群馬県安中市、50歳以下の家臣は、
明け六つ(午前6時頃)の太鼓を合図に安中城を出発し、
中山道を碓氷峠の熊野権現まで、
7里余り(約29キロメートル)を走った。
1855年のこと。
到着には凡そ3~4時間程かかったようで、
熊野権現には班毎に初穂料が奉納され、
代わりに餅や切り干し大根、キュウリ、御茶などの昼食が与えられ、
小休止した後に安中城に帰還したそうです。
(往復約58キロメートル)。
出発は「安中城」
マラソンの始まりは安中市と知りました。
実施したのは、安中藩主板倉勝明。
古文書「安中御城内御諸士御遠足着帳」に書いているそうです。
その安中城祉から歩いて10分ほど、
碓氷川と九十九川の間を走る、国道18号、
「城下」の信号を曲がって、細い道に、小さな鳥居、
1000年の、けやきの木と熊野神社があります。
昔は大権現様。
熊野神社になったのは、明治の初め。
👇絵馬は「狩野法源永秀知信の筆」1861年のもので、
熊野神社の起源は永禄2年(1559年)
安中城の鬼門の守護神として建てられた社殿。
いずれの彫刻師の文献は無いものの、
本殿の胴羽目は花鳥のデザイン、
上州花輪彫刻の系統ではない、そう思えます。
1000年のけやき。
白い建物の方から撮れば、目を見張るのですが、
撮ってないと、おでこをゴツンです。
拝殿の向拝は極彩色で、
本殿は白木の彫刻・・・・?
ここで北群馬郡吉岡町の家族と、
感動の話を聞くことになりました。
👇このファイルは、午前榛名神社の、鳥居の側で見た、トリカブトです。
写真、2018.10.9