今回抜栓したイタリアワインはラ スピネッタのモンフェッラート ロッソ “ピン”(Monferrato Rosso Pin)1997です。ここまでエイジングをすると、丹念に鞣されたタンニンはシルクのような滑らかになり、酸も角をすべて研磨された様に穏やかな味わいになっています。グラスを回すと3秒ほどしてからリングから涙を流します。外観は若々しく、曇った様子は見られません。味わいもフレッシュな状態を保っています。コメントはリストに書いてある印象と同じです。味わいのバランスの良さに構成力の大きさは長いエイジングがワインの素質を開花させたと思っています。“ピン”は2000年以前のセパージュではカベルネ ソーヴィニヨンを加えています。その影響かもしれませんが。香りにグリーン ノーツを感じます。鮫皮で下ろしたワサビのようなフレッシュなグリーン ノーツです。ツーンと来る香りはありませんが。飲むことに喜びを感じさせてくれ、すこぶる酔い心地が気持ち良いワインでした。
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