☝ 檜原街道頂上、月夜見峠から奥多摩湖
朝からどったんぱったん。
風呂場、台所、居間の換気扇の力を借りて、
花粉症退治。
布団叩きで、ちょっとだけ床を叩いて舞い上がらせは、くしゃみ。
藁にもすがる持久戦です。
通行止めだった、山梨大月までの道路が一部解除された松姫峠。
場所は、東京最西部、山、山、90パーセントのヒノキの里、
ひらり、ヒノキの子が舞っている、檜原村を通って、
山梨県小菅村まで。
のどかな春の景色に、
適わない背中。
武田信玄の六女、松姫が、
兄、武田勝頼の4歳になる貞姫、武田一族・小山田信茂の4歳になる香貴姫、
仁科盛信の嫡男・仁科信基、従者15人(不確か)と、
3月11日勝頼自刃、甲州武田家滅亡から、
3月23日武田刈りを逃れて辿った道は、
塩山・向獄寺を発ち、武田の宝物を避難させた雲峰寺を経由し、
大菩薩峠を越え、小菅村まで奈良倉山を遠回りし、
西原峠に登り、檜原村経由で鶴峠を越え、
陣馬街道、和田峠(案下峠)までの山の中。
人目を避けて八王子・上恩方にある金照庵に辿りついたのが3月27日。
👇 大菩薩峠山麓の雲峰寺 写真 2018.3.18
大菩薩峠から松姫峠・小菅に通じる登山道。
道を横切り、奈良倉山へ
美人といわれた松姫、登山靴のない時代、わらじで山の中。
武田刈りの人影を避けて、なお人影に息をひそめた山道、
某人の口車に乗って飽きっぽい性格ながら、一年半。
出来上がったアウトラインまで、あっちの道、こっちの道、消去法。
長かった。
ここが松姫峠から檜原村に下る、山道の終わり。
☝ 松姫 20歳 ☝心源院の松姫・信松院 2016.4.13
峠から降りた道、真向かいに九頭竜の滝、
道から見えないけど瀬音、
姫たち、のどを潤し、むすびの紐をほどいたに違いない・・・。
花粉退治、試合放棄で私の完敗、
窓、開けても地獄・閉めても地獄
地獄の ❝鼻水の滝❞ 五月まで枯れることなく・・。