今回、抜栓したイタリアワインはフェルゲッティーナのフランチャコルタ サテン(Ferghettina Franciacorta Saten)2004です。2次発酵は37ヶ月間、口抜きは2008年です。17日に向けてのワインからちょっと外れて楽しんでいます。
まずは、期待していたほどの熟成感はありませんでした。ガス圧は意外に下がっていません。サテンなので本来のガス圧は低いのですが、泡が転がるではなく、しどけに溶けていくよう感じです。火打石、ハーブ、白い花、黄色い林檎の香りはとても華やか。酸はカリカリと音を立てるように角ばっているのに、とても滑らかで、ふっくらした華麗な果実味が心地よく感じます。フレッシュさは無いけれど、まとまりが良くなるとは、このような感じになることである、と思いました。そして、美味しさを噛みしめる楽しさを実感させてくれるスプマンテでした。
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