エイジングすること5~6年が経ったピアーニ(Barbera d’Alba Piani)を抜栓しました。ペリッセロ社はバルバレスコのエリアにあり。バローロ地区とバルバレスコ地区のバルベーラの違いは、まだ十分に理解はしていませんが。バルバレスコから受けるイメージが何となく伝わるような気がするワインです。この年は夏暑く渇水が心配されましたが、私の考えでは、このような年は酸の輪郭がはっきりし、種が完熟するためスパイシーさが目立たなく、タンニンとのバランスがよくなると思っています。
柑橘類の揮発性、サクランボ、ベリー類の香りが感じられます。難解な複雑さはありませんが、明快で利発な印象があります。バルベーラ特有の酸が目立つこともなく、わずかに感じられるタンニンとバランスがよく。甘いスパイスを伴ったフルーティーなアフターテイストに、心地よい余韻を感じます。
ワインショップで2800円くらいだと思います。手頃な価格ではないと思いますが。酸が目立つだけの安価なワインでもなく、高くても果実味の濃さだけが目立つワインでもない。偉大なワインではありませんが。バランスのよさと程よい複雑さがとても心地よく感じられ、余韻は長くはないが、この点も程良さがピアーニの特徴であり利点だと思っています。 香りや味わいの複雑さ、余韻の長さの“それなりに”が心の底から心地よく感じました。
ワインショップで2800円くらいだと思います。手頃な価格ではないと思いますが。酸が目立つだけの安価なワインでもなく、高くても果実味の濃さだけが目立つワインでもない。偉大なワインではありませんが。バランスのよさと程よい複雑さがとても心地よく感じられ、余韻は長くはないが、この点も程良さがピアーニの特徴であり利点だと思っています。 香りや味わいの複雑さ、余韻の長さの“それなりに”が心の底から心地よく感じました。