22番目に試飲したイタリアワインはボルゴーニョのバルベーラ ダルバ(Barbera d’Alba “Borgogno”)2012です。
正統派とも云える、バルベーラだと思います。口に含んだ瞬間にバルベーラの酸だと確認できます。去年のコメントにはそれらしいことを書いていますが、2010年は理想的な天候に恵まれ、悪く云えば手を入れることが出来なかった年。2012年は遅い春に、秋は問題が多かった年、にも拘わらず非常に穏やかな味わいをしています。以前のバルベーラは角のある酸をかわすテクニックが問われていたが、現在は発酵の過程で柔らかくする方法が採られています。しかし、柔らかくするのはいいが、酸の魅力も一緒に忘れられ、つまらないバルベーラになってしまった、ワインもあります。やはり、バルベーラはほっくりしたタンニンと美味しい酸のコンビネーションを楽しむワインだと思いました。
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