春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

銭形平次、あっしの親父は岩手、紫波町の生まれなんで!

2017-02-11 22:29:37 | Extra

昨日付けっ放しのテレビの画面に、
怪盗ルパンの天敵、「銭型警部」の画面を見て、
そっくりだと、笑いこけてしまった。

江戸の「銭形」は同心や、与力から僅かばかりの、品物をもらう程度の給料。
大川橋蔵の「銭形平次」はどうやって生活していたものか!
いろんな役者さんが演じていたけど、岡っ引きの立場を演じて、
一番似合ったのが、
大川橋蔵さん。
端正で小柄、何とも、画面に吸い寄せられる俳優であったか!

村上弘明さん、若山富三郎さん、長谷川一夫さん辺りでは、
警部どころか、警視総監が捕り物をしているようだ。
やはり大川さんのキャラクターがいい。
飛び道具の投げ銭姿も、美しかった。

岩手県盛岡中学には、昔から、文学少年の巣屈で、
石川啄木、野村胡堂、金田一京助、宮沢賢治、などか学び、
海軍大将、及川古志郎などは胡堂の文学仲間であったようだ。
金田一京助は、アイヌの研究者でもあり、詩人としての感覚で、
石川啄木を、生涯の理解者にもなっている。

今日は、雪でも降っているだろうか。
盛岡中学を卒業した野村胡堂は、岡本綺堂の「半七捕り物帖」に
負けず劣らずの「銭形平次捕物控」を発表した。
東北人の気勢は江戸っ子に似ているが、
堅気から外れた江戸っ子、伝法の凄みは無いが、
「この男ならつかまってもいいや」と、思わせる、
物腰が額にしわが寄らなくて、見ごちがいい。
何とも野村胡堂の人柄を想像させる。


上から目線でもなく、遜るでもなく、
粋な平次の碑は、
神田明神の傍で平次と、お静が住んでいた町を見下ろしている。

この絵柄では、岡っ引き大川橋蔵さんのイメージが崩れる。がぁ~
こんな岡っ引き、私は大好きなのであります。困った。


ではまた!

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コメント (2)
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