イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

カンポフィオリン 2009

2015-01-14 09:44:13 | イタリアワイン

今回抜栓したイタリアワインはカンポフィオリン(Campofiorin Rosso del Veronese I.G.T.)2009です。何かを期待して抜栓をした訳ではありません。セラーに収まってから1年半が経ち、テクスチャーの変化が気になったからです。ある程度は予想していたような状態で、ワインであることを忘れ、果実味が豊かな飲料になっていました。悪く言えば、焦点が合っていない、締りがない。しかし、とりあえず飲める状態にして置く、となれば。こうするしか無いのかな、と思いました。

マラスキーノチェリー、バルサミコ、甘草、アニスの香りは豊かで広がりはあるが、取って付けたような印象が幸せな気分にしてくれません。酸とタンニン、果実味も同じでギシギシと音を立てているようで、居心地が悪い。2 3年後くらいにエイジングの成果が見えてくると思いますが。単純明快な果実味が、どのように変化して行くのか楽しみでもあります。


カンポフィオリン 2009

2015-01-14 09:44:13 | イタリアワイン

今回抜栓したイタリアワインはカンポフィオリン(Campofiorin Rosso del Veronese I.G.T.)2009です。何かを期待して抜栓をした訳ではありません。セラーに収まってから1年半が経ち、テクスチャーの変化が気になったからです。ある程度は予想していたような状態で、ワインであることを忘れ、果実味が豊かな飲料になっていました。悪く言えば、焦点が合っていない、締りがない。しかし、とりあえず飲める状態にして置く、となれば。こうするしか無いのかな、と思いました。

マラスキーノチェリー、バルサミコ、甘草、アニスの香りは豊かで広がりはあるが、取って付けたような印象が幸せな気分にしてくれません。酸とタンニン、果実味も同じでギシギシと音を立てているようで、居心地が悪い。2 3年後くらいにエイジングの成果が見えてくると思いますが。単純明快な果実味が、どのように変化して行くのか楽しみでもあります。


皇帝フリードリッヒ2世の生涯を読み終え。

2015-01-07 10:10:58 | イタリアワイン

今、2冊の本を読み終えまいた。塩野七海著書「フリードリッヒ2世の生涯」です。塩野さんの本で読んでいないのは、たぶん5冊くらいだと思います。イタリアに絡んだ本、意外はあまり興味が無いので読んでいません。

興味深かったのは、イタリア語誕生です。「今なお書かれ話されているイタリア語は、フリードリッヒの宮廷から生まれ、50年後にフィレンツェに移植されて完成させたのが、現代イタリア語の標準語になっている。」前後を書くと長くなるので、興味のある人は下巻126ページを読んでください。以前はサラセン人からシチリアを解放したホーエンシュタウヘン家に好感を持ってはいませんでしたが。このワインで有名なイエージ生まれの、プーリアの少年と塩野さんが呼ぶ、フリードリッヒ2世に好感を持つようになりました。

何故に北部同盟(中世ではロンバルディア同盟、ヴェネツィアは腰掛程度)が南イタリアと分離をしたがっているのは、中世からの諸事情を引きづっているのかな、と思いました。

当店のセラーにはプエル アプリレ 2003があります。抜栓するタイミングが無かったので、これを機会にレポートを書こうと思います。それと、プーリアの麦畑に取り囲まれた小高い丘にある、フリードリッヒ終焉の地であるカステル フィオレンティーノに行ってみたいと思っています。


バルバレスコ ヴィニェート ブリック ロンキ 1997

2015-01-03 01:04:18 | イタリアワイン

今回抜栓したイタリアワインはバルバレスコ ヴィニェート ブリック ロンキ(Barbaresco Vigneto Brich Ronchi)1997です。先回のグロミスのバローロは私の未熟さであまり感動が得られませんでしたが。ブリック ロンキは抜栓した瞬間から、13年間エイジングをした幸せ感に見たされました。エーテル臭は鼻腔を優しく押し広げ、柔らかく心地よい。タンニンの存在感はしっかりあります。しかし、ざらつきは無比で端正。酸は温州ミカンを思わせます。

飲み進めても、細かな香りのディテールを掴めませんが。馨しい香りを今は感じることはできませんでした。森の黒い果実とクランベリーの香りはあります。ゆったりした感じの香りと味わいはテイスティーを感じます。

このワインは新樽のバリックで熟成をされています。しかし今は、大部分を大樽で熟成をされています。原点回避ともいえますが。モダン バローロの流れから、ネッビオーロの表現方法を問われている、と思います。おそらく、今の造りはリリースされて、すぐ飲めるタイプだと思います。時間という空間を楽しむのか、目の前の演技を楽しむのか、悩ましことではありますが。満たされかたに共感が得られるかにあります。

久しぶりに飲みながら書いています。今3日の1時です。


グロミス社のバローロ

2015-01-01 00:58:21 | イタリアワイン

年前からグロミス社のバローロを飲んでいます。NHKのいく年くる年を見、さだまさに移り、何か書こうと思っていますが。何も書けません。酔っています。ほんわかとして、とても美味しいです。