春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

諏訪神社本宮。キボウシ

2020-07-08 20:22:22 | 関口文治郎/神社仏閣



昼の蒸し暑さが、
打って変わり、涼しい風が吹き、
高尾山の向こうには少しだけオレンジ色の、
夕焼けで暮れようとしています。
穏やかな八王子ですが、
九州、中部の大雨の傷痕を見ていると、
梅雨の終わり、この時期だけ、
日本国が移動しないものかと、憤りさえ覚えます。

長野県諏訪市、
高速道路の下りパーキングで、
信州の蕎麦をズル、ズルっと・・、
視界に広がる諏訪湖の全景を見ていると、
運転の疲れが取れていきます。

1744年、諏訪湖に生まれた、桶職人の次男坊が、
江戸で宮大工幕府作事方に奉公し、
「立川」の名乗りを許され、
彫刻は中沢五兵衛さんに学んで、諏訪湖に戻り、
諏訪神社を独特な寺社建築を築いた、
立川和四郎さん。
1807年に亡くなった63年間の軌跡の、
文献資料は意外に多く、

ネットワークでも知ることが出来ます。











👆  本宮には、本殿がないという、珍しい造りで、
私たちは👇手前で、手を合わせます。



👇  宮大工の多くは彫刻の腕前もかなりのもので、
本宮の彫刻は立川和四郎さんの子、
立川和四郎富昌さんの作で、
鑿使いは小ぶりですが、きめ細かく、
派手さを感じさせません。














雨の被害の疲れ、体調にご配慮くださいますよう !


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諏訪湖、諏訪神社。吉良、お孫さんに手を合わせ。

2020-07-06 15:26:32 | 関口文治郎/神社仏閣

6月28日朝、土砂降りの雨が諏訪湖に着いて・・、
晴れでした。
立川流という寺社建築の技法を世に見せた、
諏訪神社の大社を、見せて頂きました。
ここは7年に一度の御柱祭りがテレビをにぎわせ、

♫ モミの大木、神となり
   諏訪は千年 祭りは叫ぶ
    ここは木落し 日本一
     ここで乗らなきゃ、男がすたる
      走る御柱 祈りをこめりゃ 
       諏訪は祭りの 諏訪は祭りの 風が吹く
            
山崎ふみえさん・作詞

と歌われるところ。






👇 青銅の狛犬の大きさでは、大きく、珍しい。  


👇  夫婦鶴の足下に亀・・・。



👇  諏訪神社は押し合いへし合いの神様、
千人持ち上げる石を、
一人で持ったという古事記に登場する神様、
建御名方神けみなかたのかみ)
妃の八坂刀売神を祀っている神社で、

相撲取り、柏戸、佐田の山、富士錦さん達をモデルにした、
江戸時代の「雷電為衛門」の青銅が、
鳥居の右側に、でん、と。


👇 1690年に建てたもので、
当時、ここで布を敷いて五穀を供えたところで
勅使が参考した時は、すべての取り決めを、
伝えたところととあります。
勅使殿・・拝殿の性格をっていた国宝。
何気なく通り過ぎるところですが、
時代の変遷にいろんな想像が湧いてきます。


👇  神楽殿。
前図、勅使殿はここの前に有った由。
牛皮の太鼓。


👇 暴れ龍の画です。


👇  神楽殿全景。
私は向こうから来ています。





👇  なかなか諏訪神社の本殿までたどり着きません !
本殿参拝の前に、

忠臣蔵、市井では悪役、吉良上野介さん(義央)の、
お孫さんで、養子になられた、
吉良義周さんが眠る、法華寺へ・・。










👇若干21歳、喧嘩両成敗の達しに、
諏訪藩4代、諏訪忠虎さんにお預け。
2名の家臣
左右田孫兵衛さん
山吉盛侍さんの護衛に、
藩主、忠虎さんは丁重なもてなしも・・
病魔で亡くなり、家臣2人が差し出した
金3両で、主君のお墓建立を願いが
ここに・・・。





※  球磨川の水害に、都内の他県への移動自粛で、
厳重注意を促されて、
片づけをしていても心は、
行き場のない、不定に愁訴です。

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千畳敷 ②-② 山を守る男たちの蛇篭。

2020-07-03 20:43:27 | 山に登れば

千畳敷カールの花に、
誘われて出かけたのですが、
2000メートルを超えると、
肺に障害のある私には、溌溂さを失いかけます。
2600メートル以上の千畳敷カールでは、
50メートル進んでは、

ゆっくり息を吸い、吐くを数回、
さらに岩の上に坐り込んでしまいました。

ふたつの花、三つの花があれば、
来た甲斐はありますが、
7月下旬には、

幾種類もの花が咲く千畳敷カール。
今度は気圧に耐え、
いろんな花に出会えるよう・・・



















👇雪の重さに、地を這うように伸びた植物の、
たくましさを身に着けるように・・です。



👇蛇篭の水路。
堅牢なコンクリート水路とは違い、
水害で崩れれば、

人がいてくれさえいれば・・・
人の手で、難しい技術もいらず、
いつでも直せる日本独特の水路の工法。

アフガニスタンで、
悲惨な最後を遂げた医師、中村哲さんが、
死の直前まで重機を操作して、
砂漠に緑をよみがえらせた、工法。
自然にとけ、自然を守る男たちの、
心根が美しく見えます。

















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千畳敷の花に誘われ!・・・駒ヶ根市。②-①

2020-07-01 21:07:45 | 山に登れば

久しぶりに山の雰囲気に浸りました。
駒ヶ根市、千畳敷カールまで、
中の平バスターミナルからバスに乗って、
しのび平からロープウェイで。

月曜日、梅雨の晴れ間に、
人混み込むことも無く、

👇太田切川の景色を撮って・・。















花の時期には早いとは思っていましたが、
少しは期待していました。
高山植物は、近場の植物園で見ているのですが、
やはり山の自然に咲く、花を見たい !
そんな思いに・・。
👇ロビーの花の写真を見て、
幾つ見つけられるだろう・・と。


👇駅から出て、極楽平を見上げて、



👇宝剣岳のカールへ























👆 2020.6.29  
コメント (8)
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