on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

『夏目漱石没後百年 朗読と絵画で綴る「吾輩は猫である」』を見てきました

2016-11-06 23:50:21 | アート・文化

 11月5日、高円寺「山椿美術館」で開演された『夏目漱石没後百年 朗読と絵画で綴る「吾輩は猫である」』に行きました。

 「吾輩は猫である」の英訳版が“I am a cat.”になっていて、「そりゃそうだけどさぁ」と思ったと、夏目漱石のお孫さんである夏目房之介氏は「孫が読む漱石」に書いていました。氏は、”I am a cat.”が逆輸入されたら、「私は猫です」「私って猫」になるのか?吾輩というニュアンスが現代日本には既にないのであるとも書いています。確かに、今どき自分のことを吾輩などという人は皆無だろう。この作品が書かれたのは1905年~06年、今から110年も前のことだから、無理もない。

 この「吾輩は猫である」、タイトルと書き出しは有名だけど、全部読んだという人は少ない。事実、この日の会場での「全部読んだ方いらっしゃいますか?」の問いに手を上げた人は数名に過ぎなかったし、私もあまりの長さに斜め読みしたり、面白そうな章だけ読んだりして、全文は読んでいませんでした。

 今回の朗読は、長い長い作品を短くしたものでしたが、“朗読と絵画で綴る”というだけあって、ステージの後ろには猫を題材にした絵画が並び、朗読者の背後には話の展開に合わせて場面を描写した絵が出てくるといった趣向が斬新でした。あらためて聴いてみると、猫目線で見た人間界の描写と、好奇心旺盛な猫が雑煮を食べて難儀したり、三毛猫に恋したり、物事を体験せずに生涯を終えてはつまらないとビールを飲んだりの体験談が面白く、小説全文をきちんと読んでみたくなりました。

朗読 鉄腕アトムの声優さんの清水マリさんと橋本美佳さん



なんでも鑑定団 木澤雅博さんと清水マリさんのトーク



清水マリさんはアトムに続いて、妖怪人間ベム、マグマ大使の声を担当されましたが、マグマ大使で初めて人間の声ができて嬉しかったと話されていました。

集合写真



前列左から、木澤雅博さん 清水マリさん 千々松幸子さん(ピョン吉くん)
後列 美術館オーナー市川百色子さん 橋本美佳さん 野歌つぐみさん(画家) 安部恒美さん(画家) 伊東正次さん(画家) 順いづみさん(ピアノ)
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堀川ひとみ「VECTOR」レコ発ライブに行きました!

2016-11-06 20:21:00 | 音楽
 文化の日の11月3日、堀川ひとみさんの4thアルバム「VECTOR」レコ発ライブに行ってきました♪



 会場の岩本町、東京の神田近くのライブハウス「Eggman tokyo east」に向かう道は休日のため閑散としていました。ところが、ライブハウスに入ると外の静寂が嘘のように大勢の人でごった返していました。空いている席に座ると、隣の方は何と、数年前に私がスタッフをさせてもらったときのライブがお初だったと聞いてびっくり!びっくりしたのは、私がスタッフだったときのお客さんが隣だったからではなく、私がひとみさんの本格的なライブハウスでのライブに来るのが、それ以来だったこと(^_^;)しかも、その間に同窓会用に校歌の録音をしてもらっていたのだから、随分な厚かましさである。。次は、もっと間隔詰めて来よう!

 そうこうしているうちに、オープニング。ステージにご本人の姿はなく、録音されたトークが会場に流れ始めました。「ラジオ番組風?」、「喉を傷めているって言っていたから録音?」そうではなく、一昨日のひとみちゃんと昨日のひとみちゃんの対談トークでした。
 これは単なる凝った演出ではなく、今回の4thアルバムのコンセプト「悩みは過去の自分の過ちに対するもの。今日に立っている自分は、その悩みを超えている。悩んだら、過去の自分を励まして!」に繋がっていたのです。ライブに御無沙汰ゆえに、隠れていた情報が一気になだれ込んできたような感じで、聴きごたえのあるライブでした。





4thアルバム「VECTOR」の曲。曲名を見てもわかるように、元気がもらえる曲が満載でした♪
1.Freedom=自由=
2.カラ元気
3.消滅
4.Lost…(Instrumental)
5.FIXER=黒幕=
6.矢印→VECTOR←
7.逸脱
8.NO Words~私は人生(うた)を飾らない~
9.Beyond By Edge=越境=
10.一歩踏み出せや

 ライブからの帰り道、休日夜のオフィス街から神田駅前の飲食店街にさしかかったとき、以前に堀川ひとみさんの路上ライブをこの辺りでやっていたことを思い出しました。その頃は、もっと頻繁にライブに足を運んでいました。やっぱり、次は間隔を置かずに行こう!
コメント (2)
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