イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

アルト アディジェ ピノ ネロ “サルトネル” 2004

2011-09-21 10:03:35 | ブログ

04

カルダーロ社のピノ ネロ(Alto Adige Pinot Nero Saltner) 04を今回は味わいました。アルト アディジェのピノ ネロは、ブルゴーニュ風なワインとイタリア的なリッチな味わいと香り、透明感のある色合いがある、2つのタイプがあります。このワインは後者の方に入ります。ピノ ネロの特徴である、森の赤い果実の香りは非常に確認しづらいと思います。ファースト インプレッションに桑の実のような森の黒い果実やクランベリーの香りは豪華では無いが、膨らみのある華やかさがあり。八角に似たような、実山椒に似たようなスパイシーな香りを、どうしても特定することが出来ませんでしたが、同じような印象をアフターにも感じ、終始モヤモヤした気分にさせられました。それ以外は優雅な果実味、わずかに感じる洗練された柔らかなタンニンと最初は鋭く飲み進んでいくとどんどん柔らかくなる上品な酸を堪能することが出来ました。酸が柔らかくなり始めると粘着力があり七色に変化する金平糖のような甘さが感じられるようになり。この酸が最初から柔らかく感じられる時が来たら、どのような味わいの展開をするのかが楽しみです。


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