toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「東京零年」 赤川次郎

2015年08月31日 | 読書日記
私の知ってる赤川次郎とは全く違う作風の小説。

過剰に管理された国家権力が、それを維持することを最優先に活動する近未来日本。
そこで最高権力に近いところにいた人間とその家族、そして彼に抹殺された人間達のドラマ。

前半は何がなんだか良くわからないが、急に過去の回想になり全体像が分かってくる。
異常な設定でだけど割と平凡な結末で少々物足りない感じ。
ただし、そこに至るまでのストーリは面白く読める。




集英社
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