7月の3連休、上高地の焼岳に登ってきました。
昨年春から、このグループに合流させてもらっていたのですが、登る日が雨になることが多く、これまで一度もまともに登れていない状況・・・
今回も準備段階から高山線が土砂崩れで不通になってしまい、急遽高速バスで高山入りすることになったものの、10日ほど前に山の天気予報を確認すると当日は雨と風のマーク・・・。そこに追い打ちをかけた西日本豪雨で高山線は別の箇所も不通になってしまい、頼みの高速バスも運休の情報が・・・当日の天気どころの騒ぎではなく、そこにたどり着けるかどうかに話題が移っていたのですが、高速バスはどうにか動き出したようで、それならと天気を確認すると晴れマークになってるではないか!ようやく追い風になってきたようで、当日を迎えることになりました。
集合場所は前泊する高山のホテルで、そこまでは大阪・京都組、名古屋組(早着)、名古屋組(最終)がそれぞれ向かいます。私は名古屋早着組でした。
当日、名古屋駅で新幹線を降りると、全身が熱気に取り囲まれたように暑い!バスの時間までは間があったので、とりあえずバスターミナルの場所を確認して、「コメダ珈琲」に避難。。バスの出発時間を見計らってバスターミナルに行ったのですが、時間になっても高山行のバスが来ません。「市内混雑のため、遅れています。」とのアナウンス。バスは名古屋駅に来る前に名鉄バスターミナルから出ているのですが、すでにこの段階で遅れているのです。10分程遅れたか、やって来たバスに乗り込みました。
名古屋の街中を通って都市高速に入り、はじめは順調だったのですが、突然の渋滞。。進んだり止まったりのもどかしい状態がしばらく続いたものの、一宮ジャンクションを過ぎるとやっと流れがよくなって、しばらく進んだ長良川サービスエリアで休憩。でも、どの辺まで来たのかピンとこないのです。郡上八幡とか具体的な地名なら何となくわかるのですが、川の名前だと長良川のどの辺にいるのかわからないのです。あらためて確認すると、先日東京スカイツリーで鵜飼実演をしてくれた関市のあたり、名古屋市と郡上八幡の中間あたりだったようです。日は落ちて薄暗くなってきたのに蒸し暑く、休憩時間5分なので、お土産屋さんをざっと見てバスに戻りました。
高山に着いたのは35分遅れ、京都組の到着予定時間と同じような時間でしたが、こちらは1時間遅れとのことで、先にチェックインしてホテルで合流、名古屋最終組も到着して久しぶりの再会。翌日の天気の不安もなく、ぐっすりと眠りに就きました。
翌朝、予約していた9人乗りタクシーで上高地の中の沢温泉へ向かいます。よく晴れています。「赤かぶの里」で休憩。お土産屋さんは開店前でしたが、コロッケの売り場にはコロッケが並んだままではないか?!でも、よく見ると蝋細工のサンプルでした(^_^;)
安房トンネルを通り、つづら折りの山道をちょっと上がったところに中の沢温泉はありました。ここからホテルが切り拓いてくれた道が登山口まで続いているというので、タクシーとはここでお別れ。荷物を預けて登り始めます。やがて道路を横切ると車数台が停められる駐車場があって、ここが登山口。けっこう登った感があるけど、ここがスタート地点なんです。焼岳が活火山であることを告知する看板を横目に登山道に入ると、道は少し緩やかになりました。このあたりは石もなく、歩きやすい道でした。樹林帯の日陰が心地よいはずなのだけど、ちょっと暑さを感じて休憩の度に水を飲みました。岩を抱えるように根を伸ばした木や、白い可憐な花を付けた草を眺めながら、この涼しい樹林帯が山頂まで続いてくれないかなぁと思っていました。
やがて樹林帯を過ぎて視界が広がると、よく晴れていて山の稜線と青い空のコントラストが美しい!でも、目指す方向に目を向けると、まだまだ先は遠い。あほなことに帽子を忘れた私は、タオルを頭に巻いて夏の日差しを防いでいました(^_^;)。途中で速い組がかなり先を歩いているのを見つけましたが、焦らず進んでいきました。足元は岩がごつごつしたザレ場に変わって歩きにくくなってきましたが、遠くの山には暑さを忘れさせてくれる雪渓があったりという景色の変化に元気をもらいました。遠かった山頂が間近になって火口湖が見えるあたりで、先行組の一人が待っていました。待っていたのではなく、高山病気味だったので休憩していたと聞いてびっくり!幸い休憩したら快復したということで、我々と一緒に登り始めました。さらに岩場の手前で早くも下山を始めた先行組の本隊とすれ違い・・・「もうちょっとです」の言葉にひと安心。。
硫黄のにおいがきつい噴煙の前を「頼むから噴火しないでね」と祈りながら霞め、岩をつかみながら登ると山頂に到着しました。山頂の地面は主に土でやや広く、30人ほどの登山者で賑わっています。周囲を見渡せば、びみょーに雲が掛かった山がありますが、ぐるり360度の展望です!焼岳には今立っている北峰と三角点がある南峰の2つのピークがあります。南峰の方がちょっと高く見えるので登ってみたくなりますが、岩が崩れやすいために残念ながら立ち入りが禁止されております。
今日のお弁当タイムは山頂で、アルファ米のドライカレーをいただきました。アルファ米は高校のワンゲル部時代以来でしたが、あのころとは比べ物にならないくらい美味しかったです♪
下山は今来た道を引き返します。山頂を目指すには遅い時間に差し掛かっているせいか、すれ違う登山者はほとんどいません。同じ道でも上りと下りでは歩きやすさに違いがあって、難なく上れたところで難儀したり、逆に上りで苦労したところをすんなり通れたりします。2リットル近くあった水が減って荷は軽くなっているのですが疲れがそれを追い越しています。ザレ場を降り切って再び樹林帯へ、来るとき見た景色を思い出しながらひたすら降ります。麓が近づくと、建物の屋根とか、舗装道路とかの人工物がないか、いわゆるゴールが近い痕跡を求めるようになります。ゴールは登山口ではなく、その先にある温泉へ、汗が流せるお風呂へと向かって邁進していきます。登山口を通り過ぎ、ホテルまで降り切り、ふとスマホを見るとメールが届いていました。先行組のYさんからでした。
「道路まで降りてきたら熊が出たそうなので気をつけてください!!」
(・・;)
ハイキングに出かけるみなさん、スマホはマメにチェックしましょう(^_^;)
ご褒美の夕食のあと、星空ウオッチング・・・白鳥座、天の川、大熊座、カシオペア座、北極星、手に取るように見えた星空でしたが、写真を撮ると・・・暗闇・・・
「写真に写らないのは、心の中に残しておいてってことだよ!」と、メンバーのひとりのお言葉。
星空が見たいというあなた!上高地へ行こうね(^_-)-☆
昨年春から、このグループに合流させてもらっていたのですが、登る日が雨になることが多く、これまで一度もまともに登れていない状況・・・
今回も準備段階から高山線が土砂崩れで不通になってしまい、急遽高速バスで高山入りすることになったものの、10日ほど前に山の天気予報を確認すると当日は雨と風のマーク・・・。そこに追い打ちをかけた西日本豪雨で高山線は別の箇所も不通になってしまい、頼みの高速バスも運休の情報が・・・当日の天気どころの騒ぎではなく、そこにたどり着けるかどうかに話題が移っていたのですが、高速バスはどうにか動き出したようで、それならと天気を確認すると晴れマークになってるではないか!ようやく追い風になってきたようで、当日を迎えることになりました。
集合場所は前泊する高山のホテルで、そこまでは大阪・京都組、名古屋組(早着)、名古屋組(最終)がそれぞれ向かいます。私は名古屋早着組でした。
当日、名古屋駅で新幹線を降りると、全身が熱気に取り囲まれたように暑い!バスの時間までは間があったので、とりあえずバスターミナルの場所を確認して、「コメダ珈琲」に避難。。バスの出発時間を見計らってバスターミナルに行ったのですが、時間になっても高山行のバスが来ません。「市内混雑のため、遅れています。」とのアナウンス。バスは名古屋駅に来る前に名鉄バスターミナルから出ているのですが、すでにこの段階で遅れているのです。10分程遅れたか、やって来たバスに乗り込みました。
名古屋の街中を通って都市高速に入り、はじめは順調だったのですが、突然の渋滞。。進んだり止まったりのもどかしい状態がしばらく続いたものの、一宮ジャンクションを過ぎるとやっと流れがよくなって、しばらく進んだ長良川サービスエリアで休憩。でも、どの辺まで来たのかピンとこないのです。郡上八幡とか具体的な地名なら何となくわかるのですが、川の名前だと長良川のどの辺にいるのかわからないのです。あらためて確認すると、先日東京スカイツリーで鵜飼実演をしてくれた関市のあたり、名古屋市と郡上八幡の中間あたりだったようです。日は落ちて薄暗くなってきたのに蒸し暑く、休憩時間5分なので、お土産屋さんをざっと見てバスに戻りました。
高山に着いたのは35分遅れ、京都組の到着予定時間と同じような時間でしたが、こちらは1時間遅れとのことで、先にチェックインしてホテルで合流、名古屋最終組も到着して久しぶりの再会。翌日の天気の不安もなく、ぐっすりと眠りに就きました。
翌朝、予約していた9人乗りタクシーで上高地の中の沢温泉へ向かいます。よく晴れています。「赤かぶの里」で休憩。お土産屋さんは開店前でしたが、コロッケの売り場にはコロッケが並んだままではないか?!でも、よく見ると蝋細工のサンプルでした(^_^;)
安房トンネルを通り、つづら折りの山道をちょっと上がったところに中の沢温泉はありました。ここからホテルが切り拓いてくれた道が登山口まで続いているというので、タクシーとはここでお別れ。荷物を預けて登り始めます。やがて道路を横切ると車数台が停められる駐車場があって、ここが登山口。けっこう登った感があるけど、ここがスタート地点なんです。焼岳が活火山であることを告知する看板を横目に登山道に入ると、道は少し緩やかになりました。このあたりは石もなく、歩きやすい道でした。樹林帯の日陰が心地よいはずなのだけど、ちょっと暑さを感じて休憩の度に水を飲みました。岩を抱えるように根を伸ばした木や、白い可憐な花を付けた草を眺めながら、この涼しい樹林帯が山頂まで続いてくれないかなぁと思っていました。
やがて樹林帯を過ぎて視界が広がると、よく晴れていて山の稜線と青い空のコントラストが美しい!でも、目指す方向に目を向けると、まだまだ先は遠い。あほなことに帽子を忘れた私は、タオルを頭に巻いて夏の日差しを防いでいました(^_^;)。途中で速い組がかなり先を歩いているのを見つけましたが、焦らず進んでいきました。足元は岩がごつごつしたザレ場に変わって歩きにくくなってきましたが、遠くの山には暑さを忘れさせてくれる雪渓があったりという景色の変化に元気をもらいました。遠かった山頂が間近になって火口湖が見えるあたりで、先行組の一人が待っていました。待っていたのではなく、高山病気味だったので休憩していたと聞いてびっくり!幸い休憩したら快復したということで、我々と一緒に登り始めました。さらに岩場の手前で早くも下山を始めた先行組の本隊とすれ違い・・・「もうちょっとです」の言葉にひと安心。。
硫黄のにおいがきつい噴煙の前を「頼むから噴火しないでね」と祈りながら霞め、岩をつかみながら登ると山頂に到着しました。山頂の地面は主に土でやや広く、30人ほどの登山者で賑わっています。周囲を見渡せば、びみょーに雲が掛かった山がありますが、ぐるり360度の展望です!焼岳には今立っている北峰と三角点がある南峰の2つのピークがあります。南峰の方がちょっと高く見えるので登ってみたくなりますが、岩が崩れやすいために残念ながら立ち入りが禁止されております。
今日のお弁当タイムは山頂で、アルファ米のドライカレーをいただきました。アルファ米は高校のワンゲル部時代以来でしたが、あのころとは比べ物にならないくらい美味しかったです♪
下山は今来た道を引き返します。山頂を目指すには遅い時間に差し掛かっているせいか、すれ違う登山者はほとんどいません。同じ道でも上りと下りでは歩きやすさに違いがあって、難なく上れたところで難儀したり、逆に上りで苦労したところをすんなり通れたりします。2リットル近くあった水が減って荷は軽くなっているのですが疲れがそれを追い越しています。ザレ場を降り切って再び樹林帯へ、来るとき見た景色を思い出しながらひたすら降ります。麓が近づくと、建物の屋根とか、舗装道路とかの人工物がないか、いわゆるゴールが近い痕跡を求めるようになります。ゴールは登山口ではなく、その先にある温泉へ、汗が流せるお風呂へと向かって邁進していきます。登山口を通り過ぎ、ホテルまで降り切り、ふとスマホを見るとメールが届いていました。先行組のYさんからでした。
「道路まで降りてきたら熊が出たそうなので気をつけてください!!」
(・・;)
ハイキングに出かけるみなさん、スマホはマメにチェックしましょう(^_^;)
ご褒美の夕食のあと、星空ウオッチング・・・白鳥座、天の川、大熊座、カシオペア座、北極星、手に取るように見えた星空でしたが、写真を撮ると・・・暗闇・・・
「写真に写らないのは、心の中に残しておいてってことだよ!」と、メンバーのひとりのお言葉。
星空が見たいというあなた!上高地へ行こうね(^_-)-☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます