通り途中から伊那谷に沿って諏訪方面へ向かいます。木曽谷と伊那谷との間は日本アルプスが横たわっているので、その下を恵那山トンネルが通っています。その恵那山トンネルの長野県側に位置するのが昼神温泉で、ここから富士見台高原まで登るのが今回の目的です。

 今回のメンバーは7人、名古屋駅に集合し、高速バスに乗っておよそ2時間で山合にある昼神温泉に到着しました。昼神温泉は開湯1973年の比較的新しい温泉で、近年は星空がきれいな温泉としても知られ、道の両側には燈篭、朝市広場、私設の天文台、星空の描かれた郵便ポストなど、明るいイメージの温泉です。




 宿泊先は「尾張あさひ苑」。愛知県の尾張旭市の保養施設ですが、尾張旭市民でなくても宿泊することができます。温泉は無色透明で浸かると肌がすべすべしました。食事も種類が多く、なかなかのものでした。






 翌朝、目が覚めると空気がひんやりしています。夜のうちに秋の空気に入れ替わったようです。空は曇っていますが、青空が広がりつつあります。バスでヘブンス園原スキー場まで送って頂き、そこからゴンドラとリフトでヘブンス園原展望台まで上がります。当初は、ゴンドラを降りたところから歩く予定でしたが、富士見台高原まで往復5時間かかりゴンドラやバスの送迎時間を考えるとタイトなので、展望台まで文明の利器のお世話になることにしました。




 展望台を出ると、いきなり急登できつそうと思ったのは束の間で、そこからは連絡バスも通る舗道で緩い下り坂になります。展望台よりも富士見台高原の標高が高いので下った分以上に登らないといけないので、下るほどに不安になります。途中でバスに追い越されましたがほとんど人が乗っておらず、「大丈夫か、このバスの採算」などと余計なことを考えてしまいます。大きな道との合流点から恵那山への分岐がありますが、途中に崖崩れが発生した箇所があるようです。バス道が終わるとログハウス風の山小屋がありますが、富士見台高原までは1時間弱で登れるので、恵那山を目指す登山者用に建てられたもののようです。立派な炊事場もあって、泊まってみたくなるような山小屋でした。
 そこを出ると富士見台高原への上りになりますが、綺麗に舗装された遊歩道のような舗道が暫く続きます。やがて、土の道になりましたが、坂は緩やかで登りやすいです。両側は熊笹に覆われていて高木がないので見晴らしはよいです。途中に神坂小屋という避難小屋がありますが、おそらく雷対策であろうと思われます。石を積み上げたケルンを右に見ながら進むと程なくして富士見台高原に着きました。









 富士山が見えたらという願いから富士見台高原と名付けられたとのことで、富士山は見えませんが、先月登った木曾駒ケ岳、数年前に登った焼岳が見えることを案内板で確認しました。そう、雲が微妙にかかっていて見えなかったのです。それでも、緑濃い手前の山々は手に取るように見え、風も涼しくて爽快でした。

 下山した夜、星空ウオッチングツアーに出かけましたが、夏の大三角にカシオペア座など明るい☆だけは見ることができましたが、薄雲がかかっていて星が降るような夜空を眺めることは出来ず、また一つ課題を残したハイキングになりました。
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