暑い日が続いておりますね( -_-)
今年の夏休みは初日に大阪でセミナーの予定があって、そのあとは白紙でした。そのまま東京に帰っても暑いだけだし、エアコンではなく、どうにか涼しく過ごす方法はないかと考えているうちに思いついたのが「伊吹山」。冬に東海道新幹線に乗ると名古屋や京都は晴れていてもこのあたりだけは雪景色になるし、積雪量11mの世界記録を持つくらいやから絶対に涼しいはず♪と行き先を決定しました。
2019年8月13日、朝から強い日差しが照りつけています。前泊の彦根から米原乗り継ぎ近江長岡駅で降り、バスで伊吹山登山口に到着しました。
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レンタルスキー・スノボの看板を出したお店もありますが、スキー場が閉鎖されて10年以上も経っていることを感じさせない雰囲気があります。
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登山口で300円の入山料を支払い、登山者カードに連絡先と登山ルートを書いて投函。麓の三之宮神社に手を合わせて、登り始めました。登り始めは、人が余裕ですれ違える広めの山道で石がごろごろしていますが、木漏れ日が心地よくて暑さを忘れさせてくれます。山頂までは6キロですが、平地の6キロとは比較にならないので、あせらずゆっくりと進みます。20分ちょっと歩くと、林が途切れてゲレンデだった斜面が広がります。ここが1合目で、スキー場の食堂だったと思われる建物の店先に並んだベンチに荷物を置いて休憩。営業していない店内では住人と思われる子どもがおちゃらけて、親に叱られていたりして賑やかです。登山口のレンタルスキー店もそうですが、シーズンオフのスキー場を見ているようで、閉鎖した侘しさは感じられませんでした。
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1合目を過ぎるとコースはゲレンデ脇の斜面を登るようになります。3合目から上は日を遮るものがないと聞いていたのですが、この時点では炎天下を歩く覚悟をしていなかったので、きつかったです。2合目の休憩場所は日陰になっていて、ありがたかったです。すでに標高は600m近く、振り返ると田圃の中に小高い丘が並ぶ麓の町が鳥観図のように広がっています。
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そこからは、ゲレンデと林の境目で日陰と日なたを交互に歩くようになり、2合目までよりは楽になります。柵で囲われた花畑が見えてくると3合目で、休憩用の東屋とお手洗いがあり、少し離れたところにはやはりスキー場施設だった建物もあります。ここでは、ベンチに横たわって休む人がいたり、汗で濡れたシャツを木に引っ掛けて乾かす人がいたりと、まったりムードが漂っています。ここで私も初めて座って休憩しました。日陰は心地よく、体力が回復していくのがわかります。水を思ったより多めに飲んでいたので、補給できるかなと確認すると、「この水は飲めません。」の文字・・・。山頂にお店があることはわかっているし、ここからは大事に飲むようにしようと思い、再出発しました。
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4合目にはあっけなく到着、麓から3合目までは長かったので、均等にはなっていないようで、休憩には早いのでスルー。風はあるし、雲が時々日差しを遮ってくれるのですが、やっぱり暑い。持っている水もぬるくなっています。「冷たい水を飲めたらなぁ」と思いながら歩いていると、道の先に小屋が見えてコカ・コーラの赤い自動販売機が見えるではないか!!
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「え?、これ幻覚じゃないよねー?」「いや、壊れてるかも?」「売り切れってオチもあるんじゃない?」と、そろりそろりと覗いてみると・・・、「やったー売り切れてない!」ふと、小屋の中を見ると、中でも売っているではないか!しかも、自販機は240円だったのが200円!「1本ください!」「はい、ありがとう」「いえ、お礼を言うのは私の方です!」早速購入して、ひと口、ふた口飲むとたちまち復活~!
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嬉しくて喜んでいるけど、これは登山者失格。。次から気を付けます(^_^;)
ここから道は急になります。6合目には米原市が建てた避難小屋があって、8畳間くらいの大きさですが、これまでで一番頑丈そうな建物です。その建物の日陰で休憩。休憩中の人は「草がなくなって地肌が見えるようになってしまった。」と言います。夜になると奈良公園みたいに鹿が仰山出てきて、みんな食べてしまうのだそうです。
6合目を過ぎると更に急になり、地肌が見えているところが多くなるので、どれが道だかわからなくなってきます。休憩中、七十は過ぎているであろう男性も「道がえらいことになってる。わからんようになってる。」と仰っていました。私がこの人の年齢になったとき、このルートで伊吹山に登ることが出来るのだろうか?日差しも相変わらずなので、休憩の間隔をだんだん短くしていきました。はっきりわかるのは、疲れの原因が暑さにあること。足は大して疲れておらず、休憩で体のほてりが引くと再び登りはじめました。汗だくになり、もう山頂で涼むというよりも、早く下山してお風呂に飛び込みたい気分でした。それでも、山頂が近づいて気温が下がってくると汗が引いて、足取りも軽くなってきました。
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9合目を過ぎて山頂付近の花畑のゲートをくぐると、道は緩やかになり売店が立ち並ぶ山頂に到達しました。
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吹く風は涼しく、日もほどよく陰ってくれて、心地よいです。お土産屋さんの寒暖計は26℃、この涼しさを得るために3時間半登ったのです。
山頂からの景色
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1等三角点。。
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しんどかったけど、達成感と涼しさを味わうことができてよかったです。
一般に標高が100m上がると0.6℃気温が下がるといわれています。伊吹山は1377mだから、海抜0mと比較して8.3℃低いことになり、実際に山頂は26℃で麓は35℃ぐらいと聞いていました。
天然の涼しさが味わえそうなスポットを書いておきます。ケーブルとかで登れるところもあるので、調べてみてください。
・筑波山(茨城県) 870m -5.2℃
・高尾山(東京都) 599m -3.6℃
・御岳山(東京都) 929m -5.6℃
・六甲山(兵庫県) 931m -5.6℃
・王台ケ原(奈良県)1695m -10.2℃
なお、行くまでは暑いので、日焼け対策と熱中症対策は忘れないようにしましょう。
そして、水は多めに持っていきましょう!
今年の夏休みは初日に大阪でセミナーの予定があって、そのあとは白紙でした。そのまま東京に帰っても暑いだけだし、エアコンではなく、どうにか涼しく過ごす方法はないかと考えているうちに思いついたのが「伊吹山」。冬に東海道新幹線に乗ると名古屋や京都は晴れていてもこのあたりだけは雪景色になるし、積雪量11mの世界記録を持つくらいやから絶対に涼しいはず♪と行き先を決定しました。
2019年8月13日、朝から強い日差しが照りつけています。前泊の彦根から米原乗り継ぎ近江長岡駅で降り、バスで伊吹山登山口に到着しました。
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レンタルスキー・スノボの看板を出したお店もありますが、スキー場が閉鎖されて10年以上も経っていることを感じさせない雰囲気があります。
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登山口で300円の入山料を支払い、登山者カードに連絡先と登山ルートを書いて投函。麓の三之宮神社に手を合わせて、登り始めました。登り始めは、人が余裕ですれ違える広めの山道で石がごろごろしていますが、木漏れ日が心地よくて暑さを忘れさせてくれます。山頂までは6キロですが、平地の6キロとは比較にならないので、あせらずゆっくりと進みます。20分ちょっと歩くと、林が途切れてゲレンデだった斜面が広がります。ここが1合目で、スキー場の食堂だったと思われる建物の店先に並んだベンチに荷物を置いて休憩。営業していない店内では住人と思われる子どもがおちゃらけて、親に叱られていたりして賑やかです。登山口のレンタルスキー店もそうですが、シーズンオフのスキー場を見ているようで、閉鎖した侘しさは感じられませんでした。
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1合目を過ぎるとコースはゲレンデ脇の斜面を登るようになります。3合目から上は日を遮るものがないと聞いていたのですが、この時点では炎天下を歩く覚悟をしていなかったので、きつかったです。2合目の休憩場所は日陰になっていて、ありがたかったです。すでに標高は600m近く、振り返ると田圃の中に小高い丘が並ぶ麓の町が鳥観図のように広がっています。
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そこからは、ゲレンデと林の境目で日陰と日なたを交互に歩くようになり、2合目までよりは楽になります。柵で囲われた花畑が見えてくると3合目で、休憩用の東屋とお手洗いがあり、少し離れたところにはやはりスキー場施設だった建物もあります。ここでは、ベンチに横たわって休む人がいたり、汗で濡れたシャツを木に引っ掛けて乾かす人がいたりと、まったりムードが漂っています。ここで私も初めて座って休憩しました。日陰は心地よく、体力が回復していくのがわかります。水を思ったより多めに飲んでいたので、補給できるかなと確認すると、「この水は飲めません。」の文字・・・。山頂にお店があることはわかっているし、ここからは大事に飲むようにしようと思い、再出発しました。
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4合目にはあっけなく到着、麓から3合目までは長かったので、均等にはなっていないようで、休憩には早いのでスルー。風はあるし、雲が時々日差しを遮ってくれるのですが、やっぱり暑い。持っている水もぬるくなっています。「冷たい水を飲めたらなぁ」と思いながら歩いていると、道の先に小屋が見えてコカ・コーラの赤い自動販売機が見えるではないか!!
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「え?、これ幻覚じゃないよねー?」「いや、壊れてるかも?」「売り切れってオチもあるんじゃない?」と、そろりそろりと覗いてみると・・・、「やったー売り切れてない!」ふと、小屋の中を見ると、中でも売っているではないか!しかも、自販機は240円だったのが200円!「1本ください!」「はい、ありがとう」「いえ、お礼を言うのは私の方です!」早速購入して、ひと口、ふた口飲むとたちまち復活~!
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嬉しくて喜んでいるけど、これは登山者失格。。次から気を付けます(^_^;)
ここから道は急になります。6合目には米原市が建てた避難小屋があって、8畳間くらいの大きさですが、これまでで一番頑丈そうな建物です。その建物の日陰で休憩。休憩中の人は「草がなくなって地肌が見えるようになってしまった。」と言います。夜になると奈良公園みたいに鹿が仰山出てきて、みんな食べてしまうのだそうです。
6合目を過ぎると更に急になり、地肌が見えているところが多くなるので、どれが道だかわからなくなってきます。休憩中、七十は過ぎているであろう男性も「道がえらいことになってる。わからんようになってる。」と仰っていました。私がこの人の年齢になったとき、このルートで伊吹山に登ることが出来るのだろうか?日差しも相変わらずなので、休憩の間隔をだんだん短くしていきました。はっきりわかるのは、疲れの原因が暑さにあること。足は大して疲れておらず、休憩で体のほてりが引くと再び登りはじめました。汗だくになり、もう山頂で涼むというよりも、早く下山してお風呂に飛び込みたい気分でした。それでも、山頂が近づいて気温が下がってくると汗が引いて、足取りも軽くなってきました。
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9合目を過ぎて山頂付近の花畑のゲートをくぐると、道は緩やかになり売店が立ち並ぶ山頂に到達しました。
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吹く風は涼しく、日もほどよく陰ってくれて、心地よいです。お土産屋さんの寒暖計は26℃、この涼しさを得るために3時間半登ったのです。
山頂からの景色
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1等三角点。。
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しんどかったけど、達成感と涼しさを味わうことができてよかったです。
一般に標高が100m上がると0.6℃気温が下がるといわれています。伊吹山は1377mだから、海抜0mと比較して8.3℃低いことになり、実際に山頂は26℃で麓は35℃ぐらいと聞いていました。
天然の涼しさが味わえそうなスポットを書いておきます。ケーブルとかで登れるところもあるので、調べてみてください。
・筑波山(茨城県) 870m -5.2℃
・高尾山(東京都) 599m -3.6℃
・御岳山(東京都) 929m -5.6℃
・六甲山(兵庫県) 931m -5.6℃
・王台ケ原(奈良県)1695m -10.2℃
なお、行くまでは暑いので、日焼け対策と熱中症対策は忘れないようにしましょう。
そして、水は多めに持っていきましょう!