平素より筑波大学硬式野球部へのご支援、ご声援ありがとうございます。
第14回は山崎晴登(体育4・松山東)と山田拓朗(体育4・川越東)です。
是非ご覧ください!
筑波大学硬式野球部への応援、ありがとうございます。学生トレーナー4年の山崎晴登と申します。
世界で初めてアイブラックを付けてハッピースをしたことを誇りに思っています。
ラストシーズンに向けてブログを書かせていただくのですが、大学野球で何も残せなかった私の過去は振り返りません。
残された時間で、この野球部の未来に向けて何か残せるものがないか探してみます。
さて、皆さんは「変化」についてどのように考えていますでしょうか。
自分の変化について悩んでいる方がいましたら、少しでも励みになればいいなと思います。
このブログを読みながら、少しだけ体を動かしていただきたいです。
両手の人差し指を天井に向けてください。そして車のワイパーのように、両手の人差し指が常に同じ方向を向いたまま動かしてみてください。
しばらく動かしたら、その速度を一気にあげましょう。限界まで速く動かしてください。
動きに変化はありましたでしょうか。
恐らく多くの人が限界まで速く動かそうとした時、両手の人差し指がお互いを向き合うような動作に変わったと思います。
その変化に予兆はありましたか?
予兆もなく、突然動きが変わったと思います。
変化したきっかけは?
指を動かす速度を変えたことです。
このように変化というのは、なにかきっかけが与えられることで突然現れます。
トレーニングを必死にやっても体が大きくならない。バットをたくさん振っても打球が飛ぶようにならない。
このような悩みを持っている選手、多くいるのではないでしょうか。
練習やトレーニングを変えるということは皆さんよくやると思います。
食事を変えてみる、寝る時間を変えてみる、バットを変えてみる、構えを変えてみる。
このようなちょっとしたきっかけを与えてあげることでも、大きな変化が得られる可能性があります。
昨年書かせて頂いた「ホメオスタシスを打ち破る」というブログでは、成長の難しさを「壁」に例えました。
しかし私たちが超えるべき壁だと思っていたものは、実は風船のようなものだったのかもしれません。
壁であれば時間をかけて少しずつ超えなければなりませんが、もしも風船であるならば針を得ることをきっかけに簡単に打ち破ることができます。
きっかけさえあれば、私たちはすぐに変わることができるということです。
とは言ったものの、「きっかけ」を得ることがすごく難しいですよね。
針を使うという発想を持つこと、針を正しく使用すること、とても難しいことです。
針の使い方を間違えると怪我をしてしまうし、良い結果も得られません。練習やトレーニングも同じです。
この選手には針が必要だと見抜き、その正しい使い方を教えられるような4年生でありたかったです。
まだ少しだけ時間があるので、たった1人にでもきっかけを与えられるように頑張ります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
体育専門学群4年 山崎晴登
愛媛県立松山東高等学校
こんにちは。筑波大学硬式野球部4年の山田拓朗です。このブログを読んでくださりありがとうございます。
僕にブログの順番が回ってくるのは後半で、おそらくこれまでにみんなが素晴らしいブログを書いてくれていると思うので、僕はあえて余談から入ろうと思います。
うちのピッチャー陣は、練習でのアップ時やトレーニング時などに曲を流します。選曲はその年のトレーナーに任されているのですが、それぞれ個性が溢れていて僕はとても好きでした。
僕が1年生の頃のトレーナーである田上さんは、平成初期に流行った曲をよく流していました。
これまで今流行りの曲しか聴いていなかった僕にはとても新鮮で、それ以降平成初期の曲を好んで聴くようになりました。
その中でも特に僕が好きな曲は、「DIAMONDS/PRINCESS PRINCESS」と「Sunny Day Sunday/センチメンタル・バス」です。特にDIAMONDSを聴くと、猛暑の中悶絶しながらやってた体幹を鮮明に思い出します。
僕が3年生の頃のトレーナーである小川慶悟さんは、流行りの曲と少し懐かしい曲を組み合わせて流していました。
「ヘビーローテーション/AKB48」や「今宵の月のように/エレファントカシマシ」のように、久しぶりに聴くとテンションが上がる曲があったりして結構好きでした。
慶悟さん、引退したらまた焼肉連れて行ってください。
そして現在、同期であるトレーナーの高木は、流行りのアーティストの中でも絶妙な選曲をしていて、これも結構好きです。
「damn/藤井風」や、「絆の奇跡/MAN WITH A MISSION & milet」といったように、有名だけどド定番でも無い曲を流してくれます。
ちなみに、高木がトレーニング中に流していたことがきっかけで、藤井風さんの曲を聴くようになりました。あと少し、トレーニング時の選曲楽しみにしてます。
その中でも特に印象に残っているのが、僕が2年生の頃のトレーナー、森さんの選曲です。男子校魂が溢れる森さんを漢字一文字で表すとしたら、「漢」です。
そんな森さんがよく流していたのが、「BABY BABY/銀杏BOYZ」です。初めて聞いた時は暑苦しい曲だなぁと思ったのですが、時間が経つにつれて僕の大好きな曲になりました。
今でも、1人でトレーニングをするときに聴いてます。
そんなBABY BABYのなかで好きな歌詞があります。
サビにある「何もかもが輝いて 手を振って」という部分です。
この曲は恋心を歌ったものらしいのですが、僕の大学野球生活を振り返ってみても、この歌詞に当てはまるものがあると思いました。
入学と同時にコロナ禍がやってきて、オンライン上でしか会えない同期と切磋琢磨したこと。
筑波に来てからも満足に練習できず、みんなで近くの公園を巡ってキャッチボールしたこと。
先輩方のプレーをみて、「野球で食っていく」とは何かを思い知らされながらも、必死に食らいついたこと。
偶然に偶然が重なって取材を受けることになり、「半袖王子」という絶妙なニックネームをつけていただいたこと。
猛暑の中、吉本さんと一緒にプライオトレーニングに励んだ日々のこと。
リーグ戦、1点差の痺れる場面で出番を頂き、勝利の喜びを皆と分かち合えたこと。
怪我と不調で全てが上手くいかなくなり、グランドに行くことが嫌になったこと。
でもそんな時にも「一緒に頑張ろうぜ」と言ってくれる仲間がいたこと。
楽しいことや嬉しいこともあれば、しんどくて辛いこともありましたが、今となってはその全ての日々が、BABY BABYの歌詞のように輝いて手を振っているように感じます。
そしてきっと、これから始まる最後のリーグ戦もすぐに終わって、数年後には思い出になっていると思います。だからこそ、「いい思い出だったね」では終わりたくないです。絶対優勝しよう。
最後に、お世話になった方々への感謝を綴らせてください。
まず父さん、母さん。
小学校3年生の頃から今まで、何一つ不自由なく野球をやらせてくれてありがとう。手間も時間もたくさんかけてくれて、ありがとう。野球という夢を追いかけてきた14年間、とても幸せでした。
そして、ダメになりそうな時に「お前ならできる」と言って根気強くアドバイスを下さった河崎達成さん。本当にありがとうございました。達成さんに胸を張れるような活躍ができるように、ラストシーズン全力でやり抜きます。
そして、野球部のみんな。着るものや所作まで真似したくなるほどカッコよくて憧れの先輩方。僕のどんなくだらないギャグにも笑顔で返してくれる後輩たち。そして、個性の塊で、どんな時にも一緒にいた同期のみんな。今の自分があるのは全ての先輩、後輩、同期のおかげです。本当にありがとう。
野球に出会えてよかった。
体育専門学群4年 山田拓朗
川越東高校