小さな新聞の切り抜きの記事があった。
富山のかまぼこは、板についてない。
そして、たらこやニシン、鮭やマスの昆布巻きの、
程よい甘じょっばさは、
酒のつまみに、軽い茶漬けに、絶品。
水深深い富山湾で獲れた魚介類は、
身がしまって旨い。
北海道から運んだ昆布が一層美味さを引き立てている。
650軒を消失した、明治6年富山岩瀬の大火、
京都から大工職人と材木を運んで再建した、
北前船の船主、森仙太郎氏の廻船問屋が、
完成したのは明治11年。
江戸初期から活躍した廻船の船主の悲劇は、
明治、大型汽船の電信が発達したことで、
荷物の運搬料や、商売用の荷の値段が、遠隔地でも、
容易に知れることで、
取引額の儲けが目減りしてしまったこと。
明治以降、財をきずいた船主の多くは、
銀行を創設したり、海上の保険会社を作ったり、と、
莫大な費用の掛かる汽船の新造には手を出さなかった。
かつては、加賀藩主、大聖寺藩主の参勤交代の往還道、
肥料商の大家が並び、年貢米の米俵を馬に付け、
肥料を買う農民がごった返し、
食べ物や、茶屋、宿屋も繁盛した岩瀬のメイン通り。
昭和25年北陸の名家廻船問屋「森家」も時代に押されて、
倉敷の麻や木綿、絹に変わるレーヨン製造を始めた、
人物の手に渡る。
森家が残したかんざしが・・・
粋な「川の流れ」をあらわした「畳」
1枚岩・50トン、
船で運んでここまで押してきた、
大勢の人夫達の光景が、
北陸船主の心意気が、
腕を組んで見ている姿が、
浮かんできます。
富山県氷見出身の友人がおりまして、お正月前によく
かまぼこを頂いてます。板付きで無いのですよね。
昆布の入ったかまぼこが
本当に美味しくて、いつも有りがたく頂戴してました。
富山県はお魚が美味しいし、美味しい所には、美味しいかまぼこ有り?でしょうか。。。
森家の大変貴重な物をお宝と言えますね。沢山Upされていて、感動しました。
ありがとうございました。
深い富山湾で採れる魚は、きっと身がしまっておいしいのですよね。
食べてこなかったので、少し残念でした。
森家の残したものは当時にしては、
高価なものばかりで、今でも貴重な資料になると思いました。
写真で残せたのは、よかったと思っています。
何時かまた訪れたらもっとゆっくり見てきたいと・・・。